[2500] 受け継ぐということ moe 投稿日:2003年6月16日<月>20時38分 高校生の娘が「弓道」をしていますので、初めて試合を見に行きました。男女とも白木綿の上着に黒の袴姿。試合の始まりから終わりまできちんとした作法があり今時の「若者」も神妙な面持ちで弓を引きます。古式ゆかしき、なかなか味のある雰囲気でした。武道だけのことではなく、このような「型」を重んじてきたものは数々あります。 『かわせみ』の中では神林家や麻生家の後継ぎ問題、家柄というか階級問題、お店の継承などありました。全てこの「型」を受け継ぎ守り抜くということだと思います。 現代社会にもまだまだ「伝統」として受け継がれていくものもありますが、悪しき伝統として無くなってきたものもあります。『かわせみ』を読んでいると武士社会は武士なりの、庶民は庶民なりの思わぬしがらみを読み取ることができて切なくなることがあります。 管理人 投稿日 : 2003年6月17日<火>00時24分 moeさん、こんばんは。 お嬢さん、弓道をしてらっいらっしゃるんですか。カッコイイですね!テレビなどで見ていても、いつもは茶髪の現代っ子達もあの姿になると、途端にびしっと日本人になっちゃうんですよね。 一点に集中して弓を引く瞬間は、なんとも言えない緊張感を感じます。 武家には武家の、家には家のしがらみがあり、東吾とるいもそんなしがらみに縛られかねないところを、お互いが強く想い合い、無事祝言をあげることが出来ました。下手をすると悲恋になりかねなかった。幕末という時代もあったのかも知れませんが、世間のしがらみを越えて添えたことがとても嬉しいです。 朝霧 題名:我が家でも 投稿日 : 2003年6月17日<火>00時10分 管理人様お見舞い申し上げます。くれぐれもお大事に。 時々ロムってはいるのですがいろんな話題がにぎわっていて楽しく読ませていただいております。 我が家でも次男が弓道を高校3年間やっていました。綺麗な型と作法、そして伝統的な衣装で、おお!!っと始めてみたときは感動しました。長男は合気道(2段)、社会人になって剣道(3段)今仕事に役立っております。 発売と同時に図書館にリクエストしていました「江戸の精霊流し」先週手に入り(全く新刊)読みました。時代はどんどん進んでいきますね。幕末、明治と進み「かわせみ」の中の人達はどのように変わっていくのでしょうか?平岩先生の心と頭の中を覗いてみたいです。楽しみです。 50歳の老女にがっくりし、源太郎ちゃん、麻太郎ちゃん、花世ちゃんの成人する姿を想像し楽しかったです。 着物、蚊帳、カラー、お勉強になります。ありがとうございます。 >>こでまり様、NHK出版の「鷹羽狩行の一句拝見」本屋さんで探してみるのですがいまだに見つかりません。どのような本なのでしょうか???「こんげつのはいくりんぐ」苦戦しております。 |
[2499] それぞれのイメージカラー ゆい 投稿日:2003年6月16日<月>18時27分 こんにちは。たまこ様ん家でお願いしたことなんですが・・・。 着物研究会のリスト集め、みなさまの暖かい励ましと、ご協力によって、ドンドン進んでいます。ありがとうございます。 春夏秋冬で登場人物の着物を分けているんですが、主な登場人物の名前のところを色で書きたいと思ったのです。黒ばかりじゃつまらないので・・・。そこでふと思ったのですが、みなさま「かわせみ」の面々にはどのようなカラーイメージをお持ちでしょうか? 全員分のイメージでなくていいので、よろしければお知らせ下さいませんでしょうか。私は宗太郎先生はさわやか〜な色系統かな、なんて思っています。 (たまこさま、勝手に宣伝してすみません<(_ _)>) 蚊帳の話、とあるサイトさんで、中学生だと思うのですが、「蚊帳って張ったことないんですよね〜」と・・・。普通「吊る」ですよね・・・。蚊帳を知らない世代なんだな〜としみじみ思いました。私の年代あたりが最後らへんではないでしょうか、蚊帳体験してるのって。 橘 題名:蚊帳のこと 投稿日 : 2003年6月17日<火>01時31分 度々おじゃましています。