3月15日 「春風の殺人」 嘉助 「瓜二つでございますよ。その昔の若先生に・・・・・・」
 3月16日 「十八年目の春」 るい 「あんたは、なんでも瓦版なのね」
 3月17日 「柿の木の下」 東吾 「おい、明日は上天気になりそうだぞ」
 3月18日 「桃の花咲く寺」 源三郎 「やれやれ、これで東吾さんをひっぱり出せると、ここへ来たわけです」
 3月19日 「桜十字の紋章」 通之進 「あいつら、わしを老人扱いしよったぞ」
 3月20日 「梅屋の兄弟」 宗太郎 「とにかく、世の中には人智の及ばぬ廻り合せがあるものです」
 3月21日 「桜十字の紋章」 千春 「私共は、父の死を信じて居りません」
 3月22日 「捨てられた娘」 源太郎 「花世さんは不思議なことを考える人ですね」
 3月23日 「春風の殺人」 バーンズ先生 「あれは実に旨かった。麻太郎君も機会があったら、是非、行ってみたまえ」
 3月24日 「桜十字の紋章」 麻太郎 「イギリスで、わたしが持参した紋付の家紋を、或る時むこうの人々が見て感嘆されたことがあります」
 3月25日 「十八年目の春」 お吉 「若先生は、どんな立派な殿方が千春嬢様をお嫁に欲しいといって来られても、決していいとはおっしゃいませんでしょうね」
 3月26日 「宝船まつり」 嘉助 「世の中には、こういうこともある。ありがたいと腹の底から思いましたよ」
 3月27日 「矢大臣殺し」 東吾 「嘉助も呼べよ。花見のかわりだ」
 3月29日 「桃の花咲く寺」 源三郎 「おや、東吾さんは土壇場になって逃げ腰ですか」
 3月30日 「人魚の宝珠」 るい 「うちの旦那様は本当にお口上手だから。あっちこっちの女の方がすっかり本気になって・・・・・・」
 3月31日 「梅屋の兄弟」 源三郎 「八丁堀の人間は口が固いものですよ」
 4月 1日 「浅妻船さわぎ」 お吉 「長助親分にも困りますねえ。なにかというと、いい女を餌に若先生をひっぱり出しに来るんですから・・・・・・」
 4月 2日 「稲荷橋の飴屋」 お晴 「近所のお寺の坊さんがつけてくれたそうです。雨がどんなに続いても、晴れる日は必ず来る。元気に生きて行くようにという意味だとか・・・・・・」
 4月 3日 「メキシコ銀貨」 源三郎 「どうも昔を見る思いがしますね」
 4月 4日 「清姫おりょう」 長助 「あちらは格別でございますよ。鬼の番頭さんに鬼のお吉さんの目が光ってます」
 4月 5日 「春風の殺人」 マギー夫人 「そりゃあ見事でしたよ。どこへ行っても、桜、桜、日本の人は本当に桜が好きなのがよくわかりました」
 4月 6日 「佐助の牡丹 文吾兵衛 「千春嬢様は、この親父が抱っこをして参りましょうか」
 4月 7日 「稲荷橋の飴屋」 東吾 「色なんぞ黒くたっていいじゃないか。お石だってここへ来た当座は洗っても洗っても白くならないと当人が泣いたものだったが、今じゃ色白の器量よしだ」
 4月 8日 「鯉魚の仇討」 お千絵 「よろしいのでしょう。東吾様はお船だそうですし、たまには気晴しをなさいませ」
 4月 9日 「春風の殺人」 麻太郎 「源太郎君らしくもない。初心な話だな」
 4月10日 「江戸の蚊帳売り」 るい 「きまりが悪くて生きた心地がしませんでした。お吉はところかまわずおかしなことをいい出すし、それを貴方がまじめに相手をなさるから・・・・・・」
 4月11日 「春の鬼」 源三郎 「昔の、どなたかさんと少々、似ているようで・・・…」
 4月12日 「清姫おりょう」 るい 「こないだ、お吉が雷よけの御札をもらって来てくれましたの。それを持って蚊帳に入っていましたから……」
 4月13日 「菜の花月夜」 宗太郎 「驚きましたよ、まさか、昨夜の話をおるいさんにぶちまけて、朝っぱらから叩き出されて来たのじゃあるまいかと……」








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