大子温泉    奥久慈グランドホテル  1998.10(宿泊)

はじめに
 
茨城県は今まで余り旅行をしたことが なかった。水戸の偕楽園はまだ一度も訪ねたことがなかったし、日本一長い吊り橋という竜神の吊り橋も まだ訪ねたことはない。温泉もまだ入ったことがないということで今回の旅行は茨城から始めようと云う ことにした。特に茨城には温泉が少ないという中で、大子温泉は貴重な温泉郷であるという。

     旅館の全景

中でも奥久慈グランドホテルは露天風呂からの展望が 良さそうなことで、一度訪ねてみたかった旅館の一つであった。たまたま相鉄観光のキャンペーンで 1万円で泊まれると云うことなので今回の旅行に組み入れた次第である。

旅館にて
 
奥久慈グランドホテルは
大子温泉では一番規模の大きいホテルだそうですが、川に 面していてなかなかロケーションは良さそうてある。フロントでチェックインをして仲居さんに案内され たのは新館の2階で8畳の和室である。窓を開けると前に久慈川が流れその向こうに奥久慈の山々が見え るという景色の良い部屋であった。

  早速風呂に はいることにする。ここは露天風呂と大浴場とは 別々になっている。多分露天風呂が後から造られたのであろう。その露天風呂は4階に有るというの で行くことにする。エレベーターで4階に上がって突き当たりの廊下を出ると屋上部分に露天風呂が造られて いた。

     露天風呂風景1

     露天風呂風景2

  露天風呂は 周りを垣根で囲って少し庭風に木や石を配し、簡単な 脱衣場を造っただけのものだが「奥久慈の湯」とう立派な名前が付いている。浴槽は4角の木の枠で 囲まれているがかなり大きな感じで、浴槽から直ぐ前の久慈川、国道の明かり、周りの山々などよく 見えて眺めは非常によい。湯は芒硝泉とか で25度のものを沸かしているようだ。

無色透明でどちらかというとさらっとした感じだ が暫くするとじわっと暖まってくるというような湯であった。湯上がりの爽快感もあってなかなかの名湯 と云う感じである。

     夕餉の料理

  大浴場は 6階に有って展望風呂という名前が付いているが、 もう辺りは暗くなっていたのとガラスが曇っていたので実際には外の眺めは出来なかった。浴槽は 20〜30人は入ることが出来そうな結構大きなものでゆったりと湯船でくつろぐことが出来る。 洗い場も綺麗で良いのだが、ただ残念なのは洗い場に鏡が無いと云うことである。

手鏡みたいな小さな物が2つばかり置いてあったが これでは足りないであろう。脱衣場もリニューアルしたお陰なのか綺麗になっていて化粧品もきちんと置いて ある。特にやすい旅館にはあまり置いてない「ひげ剃り」が置いてあるのは好感が持てた。

     朝食風景

  夕食は 部屋で頂いた。1泊1万円だがその料理は 「いか・甘海老・まぐろ」「蛸の酢の物」「きんぴらごぼう」「海老と野菜の天麩羅」 「コンニャクの田楽」「アユの焼き物」「口取り」「鳥の鍋物」それに「吸い物」「香の物」「ご飯」 が付くもので、特別手の込んだ料理とは云えないかも知れないが我々には十分に満足できるものであった。

  朝起きて 再び露天風呂に入る。風呂に人影はなく貸し切りの状況 である。昨日はもう暗くなって入ったので川向こうの国道にオレンジの明かりがともって一種の風情を 醸し出していたが朝の国道は車が忙しく通る生活感を映したものになっていた。景色の良い露天風呂で の朝風呂は本当に気分がよいなどと思いながらゆっくりと風呂に浸かっていた。

満足度:風呂**** 料理*** 部屋*** 接客***

  施設の概要

   所在地 久慈郡大子町大子777       02957-2-1134
  交通 ・JR水郡線常陸大子駅から徒歩5分
     ・常磐自動車道那珂IC→国道118号経由大子温泉
  施設 
建物  鉄筋6階建 47室   浴室  大浴場 露天風呂    駐車場  60台
  泉質 芒硝泉 25度
  効能 リューマチ・神経痛・打ち身など
  宿泊料金 10000円〜25000円
  日帰り利用料金 800円   日帰り営業時間  12:00〜15:00(要連絡)