蚊帳のこと、書き忘れていたことに送信してから気がつきました。 たしかに蚊帳のことで書き込みをしていても、自然に「吊る」という言葉を使っていました。蚊帳という物を知らない世代にとっては「張る」となるのでしょうか。(テントは「張る」ですよね) ジェネレーションギャップでしょうか。 私が幼い頃は、まだ蚊帳吊っていました。入るときに素早く入らないと蚊が入ってしまって大騒ぎになるんですよね。 麻の蚊帳を最初に職人に作らせて、販売したのは近江八幡の商人だったそうですね。琵琶湖の周囲の土地の湿気が蚊帳を織るのに適していたとか。蚊帳のことが紹介されたホームページに書かれていました。ゆい様の故郷だわと思いました。琵琶湖の周りは湿気は多いのでしょうか? 橘 題名:イメージカラー 投稿日 : 2003年6月17日<火>01時14分 ゆい様 こんばんは。 先ほど着物リスト拝見しました。とても素敵で拝見していてとても楽しいです。それぞれの引き出しを開けるとき、とてもワクワクしました。 お手伝いすることもできず、本当に申し訳ありません。何しろパソコンの扱い方にまだまだ不慣れなもので、パソコンに「使われている」状態です。お恥ずかしいかぎりです。心より応援させていただいています。 イメージカラー 色名で検索しながら考えています。ぜひ参加させてくださいませ。結果はこちらの掲示板に書き込んでもよろしいでしょうか? 管理人 題名:色いろいろ 投稿日 : 2003年6月17日<火>00時10分 「かわせみ」ファミリーのイメージカラー。皆さんのご意見を見ていると、るいさん、東吾さんってなんとなくわかるんですが、やっぱり源さんって難しいですね。どんな色にしたらいいんだろうとちょっと考えてしまいますね。まして源さんファンのたまこさんにしたら、大いに悩むところかなと思います(笑) 真野るいさんはドラマの中でよく薄紫系の着物を着ていらっしゃいましたし、小野寺東吾様はやはり紺系の着物だったような。 浅黄裏 題名:イメージカラー 投稿日 : 2003年6月16日<月>21時07分 こんばんは。 たまこ様のところで知って、今いろいろと考えてるところです。 手元には20年前に出版された「色の歳時記」という本があるきりなので、ちょっとカビくさいのを我慢しつつ頁をめくっています。また、御報告しますね。 それから「秘曲」についてメールした時、自分の目に見える範囲で勝手に改行したりしたので、ゆい様のお手元に届いたときには文章がぐちゃぐちゃになっていたかもしれません。次回から気をつけますのでお許しを・・・。 たまこ 題名:イメージカラー 投稿日 : 2003年6月16日<月>20時58分 ゆい様が帰ってらしたら、また皆さんにお願いしなくちゃと思ってて、すっかり忘れておりました〜 そういう訳でよろしくお願いいたします(リストは↓ですがもちろん、全員でなく、一部で結構です)。掲示板でも私のほうへDMでも。 これは文字色ですから、着物に詳しくなくてもご協力頂けるということで、楽しみにしております! |
[2498] 蝙蝠 浅黄裏 投稿日:2003年6月16日<月>10時45分 蚊帳に描かれた蝙蝠の絵についてですが、橘様のおっしゃるとおり蝙蝠は中国では縁起のいい生き物とされています。 「蝙蝠(bian fu)」は「遍福(bian fu)」と同じ発音なので、「あまねく幸福を呼び込む」という意味に通じるとされているからです。(厳密には声調が違うけど。) 特に五匹の蝙蝠は五つの福に通じるので蝙蝠は五匹描かれることが多いようです。 中国の例えばマグカップとか洗面器とかいろんな物にデザインされています。 「五福捧寿」と言って寿の字を真ん中に書いてその周囲に五匹の蝙蝠を模様化して描いたり。 五つの福とは中国人の尊ぶ「寿」「富」「康寧(健康)」「好徳」「考終命」なんですが、そこまで中国文化の影響を受けているとは思えないので、きっと蛍様の説の通り蚊を食べてくれるから、ですね。 関係ないけどカステラの福砂屋(字、合ってますか)のマークが蝙蝠ですね。 のばら 題名:こうもり飼ってました 投稿日 : 2003年6月16日<月>20時43分 一時期、こうもり飼ってました。