白布温泉    国民宿舎   白布          1992.5(宿泊)

宿舎へ
 
五色沼の観光を終わると後は今日の宿泊地である白布温泉に行くばかりである。県道を通って檜原湖にでて、西吾妻スカイバレーを抜けると白布温泉である。17時前であったので白布大滝に行くのはやめて直接国民宿舎に入ることにする。温泉街に入る手前の天元台方向への道を上がると直ぐに国民宿舎はあった。   

宿舎にて
 
建物は
鉄筋3階建てというがそんなに大きくは見えない。車を停めて中に入ると、小さなフロントがあったが、誰も居ない。大きな声で「すみません。」と2、3度呼ぶと男の人が出てきた。 チェックインして鍵を貰い2階の部屋に入る。思った通りの6畳部屋であったが、国民宿舎は何処も同じなので気にはならない。窓を開けると辺りの山々が見えて景色はまあまあといったところである。今日は朝早く車で横浜を出て東北道から猪苗代湖、会津、喜多方、五色沼と盛りだくさんの一日でおまけに途中温泉には入っていなかったので、早速風呂にはいることにする。

 浴場には湯は溢れるという感じで流れていた。しかしその熱いこと、とても入れるというようなものではない。近くにあった水道の栓を開けうめることにする。5分くらいうめただろうか、やっと入れる温度になったので湯船に浸かる。湯の質は含石膏土類硫化水素泉ということだがほとんど匂いが無く透明な感じで良く暖まる湯であった。一日の疲れがとれた感じで風呂から上がってくると、連れの機嫌が最高に悪い。どうしたことかとたずねると湯が熱くてとうとう入れなかったという。水道があっただろうというと、ホースが無くてうめること出来なかったというのである。もう5時になっているのだから宿の人も一度や二度くらい湯の加減を見ても良さそうなものだと思いながら、夕食の時間となったので食堂に下りる。

 食堂にはお客は我々の他には女性が一人の2組、これでは従業員も張り合いが無いだろうなと思いながら出てきた料理を見てまた少しがっかりする。料金が料金だから料理の材料や品数に不平は言うつもりはないのだが、昼に作ったのかなと思えるような感じの薄い鮭の焼き物や煮物などが出てきたのである。まあ、それでも公共の宿舎らしくビールの値段は普通の旅館よりはかなり安かったのが慰みである。いうなれば安かろう、悪かろうの典型とも云える宿であった。

  満足度:風呂*** 料理* 部屋*** 接客*

  施設の概要
  所在地 米沢市白布温泉 0238-55-2207
  交通 ・山形新幹線米沢駅から白布温泉行きバス50分
     ・東北自動車道福島飯坂IC→国道13号→県道→白布温泉
  施設 
浴室  内湯       駐車場  15台 
  泉質 含石膏土類硫化水素泉    60度
  効能 高血圧・リューマチ・神経痛など
  日帰り利用  不明