「かわせみ」も明治編に入り、明治編ならではの新レギュラーも登場していますね。そこで春霞さんが早速その新レギュラーに挑戦して下さいました♪
江戸から明治へ、春霞さんの創作意欲は衰えることがないようです。これからどんな人々が登場するのか益々楽しみになって来ました。

春霞さん制作秘話

明治編で新しくレギュラー入りをしたDr.バーンズを作ってみました。まさか「かわせみ」で外国人がレギュラーになるとは思ってもいなかったのですが時が流れたのですねぇ。1年ほどのお話の中にバーンズ先生の着衣についての記述はフロックコートを着て出かけるというくらいしか書かれていませんので、お医者さんの定番、白衣を着せてみました。紳士標準寸法の1/5で型紙を作り本格仕立てをしています。襟付けや袖付けは小さくてミシンかけがたいへんでした。
和服より洋服のほうが難しいですね。髪の毛は金髪にしてみましたが今まで作ったものの中に置くと一人だけ浮いて見えます。ファミリーのマギー夫人とたまきさんも添えておきます。
たまきさんの髪型は今のかわせみでは禁句なのですが明治初期の束髪で“行方不明”(毛先がどこに隠されているのか判らないというところが名前の由来)といいます。

白衣を着たDr.バーンズ、それにお姉様のマギー夫人とたまき夫人も一緒に登場!ほんと素晴らしいです。これまでくくり袴姿に薬籠を提げた医師姿の宗太郎先生が登場していましたが、さすがDr.バーンズは白衣姿が明治になったんだなぁと感じます。(管理人)


リチャード・バーンズ
千春がバーンズ先生といったのは、築地居留地で開業している医師である。御維新前に来日し横浜で医療にたずさわっていて、同じく医師である麻生宗太郎と親しくつき合って来た。
弟のフィリップ・バーンズがイギリス領事館に勤務していて、兄弟揃って親日家であり、麻生家とは家族ぐるみ昵懇でもあった。
(「築地居留地の事件」より)



ファミリー登場!
マギー夫人
出迎えたのはバーンズ医師の姉に当るマグダラ・バーンズ、通称、マギーと呼ばれている女性で、年齢はバーンズ医師より一歳年上の五十三歳、一度、結婚したが夫と死別し、薬剤師の勉強をして、弟の許で暮しているというのは、麻太郎もよく知っている。

たまき夫人
理由は、バーンズ医師の妻のたまきが日本人の故である。
家庭での会話を日本語にするといい出したのはマギー夫人で、
「リチャードとわたしが母国の言葉で話せば、たまきさんには聞きとりにくい会話になる場合もあるでしょう。それでは、たまきさんが孤独になりますから・・・・・・」

(「築地居留地の事件」より)


                                     

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