中学生の頃。家に普通にいる小さいこうもりでした。 犬が小突いたらしく、軒したでばてていたのです。 胴体には鼠みたいなつやつやの毛が生えてて、さらさらで、なつくと結構かわいかったのですが世話の仕方が悪かったのだと思います、死んでしまいました。 昔のお皿にもこうもり柄ありますよね。 橘 題名:蝙蝠のマーク 投稿日 : 2003年6月16日<月>18時47分 浅黄裏様 こんばんは。 蝙蝠というのは実におめでたい生き物として考えられているのですね。とても感心しました。蝙蝠のマークのグッズ、買いたいと思いました。 福砂屋のカステラ大好きです。「源太郎の初恋」の中で、麻生家でおやつにカステラが出される場面がありましたね。あの場面を読むたびにカステラが食べたくなります。長崎のお店のカステラは下に敷かれたザラメの部分がおいしいですね。源太郎君が食べたカステラ、下にザラメがあったでしょうか? 麻生花世 題名:蝙蝠の鍔 投稿日 : 2003年6月16日<月>14時34分 私の愛読している「公家侍秘録」というコミックに刀の鍔師の話が出てくるのですが、その中に蝙蝠の鍔というのが出てきて、東洋では縁起のいい生き物だったというのを初めて知りました。 たかだか百五十年くらいで、忘れてしまい西洋思想にかぶれて蝙蝠のイメージが悪くなっていたというのは驚きでした。 金座の後藤家は、細工師の家でもあるようで、分家の一つは刀の鍔師の家元になっていたそうです。 |
[2497] 雨の日 こでまり 投稿日:2003年6月16日<月>10時35分 管理人さん、お早うございます。こちらも先週、梅雨入りしました。 今朝はまだ空が明るく、その分ムシ暑いのですが、それでも降らないでいてくれると、ホッとします。 管理人さんは出かける予定がなければ、雨の日がお好きといつかおっしゃっていましたね。 先日テレビのお家の紹介番組(渡辺篤さんの)で、大きなサッシ窓を斜めに配置して、雨の流れを部屋の中から楽しめるような工夫をしているお宅を紹介していました。水槽の中にいるような気持ちになれそうで、いいなあと思いました。 昨日の父の日はいかがお過ごしでしたか。実家の父は、今北海道に遊びに行っているはずなので、私は何もしませんでした。エヘ。 管理人さんは鎌倉かしらなどと思ってみたりしておりました。 かわせみの中の理想の父って、誰でしょうね。もちろん読む人によって、違うのでしょうが。 さて、今から配達に行って来ま〜す。 小式部 題名:そうだったんですか 投稿日 : 2003年6月16日<月>22時38分 管理人さん、こんばんは。お加減が悪かったんですね。最近ご登場が無いので、何となく心配しておりました。 体調を崩しやすい季節ですよね。HPのお仕事もご無理なさったのでは・・。どうぞゆっくりと休養なさってくださいね。皆様もお気をつけて。 のばら 題名:おだいじに・・・。 投稿日 : 2003年6月16日<月>20時36分 管理人様、どうかおだいじに・・・。御無理なさらないで下さいね。 わたしは去年の今ごろひどいカゼでした。父の日は珈琲をおくりました。実家には何もせず・・・。 ま、遊びに来てたのでそれで良しとしてもらおう、と・・・。 橘 題名:雨の季節ですね 投稿日 : 2003年6月16日<月>19時07分 皆様こんばんは。 管理人様、体調を崩されていたとのこと。お見舞い申し上げます。 8度5分の熱はかなり大変だったのではないでしょうか? 湿気が多くて汗ばむ割には気温が低い日が続いていますね。体調を崩しやすい季節ですね。 管理人様、どうぞお大事に。皆様もどうぞご自愛くださいませ。 庭の額紫陽花がようやく咲きました。まさに雨の季節ですね。私も外出をしない日の雨、好きです。庭先の樹木の葉がとても美しく見えます。ときどき窓を開けて深呼吸すると、とても深く息が吸い込めて、体の中がきれいになったような気がします。 たまこ 題名:夏風邪? 投稿日 : 2003年6月16日<月>14時34分 こでまりさん、管理人さん、こんにちわ。 管理人さんはお熱が8度5分もあったのですか。