赤城温泉    忠治館       1997.10(入浴)

忠治館へ
  ゴンドラが上り下りしている 長七郎岳 を右に見ながら大胡町に至る県道赤城大胡線を下っていく。

     旅館の全景

急なカーブの連続でしかも道幅は狭いのだから対向車 とすれ違うのに大変である。山から下がるに従って再び紅葉が戻ってくる感じで辺りが色付いてきた。 中腹辺りまで下がってくると、赤城温泉の看板に出会う。崇神天皇の第1皇子である豊城入彦命が 発見されたという由緒有る温泉だそうだが露天風呂を持った適当な旅館がないのでここは通り越す ことにして5分位車を進めると目的地の「忠治温泉」に着いた。入り口に忠治館と大きな看板が立って いるので直ぐわかる。ここら辺りが忠治の隠れたと云われる洞窟や 不動大滝、滝沢不動尊 などのハイキングの出発地になっているのだろうか大きな 県営の駐車場が造られていた。

忠治館にて
 忠治館は11時から風呂に入れるというので 少し辺りを散歩し11時になって直ぐに旅館の戸を開けて「風呂はいいですか?」と尋ねる。 「今何時ですか?」と聞き返すので。「11時になりました。」というと、「では結構です。 1時間500円です。」という。料金を払ってあがると長い廊下が続いていた。両側に部屋が有り それぞれに日光の円蔵とか神崎の友五郎とか国定忠治の子分の名前が付いており、部屋の造りも旅籠を イメージしたものになっているユニークな旅館だ。長い廊下の突き当たりに風呂が有った。戸を開けて みると小さな内風呂である。

     忠治館の露天風呂

紅葉の露天風呂
ここは止めて、滝を眺めることが出来る 露天風呂が有るので入ることにしたのだがと思いながら、通りかかった仲居さんに聞くと外だという。 戸を開けて庭づたいに行くと東屋が建っておりそこに内風呂からは想像ができない程の立派な露天風呂 が外にあった。結構広い浴槽は岩造りになっていて一番谷側の浴槽部分からは滝が見える仕掛けに なっていた。辺りにはまだ紅葉が残っていて仲仲の景色である。一人湯に浸かってのんびりしていると 二人の湯客が入って来た。セルフタイマーで写真を撮ろうとしていると年をとった方の客がシャッター を押してくれると云うので、その言葉に甘えて撮って貰うことにする。話を聞くと今朝3時に起きて 銚子から赤城山に一日レジャーで来たという。なかなか休暇が取れないのでどうしても一日のレジャー になってしまうのだということてある。やはり昨今は大変なのである。二人が出ていった後、滝を見ながら 誰も居ない露天風呂で「赤城の子守唄」などうたってご機嫌で風呂から上がり、忠治館を後にしたの であった。

 

満足度:風呂**** 料理 部屋 接客

   施設の概要

  所在地  勢多郡宮城村苗ヶ島2036      027-283-3015
  交通 ・私鉄上毛電鉄大胡駅からタクシー15分
     ・関越自動車道赤城IC→国道353号経由→赤城温泉
  施設 
浴室  内場 露天風呂      駐車場  50台 
  泉質 
単純炭酸泉       65度
  効能 神経痛・胃腸病・高血圧など
  日帰り利用料金 500円   日帰り営業時間  12:00〜