道後温泉
道後温泉本館
石出寺から帰り
温泉街に入る手前から右に折れると
大きな旅館が並ぶ界隈に出る。坂道を下ると丁度「道後温泉本館」の前に出た。地元の人達は「三層楼」
と呼んでいるそうだが、明治27年に建てられた城郭式の立派なというか昔の芝居小屋みたいな
どっしりとした建物である。複雑な木造3建てになっていると云うが、
まぁ、兎に角「道後温泉本館」に入ってみることにする。
「道後温泉本館」は周りの建物が更に高いので、そんなに高くは感じないのだが木造3階建
の建物は前から見てもなかなか堂々とした造りであった。

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道後本館の全景
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休憩室
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風呂に入る
早速、
入場料を払ってはいることにする。
ここの料金は4段階に分かれていて1階の「神の湯」に入るだけ250円、
「神の湯」と休憩620円、2階の「霊の湯」と休憩980円、更に「霊の湯」と
3階の休憩1240円という具合である。
で、中位というところで980円なり料金を
払って中に入る。中が入り組んでいるためか、従業員の人が途中の「皇室専用の浴室」とか
「夏目漱石が愛用した、坊ちゃんの間」とかを、説明しながら最初に休憩をするところまで案内
してくれた。
休憩室にはいると、人が一杯という感じであったが空いているところに案内され、
其処に座ると、お茶と浴衣が出される。浴衣に着替え、お茶を一杯飲んで先ずは風呂に入りに行く。

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霊の湯浴室
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「霊の湯」は細い階段を下りて行くと2ヶ所の浴室があった。いずれも浴槽はそんなに大きくはない。
明かりも外からのものはほとんどないので、少し薄暗い感じがする。いずれの浴槽にも先客が居て
湯浴みを楽しんでいたが、3〜4人で思ったよりも少ない。
アルカリ性単純温泉ということだが、
湯の温度は少し熱い感じであった。景色も何も見えないのでのんびりと湯に浸かるという
感覚にはならないが、これが道後温泉の例の風呂か・・という感興は充分持つことが出来る。
風呂から
上がって、休憩所で暫く休み、辺りの雰囲気を
楽しんだ後「道後温泉本館」を後にする。帰り際に1階の「神の湯」をちらと覗いたところでは、
こちらはかなり大きな浴室で、賑やかな普通の銭湯という雰囲気が漂っていた。
風呂から上がり
、ぽかぽかした身体で街を散歩する。ようやく
暮れかかった街には明かりが灯り、土産物屋には人が居て、往来も人通り盛んで賑やかだ。
最近珍しい活気のある温泉街風景であった。「椿湯」の前を通って宿舎に帰る。「椿湯」
はなかなか立派な門構えで今度道後温泉に来たときには是非入ってみたいと思った。
満足度:風呂**** 料理 部屋 接客
施設の概要
住所: 〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町5−6(道後温泉本館)
TEL 089-921-5141
交通 ・JR松山駅より市内電車約20分、タクシー約15分
施設 浴室
内湯
市営駐車場利用
泉質 アルカリ性単純温泉
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、など
日帰り料金 330〜1500円