今の時期って疲れがたまりやすかったり、体調くずしやすいですよね。よく休養をとってお大事になさって下さい。私も更新しなくちゃならない物がいろいろたまっているのですが、眠くなると我慢しないですぐ寝てしまうので全然進みません(皆さんごめんなさ〜い)が、お蔭で健康だけは維持しています。 ところで、かわせみ「理想の父」は…東吾さんも源さんも宗太郎先生もそれぞれ、素敵なお父さんになりましたが、もっと年上の所でいくと私は「曾孫も立派な桶職人に」と現役バリバリのスーパーおじいちゃん仙五郎親分のお父つぁんなんか好きですねー。あと、祖父母のいない神林家や畝家もぜ〜んぶ引き受けてジジ馬鹿ぶりを発揮している麻生の殿にも、いつまでも長生きしてほしいです。 こでまり 題名:お大事に 投稿日 : 2003年6月16日<月>14時20分 体調を崩されていたんですか。8度5分では大変ですね。 今頃から夏の頃の風邪って、お布団着てると暑いし、かと言って薄くしてると朝方冷え込んだりするし、体調整えるの難しいですね。どうぞ、お大事になさって下さい。 斜めの窓のお家は、ご主人が車椅子で生活されている方で、外から見るとまるで倉庫みたいなフラットな家なのに、中に4箇所くらい中庭があって、そのうち2箇所の中庭の窓が斜めだったと思います。 中庭の地面の上にはステンレスが敷かれていて、そこに雲の流れが映ったりするそうで、とてもおしゃれな家でした。 管理人さんも斜めにしたかったんですか。それは本当に残念! ところで新コンテンツを企画とか。なんだろう〜。楽しみです。でも、無理はしないで下さいね。気長に待ってます。 管理人 投稿日 : 2003年6月16日<月>13時20分 こでまりさん、こんにちは。 こちらも梅雨入りはしたものの、この週末はほんのちょっと雨が降ってあとは結構お天気には恵まれました。 週末に新コンテンツをアップしようと作業していたのですが、昨日、また熱を出してしまいダウンしていました。 結構熱には強い方なのですが、さすがに8度5分はきつかったです。 渡辺篤さんのお家番組、毎週楽しみに見ていますが、それは見逃したみたいです。でもそんな風に窓を斜めにして雨がみられるというの、したかったんです! でも設計の関係で無理でした(泣) あと、大きな窓がある喫茶店とかで雨が流れていくのを見てるのも大好き。ほんと日がな一日雨を眺めていても飽きません。 管理人、主人の父が健在ですが、都内なのになかなか会いに行けなくて、電話だけしました。出来の悪い嫁でして(笑) 非常勤ですが、まだ現役で働いていますので、いつまでも元気でいて欲しいなと思っています。 |
[2496] 蚊帳売りの美声 蛍 投稿日:2003年6月16日<月>01時05分 花世様の蚊帳売りの声に便乗します。 江戸の蚊帳売りは日本橋にあった「近江屋」(蚊帳の発祥は近江地方とのこと)と言う蚊帳の店が、美声の者を雇いい市中を売り歩いていました。一声歌う間に一町歩くほどに声を長〜く伸ばし、響かせるように歌っていました。 〜逢う恋、待つ恋、忍ぶ恋、駕籠は、シテこい、萌黄の蚊帳、呼んでこい〜 歌う声の良し悪しで日当も違っていたようです。宝永の末の頃(1710年頃)大阪の天満喜太夫と言う歌の名人が喧嘩をし、江戸へ逃げて来ました。日本橋の駿河町に住み、呉服屋の蚊帳売りに雇われました。生来の美声で「萌黄の蚊帳〜」と売り歩いていたところ、思いのほか良く売れました。これが蚊帳売りの呼び声の始まりだそうです。 江戸の頃は蚊帳と蚊遣りを使っていました。蚊遣りの入れ物が何故に豚なのかはっきりとは分からないのですが、豚は火伏せの神様と言われていましたので、火事の多いい江戸の事、縁起を担いだと思われます。 だるまさんの蚊遣りダルマもあったようです。 麻生花世 題名:そうです 投稿日 : 2003年6月16日<月>14時28分 夏になる前に、売り子さんに売り声を特訓したのだとか「もーえーぎーのーかーやー」と一声で・・ 「江戸の蚊帳売り」でお吉さんに「売り声がよくない」といわれるような売り子さんが路上デビューできたかどうか疑問です。ボイストレーニングして見込みなしなら、他の売り子さんをさがしたんじゃ・・ 「かわせみ」に出てくるエピソードの「よしこの」の芸人で師匠に破門されて蚊帳売りになったというのは天満喜太夫の話が元かもですね。 |
