「華族夫人の忘れもの」

   
単行本   文庫 


華族夫人の忘れもの
畝源太郎の妹のお千代がお得意様の奥方様を泊めてくれと「かわせみ」へ紹介してきたのはなんと華族夫人であった。
士族の娘
花世の知り合いで元旗本の娘お秀は古代裂屋の「入川」で働いていた。その「入川」から源太郎が用心棒を頼まれた。
牛鍋屋あんじゅ
明石橋の袂にある運上所の前の堀に男の死体が上った。その男の死に不審をもった源太郎が見つけたのは印銀のかけらだった。
麻太郎の休日
休日をどう過そうかと考えていた麻太郎の前に知り合いの勘吉が走り込んで来た。勘吉は「親父を殺した・・・・・・」と懐中からピストルを取り出した。
春風の殺人
恩師の法要に出席した麻太郎と源太郎は、帰りの猪牙で芸者の梅千代と八重丸に柳橋まで乗せて欲しいと頼まれた。
西洋宿館の亡霊
千春は仏壇の掃除をしていて行方不明の父神林東吾の「遺書」を見つけてしまった。ショックを受けた千春は横浜へ行っている麻太郎に会いに行こうと新橋ステーションへ向った。



| Home | Next |