武甲温泉    秩父元湯武甲温泉  1998.10(入浴)

秩父市へ
  名栗村の 鳥居観音を見てからから県道「青梅秩父線」を走り、 国道299号線に入る。この辺りから紅葉が少し綺麗になってきた。思いがけない天の贈り物に感謝 しながら、左右にちらちら目をやりながら走る。暫く走ると秩父市内に入る手前で前方に 「武甲温泉・露天風呂あり」という看板が見えた。

     武甲温泉の全景

「武甲温泉」どんな風呂か余り記憶になかったが 「露天風呂」の文字に惹かれて入ってみることにする。3時を少し回っていただろうか。

 国道から それて少し入った所に、その日帰り施設は有った。まだ 新しい感じの建物で、駐車場も100台程度は入りそうだが一杯だ。ようやく一台の空きを見つけて 駐車する。

素晴らしい露天風呂
 
平日で
この様子、土・日は推して知るべしであろう。  入場料600円払って中に入る。内風呂は大旅館の大浴場と云っても良いほどの立派な風呂で あった。

     武甲温泉の露天風呂

  先ずは露天風呂に 入ってみることにする。大浴場の端にある戸を開けると 八角形・亀の甲の形をした屋根があり、その下に同じく八角形の形をした露天風呂があった。先客は 10名程度思い思いの姿で湯船に浸かっていた。かなり大きな露天風呂でこれだけの人が入っていて も余り気にならない。地下1200mから汲み上げている温泉で温度は35度とか。泉質は 「単純硫黄温泉」(低張性、アルカリ性泉)と云うことだが、舐めても殆ど味がしないし、臭いもしない。 ただ、ほんの少し薬品臭がするのは、1分間60Lの湧出量では足りなくて、湯の循環でもしているの であろうか。成分表によるとPHは10.59と云うことであるからかなり高いがそんなにツルツルは しないのは硫黄が入っているからであろうか。露天風呂の周囲は竹垣で囲ってあるのだが、少し距離が 有るのと、その向こうに林が見えるので圧迫感は感じられない。湯加減は丁度良くゆったりと湯船に身 を沈めることが出来る。ここの施設で良いと思ったのは露天風呂にも6〜7人用の洗い場が造られている ことである。

  露天風呂から 上がり大浴場に入る。大浴場の浴槽は「く」の字型で 広く40〜50人は入れる位である。窓のガラスも大きく開けて、前の景色が見られるのも 良い。

       武甲山を望む

またシャグジー、サウナ等も揃っていて、気分を変えて 風呂にはいることが出来る。風呂から上がると、脱衣場の外にかなりの広さのサンデッキが造られて いて、ゆっくり涼むことが出来るなど、全体的に施設がゆったりと大きく造られていて気持ちがよい。  人がたくさんいること、湯を循環しているのではないかも知れないこと(していないかも知れないが) をのぞいては日帰り温泉施設としては上の部にはいる施設であろう。

  秩父武甲温泉から 帰る途中、振り返ると夕日に照らされた武甲山の姿があった。 この山はセメントの材料を取るためにこのような姿になったのだと思われるが、本当に武士が兜を被った いるような姿に見えるのが不思議である。

満足度:風呂**** 料理 部屋 接客

施設の概要

  所在地 秩父郡横瀬町大字横瀬4628−3       0494-25-5151
  交通 ・西武秩父線横瀬駅から徒歩10分
     ・関越自動車道花園IC→国道140号・299号・県道経由で約35km
  施設 
浴室  大浴場 露天風呂    駐車場  100台
  泉質 単純硫黄泉 度
  効能 神経痛・筋肉病・関節痛・慢性消化器病など
  日帰り利用料金 600円   日帰り営業時間  10:00〜22:00