[2495] 蚊帳の中の蚊 橘 投稿日:2003年6月16日<月>00時48分 麻生花世様 こんばんは。返信いただきましてありがとうございます。 夏は布団を、冬は蚊帳を質入するという話をどこかで聞いたことがあります。 なるほど、ご指摘のようにしっかり保管をしていてくれる便利なトランクルームとして使っていたのかもしれませんね。 幼い頃蚊帳に入るとき、いつも父親から「早く入れ」と急かされました。 入り方が難しいというかコツがありますよね。うっかりして中に蚊が入ったときに父親から怒られたこと、その蚊に刺されると、とても痒かったこと、蚊帳の中の暑さ。夏の思い出です。 麻生花世 題名:トランクルーム代わり 投稿日 : 2003年6月16日<月>14時22分 に使われては質屋さんも商売にならないしたまったものではないんじゃ?と思ったのですが、それでも商売になるようになっていたのか?そこのところが謎です。 「そうそう冬物請け出してこなくちゃ」 舞台版「銭形平次」(時代考証あやしいと槍玉にあがっているものの一つですが」でおかみさんが質札を手に・・ 質屋さんは嫌な顔をしなかったのでしょうか・・ |
[2494] 蚊帳のこと 橘 投稿日:2003年6月15日<日>22時43分 蛍様 こんばんは。 蚊帳についてとてもご丁寧、ご親切にご説明いただきましてありがとうございます。とてもわかりやすくたくさんの情報を教えていただきまして、感動しています。本当にありがとうございます。 雁、蝙蝠、南天の絵が描かれていたこと、その意味納得しました。 蝙蝠は現代ではあまり良いイメージを持たれませんが、とても役立つ生物なのですね。中国ではおめでたい生物とされているようですね。ご紹介いただいた「紙の蚊帳」のページ拝見しました。麻の蚊帳は本当に贅沢品だったのですね。「米にして二〜三石」の価値だったとか。江戸時代の冬の質草に使われるはずですね。 麻糸を用いた蚊帳は近江八幡の商人が職人に織らせて、生産を始めたとのことですね。ゆい様の故郷ですね。 雷が鳴ると蚊帳を吊るというのは、実は蚊帳が絶縁物であり雷除けになるからという理由からだったのですね。(電磁波を遮断すると書かれていました) なるほどと納得しました。 橘 題名:おっこち絞り、拝見しました 投稿日 : 2003年6月16日<月>00時52分 度々おじゃまします。 上の書き込みもこちらへの返信として書き込んでいたと思ったら間違えて新しい書き込みにしていました。すみませんでした。教えていただいたページでおっこち絞りを見ました。 なるほど大胆な図柄ですね。 麻生花世 題名:おっこち絞り 投稿日 : 2003年6月16日<月>00時30分 検索したら作品の写真の入ったHPを見かけました。この柄を見た限りではたしかに大胆な柄という印象です。 麻生花世 題名:冬の質草 投稿日 : 2003年6月16日<月>00時25分 北大路さんの「銭形平次」を舞台化したのをTV中継したのを昔見たことがあるのですが、真野あずささん演ずる平次の妻が季節外れの衣類を質入しているシーンがありました。 家がせまい庶民は半ば質屋さんをトランクルームかわりに使っている確信犯的な人がいたかもしれません。 新品なら米二〜三石でも、中古ならお安く手に入るかもしれないですし。(それとも子々孫々受け継いでいたのでしょうか?自信ないのですが) 麻生花世 題名:江戸の蚊帳売り(一部ネタバレ・・) 投稿日 : 2003年6月16日<月>00時14分 蚊帳の書き込み見ていて思い出しました。エピソードは少し陰惨な話でしたが、お吉さんが「このごろの蚊帳売りは売り声がよくない」とこぼしていたところ、最後の方になって、破門された芸人が蚊帳売りに転職していた。(捨てる神あれば拾う神あり・・)去年の夏、NHKで夏の特番で「お江戸でござる」をもとにしたクイズ番組をやっていました。 