形原温泉
木 村 館 1996.11(宿泊)はじめに
旅館にて
やはり先ず風呂ということになる。残念ながら露天風呂はないが大浴場は清潔ですっきりしていた。風呂の窓からは旅館の庭が見えて緑が清々しい感じを与えて呉れる。此の庭に露天風呂を造れば結構立派な露天風呂が出来るのになあと、人ごとながら気をもんだり、庭の真ん中に大きな桜の木が植っているのを見て、春桜の花を見ながらの風呂も良いだろうなあと思いながら、風呂から上がる。
夕食を運んできた仲居さんに「ここは何時の時期が一番忙しいのですか。」と聞いてみると紫陽花の時期だとの答えが返ってきた。その時期には風呂に入り御飯を食べて帰るお客さんが多いとのことであった。ここの旅館は料理が得意なのである。出された夕食も値段の割には手の込んだ懐石風の料理で美味しくいただけた。夕食後テレビを見ているうちに、うたた寝をしてしまった。今日の長距離ドライブで疲れたためであろう。やはり年には勝てないものだ。ふと目を覚ますと10時を過ぎていたが、寝る前に一風呂浴びようというわけで浴場に行く。勿論誰も入って居ない。のんびりと湯舟に浸かりながら明日の行程を思い浮かべてみる。明日も結構きつい行程だが、今日見た鳳来山の紅葉の様子では明日の香嵐渓の紅葉も余り期待できないなと、半ば諦めの境地になったところで風呂から上がる。
朝食も部屋出しで普通旅館で出される定番のものとはひと味違った手を掛けたものであった。全体的に「木村館」は日本造りの宿を標榜するだけあって、部屋の感じ・サービス・料理ともになかなか良い、いわゆる「くせになる」旅館であった。チェクアウトをして今日のドライブに備え車の点検をする。愛車?カリーナも10年の寄る年波には勝てず、オイルを食うようになってきたので今回のように長距離走るときは時々オイル補充をしなければならないのである。準備完了いよいよ「香嵐渓」に向けて出発である。
満足度:風呂*** 料理**** 部屋*** 接客****
施設の概要
所在地
蒲郡市金平町寺中1 0533-57-2121