修善寺温泉
日帰り温泉施設: | 独鈷の湯 湯の郷村 |
ホテル・旅館等: |
ホテルみゆき
ホテル和光
渡月荘金龍
端の里O久旅館 |
修善寺温泉
ホテルみゆき(廃業?) 1997.5(宿泊) 伊豆には 何回も行ったが、何時も一碧湖に有る会社の保養所に 泊めて貰っていたので、普通の旅館に泊まったことは余りなかった。温泉を知るためにはやはりその土地の 旅館にも泊まらなければという事から今回の旅行から旅館に泊まって伊豆の温泉を楽しむ事にした。何処に 泊まるか色々検討したが第1泊目は古い歴史を誇る修善寺温泉に泊まることにする。丁度日本旅行会が 創立25周年とかで25日に泊まると半額になるしいうキャンペーンをしていて早速申し込むと空いていたのが 「ホテルみゆき」であったのだ。一万四千円の半額七千円で泊まれるというのだから有りがたいものだ。 「ホテルみゆき」は 修善寺温泉街の入り口に有った。御幸橋という小さな橋を渡る と直ぐ右手に鉄筋建てだがややくたびれた感じの外観を見せていた。チェックインをして通された部屋は5階の山側 が見える10畳の部屋でまあまあ普通という感じである。未だ時間があったので風呂に入る前に街を散歩する ことにする。以前来たときは通りすぎに街を見たのだが今回は泊まり客として街を散歩するというのはやはり 気持ちの上でも余裕があるのだろうか、のんびりとした気分で歩くことが出来る。温泉街の其処此処に旅館が 有ったが流石に昔からの温泉という感じの玄関を持った所があり、歴史を感じさせる。修善寺の有る辺りが 一番賑やかな所で新しく建ったような土産物屋が軒を連ねている。そばの「修善寺」にお参りすることにする。 夕方というのに境内には結構人の姿があり、さすがに観光地のお寺という感じであった。
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名物「弘法の湯」 |
ホテルに帰り風呂 に入ることにする。露天風呂と大浴場が分かれてい るので先ず露天風呂に入る。パンフレットには風情のある露天風呂というように書かれてあったが、入ってみると 四周を垣根と壁に囲まれてやや暗い感じの風呂であった。勿論外の景色など見えるはずもなく、悪く云えば 昨今の露天風呂ブームの為やむなく造ったという感じの風呂であった。少しガッカリしたがそれはそれ風呂に入る 気分はやはり良いものである。
風呂から上がって みると仲居さんが夕食の支度をしていた。「昨日まで ずーと雨でしたのに今日は抜けるような青空で良かったですね。」などとお世辞めいたことを云いながら愛想 の良いわらい顔をみせる感じの良い仲居さんである。夕餉の膳は料金を反映したものか余りぱっとしたもの ではなかったが、今日一日の温泉談議などで気分良くビールを飲み酒の杯を上げることが出来た。
食事を終わって 暫く休み今度は大浴場に入ってみる。道の向こう側の施設に 行くようになるのだろうか、地下の長い廊下を渡って更に少し下がった所に大浴場は有った。風呂そのものは 旅館の普通の大浴場という感じであったが、何と窓の外の小さな空間に露天風呂が造ってあったのだ。数人が 入ることが出来るくらいの大きさで空があいているだけのものであったが、それでも何とか雰囲気を出そう としてか小さな置物などが置かれておりほほえましくもあり、わびしくもありといった感じである。おそらく 現在の露天風呂が出来る前にこれを造ったのではないだろうか、ともあれ入ってみる。露天風呂という感じは しないが何となくユーモラスな感じがしてなかなか良い気分であった。見上げると小さな空に星がいくつも輝いて いた。
朝起きて 朝風呂と洒落る。旅行の醍醐味の一つであろう。 地下の廊下を通って大浴場の前まで行ってみると浴場が入れ替わって、昨夜の女性用の浴場が今日は 男性用となっていた。「ローマ風呂」というのだそうだが、浴室の真ん中に女性の立像が置かれて洋風の 雰囲気を醸し出しているかと思えば和風の屋根が造ってあるというアンバランスのバランスという何とも 不思議な雰囲気を持った風呂だった。風呂から上がると昨夜の仲居さんが朝食の支度をしながら 「今日も天気が良くて良かったですね。」等と云いながら愛想のいい笑いを見せてくれる。 この旅館は施設も料理も今一だけど仲居さんは良かったねなどと話しながら修善寺を後に したのだった。
満足度:風呂*** 料理*** 部屋*** 接客***
施設の概要
所在地
田方郡修善寺町修善寺870−1 0558-72-2112