蚊帳売りは「かわせみ」にも出てくるように呉服屋(近江商人)の手代と売り子がペアになって売り歩くのですが、シーズン前に売り子の特訓をするけれど。、何を特訓するか。という問題でした。答えは明日とかでいいですか?(番組見られた方多いかも) あと、おるいさんが雷になると蚊帳に入るのに意味があるのか?と思っていたのですが、先ほど検索していたら、麻の蚊帳には電磁波よけの効果があるらしいので、雷になったら蚊帳に入るというのは意味のないことではないそうです。 蛍 題名:庶民は綿 投稿日 : 2003年6月16日<月>00時10分 今晩は。 「かわせみ」ではどのような蚊帳だったのか想像するしかないのですが、たぶん麻出てきていてぼんやり薄く「るい」さんの姿が浮かび上がっているのでしょうね。 蚊帳の質草あったと思います。でも裏長屋の庶民ではなくて、お侍さんも結構暮らしに困っていたようですし、命より大事な「武士の魂」の刀や先祖伝来の家宝まで質にしたので、蚊帳を質に入れるのなど抵抗もなかったでしょうね。まあ、文献にはありませんが。 鎌倉、昨日は本当に混んでいました。この時期のお目当ては誰も一緒、明月院まで延々タラタラとおよそ40分ほど行列をしました。行列した甲斐がありました。紫陽花は今が見ごろです。「八幡宮」でも紫陽花展開催していました。 橘 題名:お恥ずかしい 投稿日 : 2003年6月15日<日>23時09分 度々おじゃましています。 自分の書き込みを読み返していて、間違いに気がつきました。麻の蚊帳はとても高価と教えていただいたのに、「江戸時代の質草云々」と書いていました。お恥ずかしい限りです。穴があったら入りたいくらいです。 江戸時代の庶民が使用していた蚊帳、よく質草に使われる蚊帳そんなに高価な物ではなかったでしょうね。紙か木綿でしょうね。本当に失礼いたしました。 |
[2493] 蚊帳について 蛍 投稿日:2003年6月15日<日>21時06分 ↓蚊帳の続き。以前の書き込みとダブルことがあるかも知れません。自分が何を書いたのか忘れてしまいました。 「蚊帳」は以前は「虫」ヘンに「厨」と書いて、カヤと読んでいました。その後江戸時代ななり「蚊帳」や「蚊屋」とも書きました。蚊やり火(カヤの木の小枝を焼き、その煙でいぶして蚊を寄せ付けないようにした物)は奈良時代の和歌にも詠まれていますが、蚊帳の事は平安時代に作られた「皇大神宮儀式帳」に僅かに見られるだけです。室町時代の「吉田鈴鹿家記」に宝徳元年(1449)4月5日、花園殿から御葛篭一荷と蚊帳一帳が届いたとありますので、室町時代には夏になると蚊帳を吊るさげていたのでしょう。その頃はヒモや鴨居に掛けて吊るすのではなくて棹(さお)を四角く枠取り、それを天井から吊り、その棹に蚊帳を掛けていました。 でも毎日付けたり外したりしたのではなく、吊るす日は吉日を選び、また外す日も吉日を選んで行い、普段は棹に引っ掛けた状態でいました。江戸の初期の頃はまだこの棹式でしたが、棹を作るより蚊帳をそのまま引っ掛けた方のが手間がかからないのか、棹式はいつの間にか廃れてしまいました。 蚊帳の生地は最上が「紗」または「絽」でしたので、友禅蚊帳もあったかもしれません。普通は「綿絽」か「麻」で、緋縮緬か浅葱(きみどりかかった薄い水色)縮緬を蚊帳の裾に付けて、飾りと重しをかねたようにした物もありました。 でもずっと以前には普通物といっても庶民には高価でしたから、和紙の蚊帳でした。確かに蚊帳の色は「萌黄(萌葱、萌木、)」(いずれも深い黄緑のような色)と決まっていました。今は使われていないようですが、当時は「塩基性染料」で染めていたようなので、それが萌黄色に染まったのでしょうか。 染料の事は詳しくありませんので、はなはな様、ゆい様にお願い致します。 たいてい蚊帳には雁の絵や蝙蝠の絵が描かれていました。紙にこの絵を書いてわざわざ吊るさげてもいたようです。模様でもあるのですが、雁の声を聞くと秋風が立ち、蚊がいなくなる、蝙蝠は蚊を食べるとかの蚊除けのまじないでもありました。また、南天の絵の場合もあったようで、南天は夢を食べてくれる、つまり安眠のまじないでした。 「岸井良衛」氏 著 引用 紙の蚊帳、または蚊帳のお話32を検索していただければ、いろいろな蚊帳が見れます。 |
