白布温泉
国民宿舎 白布 1992.5(宿泊)宿舎へ
宿舎にて
浴場には湯は溢れるという感じで流れていた。しかしその熱いこと、とても入れるというようなものではない。近くにあった水道の栓を開けうめることにする。5分くらいうめただろうか、やっと入れる温度になったので湯船に浸かる。湯の質は含石膏土類硫化水素泉ということだがほとんど匂いが無く透明な感じで良く暖まる湯であった。一日の疲れがとれた感じで風呂から上がってくると、連れの機嫌が最高に悪い。どうしたことかとたずねると湯が熱くてとうとう入れなかったという。水道があっただろうというと、ホースが無くてうめること出来なかったというのである。もう5時になっているのだから宿の人も一度や二度くらい湯の加減を見ても良さそうなものだと思いながら、夕食の時間となったので食堂に下りる。
食堂にはお客は我々の他には女性が一人の2組、これでは従業員も張り合いが無いだろうなと思いながら出てきた料理を見てまた少しがっかりする。料金が料金だから料理の材料や品数に不平は言うつもりはないのだが、昼に作ったのかなと思えるような感じの薄い鮭の焼き物や煮物などが出てきたのである。まあ、それでも公共の宿舎らしくビールの値段は普通の旅館よりはかなり安かったのが慰みである。いうなれば安かろう、悪かろうの典型とも云える宿であった。
満足度:風呂*** 料理* 部屋*** 接客* 施設の概要