「人は見かけに」では「ひょっとすると〜以下」削除されているのが残念。


人は見かけに
変更点
ちょうど、八ツ(午前二時)をすぎた頃、宿屋稼業としては、まず、客を迎える準備もすんで、 追加
女は声をあげて苦しみ出し、やって来た医者は一目みるなり 追加
政吉は、窮屈そうに膝を揃えて、かしこまっている。 「かわせみ」の浴衣の膝を窮屈そうに揃えて→窮屈そうに膝を揃えて
こちらのおかみさんに、お礼がわりにおいて行くつもりでごさんしたが ござんしたが→ごさんしたが
(これは間違いだと思います)
「あいにく、軍資金がないんだ。飲むなら、かわせみへ行こう」 『かわせみ』→かわせみ
(以後すべて変更)
東吾は上布の着流しで、源三郎もの単衣という同心らしくない恰好で 麻→絣
丸正というのは、少々いわくのある大店だといいかけて 「丸正」→丸正
やむなく嫁入りとなったような話でございます 止むなく→やむなく
じっとしていられなくて、東吾は畝源三郎の屋敷へ出かけて行った。 長屋→屋敷
一緒に出て来た若い衆の着ている半纏に丸正の名が入っている。 半天→半纏
「これは、神林の若先生・・・・・・今、丸正から使が来まして・・・・・・」 若様→若先生
ひょっとすると、私達のことが、お耳に入ったのでしょうか」
 るいが気を廻した。
「帯どめのことで、もしかしたら、おわかりになってしまったのかも・・・・・・」
 るいはくよくよしたが、東吾は今更、驚きもしない。
「俺達の仲に、今まで気づかないほど、ぼんやりの兄上でもなかろう。
とにかく、今夜はおおっぴらだ」
削除
奉公人達もぐっすり眠り込んでしまった丑の下刻(午前三時頃) 追加
それを材木の内部をくりぬいて、つめ込んで江戸へ運ぶ。 くり抜いて→くりぬいて
俺を、まるっきりの蚊帳の外におきやがった」 つんぼ桟敷→蚊帳の外
人は見かけに、といえば、もう一つ、こればっかりは、東吾も源三郎も、あっけにとられたことがあった。 みかけに→見かけに
やっと、首がすわったばかりの赤ん坊は、男のたくましい腕の中で、よくねむっている。 削除


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