[2492] 色の話 のばら 投稿日:2003年6月14日<土>23時32分 こんばんは。色の話しがでてましたが、わたしも今日、とっても綺麗な本を買ったんです。 「ビーズジュエリー・大人の色づかいレッスン52」というビーズのアクセサリーの本なのですが、帯に゛日本の伝統カラーで作る云々゛とあり、見てみると朱、茜、蘇芳、深緋(こきあけ)、桜鼠、・・・刈安、白緑(びゃくろく)、瓶覗(かめのぞき)、納戸、紫苑、栗皮、紅樺、ともう名前だけでも麗しくうっとり。 もちろんビーズなのできっちりした色(規格に当てはまるような)ではなく、イメージなのでしょうが、なんともいえない色合いがそりゃもう綺麗なのです。アクセサリーのデザインもシックで素適。 私は今のようにビーズ手芸が流行りはじめる、ずーっと前から好きで、今も色々作ってるのですが、本はあまり買いません。でもこの本はもう、ツボ!即買い! 蛍様、もし書店で見かけたら、立ち読みしてみては・・・?キレイですよ♪ でも今日ショッキングな出来事も。今日は娘の誕生日。実家からはるばるじじ婆も来て、お祝のお膳をかこみました。 この間買った、幕末頃の色絵小皿もお祝にぴったり♪と思って使ったのですがいきなりやられました−・・・。暴れた娘の手が、夫の前のお皿にぶつかり、カーン!と隣のお茶碗にお皿をぶつけ・・・端っこが欠けちゃったのです−(・・;) もう大ショック。子供に腹は立たないのですが、へこみました。 大人がこれだけいりゃ−暴れても抑えれるだろうと思ったわたしが甘かった。ゆい様も御用心を・・・。 のばら 題名:返信ありがとうございます 投稿日 : 2003年6月16日<月>02時19分 橘様、蛍様返信ありがとうございます♪ ノリタケのお皿もショックかも・・・。わたしも好きで昔のノリタケいくつか持ってるんですよ〜。今のよりずっとずっと素適ですよね。でも本とに「いつかはこうなっちゃうのね・・・うう」と思うしかないですよね(>_<) 蛍様、ジャズダンスまで!すごい!わたし、運動は全然だめなんですよ。 御親戚の方、本格的なんですねー。わたしは今度7月半ばに友達とこのあたりで開かれる小規模な夏祭りに「カフェアンド雑貨」の店を出すのでそれ様の商品作りにはげんでいます♪楽しみなのです〜。 蛍 題名:元気がなにより 投稿日 : 2003年6月15日<日>14時53分 お誕生日おめでとう御座います。 元気が一番ですよ〜。PCへのお絵かき、色々やってくれますね〜。 でも、器と言う物は使われるためにあるんですよ。使うタメには壊れなければ…。お誕生日に使ってくれるなんて、器も喜んでいますよ。結果残念なことになりましたが、そう思って、また別な器を出して上げて下さい。 我住まいしますところは田舎ですから人寄せも多く、それこそ小皿、お湯のみ、ご飯茶碗とそれぞれ百セット位は揃えてあります。もう自宅での人寄せの時代でもなく、私もちょっとでもかけると仕舞い込んである物を出して使ってあげるようにしています。 ご紹介のビーズのご本は拝見した事はありませんが、親戚の者が某カルチャースクールにてビーズ関係の教師をしておりますので、まんざらビーズ類の事は知らなくもてありません。自分自身の勉強のためと生徒さんに見せて差し上げるためにその類の本も結構もっていて、ビーズとは思えないような細工物もありますね。 本職はアクセサリーの方ではなく、細工物、たとえば薔薇の花束を作ったり、クリスマスツリーを作ったりの方です。 生徒さんには、アクセサリーや今はやりのストラップ類を教えています。生徒さんに見せる試作品が、要らなくなるとこちらに廻ってきます。指輪、ネックレス、ブレスレット、など。私はき金属アレルギーがあり、ピンクパールの偽者の小粒の三連を捻ったネックレスはおきにいりです。娘たちが小学生の頃にジャズダンスを習っており(お金がかかっただけでな〜んにもなりません) そのときに発表会ようのティアラを作ってくれました。宝石以上にソレはソレは綺麗で、いまでも大事にしまってあります。 和色名は本当に趣きがあって、そう呼びたくなります。でも、白鼠(しろねずみ)や銀鼠(ぎんねずみ)はまだしも丼鼠(どぶねずみ)はそのもの過ぎて、う〜ん。 橘 題名:お誕生日おめでとうございます 投稿日 : 2003年6月15日<日>13時27分 のばら様 こんにちは。 お嬢様のお誕生日おめでとうございます。元気で賑やかなお誕生日、何よりですね。 私は少しそそっかしく(母曰くかなりそそっかしい)我が家の食器を破壊するのはほとんど私です。 祖母が戦前から大切にしていて戦時中も無傷で、揃っていたノリタケのケーキ皿をもらった途端に端を欠いてしまいました。このときはかなりへこみました。 おばあさんごめんなさい。でもいまだに本人には言えません。 ビーズ手芸とても憧れています。のばら様ご紹介の本、ぜひ見てみたいです。 |
[2491] 蚊帳の話その2 橘 投稿日:2003年6月14日<土>17時23分 こんにちは。 先日蚊帳について書き込みをしたときに、書き忘れたことがあり再度書き込みをします。 私は昔の蚊帳というと緑色で縁が赤い蚊帳だけしか見たことがないのですが、それ以外の色の蚊帳もあるようですね。(最近ではホームセンター等で青と白のぼかしの蚊帳を見かけたことはありますが) 『雨柳堂夢咄』というコミックの中で「友禅で藍のぼかしに秋草の絵が描かれている」蚊帳のことが出てきます。 想像することしかできませんが、とても美しい蚊帳のようですね。緑色以外の蚊帳を見たことがある方、いらっしゃいますか?「かわせみ」で度々登場する蚊帳はどんな色だったのでしょう。 蚊帳の素材に使われている染料自体に蚊帳を寄せ付けない匂いがあると聞いたことがあります。 橘 題名:紫陽花の季節ですね 投稿日 : 2003年6月15日<日>22時54分 「アド街」録画しました。一部を今見ていました。 第3位が紫陽花でしたね。紫陽花の名所は明月院だけだと思っていたのですが、浄智寺も素敵ですね。 紫陽花はいかがでしたか?人出がかなり多かったのではないでしょうか? トップシーズンの鎌倉、一度行ってみたいと思いながらなかなかその機会がありません。 蛍様、うらやましいです。 お食事処「橘」残念ながら、ご縁はないのです。とても良い雰囲気のお店のようですね。ぜひ行ってみたいですね。 蛍 題名:お食事ところ「橘」 投稿日 : 2003年6月15日<日>20時02分 今晩は。蚊帳については長くなりそうですので、↑に書き直します。 資料をあたっていて、遅くなりました。でも手元にある資料では橘さんの疑問にたいしてお答えになっていないのではないかと思いますが、参考にして下さい。 ところで昨夜「アドマチ」で「北鎌倉」の紹介をしていました。 ご覧になりましたか?。「橘」さんと言うお食事処の事がランキングに入っていましたよ。別名「紫陽花寺」と呼ばれる明月院へ行く途中の右側のちょっと小高い所、カギの手に曲がった石段を登ると小庭が出迎えてくれる、風情のある懐石料理のお店で四年ほど前に友人達とお邪魔しました。とても上品な味付けと盛り付けだった事を覚えています。 なんと、昨日の昼間うちのとふたり、「北鎌倉」へ行っていたのです。お陰さまで(ご心配をおかけしました)体調万全、来週も次の週も埋っており、昨日しかあいていませんので、お天気もよく、うちのが気が変わらないうちに出かけてきました。 その「橘」さんの名前を見つけた時、思わず「橘」さんだ〜と叫んでしまいました。以前は何も感じなかったものが、身近に思えました。時間が早かったために今回は諦めました。珍道中、機会があったらご報告します。 まさか「橘」さんはこのお店の方?これも充分に長いです。 橘 題名:あったらいいな 投稿日 : 2003年6月15日<日>10時01分 おはようございます。 上の書き込みを読み返して、言葉が少し不足していたので、改めて書き込みをしています。 「友禅に藍のぼかし〜」といった美しい蚊帳が本当にあるのかお聞きしたいと思いました。 こんな美しい蚊帳本当にあるといいですね。 蒸し暑い夜も快適に過ごせそうです。 |