2001.03(宿泊)以来
2007.01まで計7回宿泊
熱海温泉
熱海石亭
熱海石亭の玄関
部屋にて
熱海「石亭」
と云えば将棋や囲碁の名人戦が行われるなど熱海では 少ない日本情緒ある旅館として知られている。
JTBの年1回実施される「ぶらり熱海」という特別企画のスペシャルデーは1.8万円で泊まれるので 今まで既に6回泊まっている。
今回も同じ企画の宿泊だが特に料理に期待しての宿泊である。
部屋から街を見る
チェックインをして
案内されたのは、やはり離れの一角の部屋で 「修善寺」という名前の部屋である。この旅館は部屋にそれぞれ伊豆に因んだ名前が付けてある。 部屋の造りはそれぞれ違うのだがここは入口に4畳くらいの踏み込みの間がありその奥に 8畳の間がある。
この旅館が少し高台になっていることもあって窓を開けると熱海の街を見渡すことが出来る。 素晴らしいという程の景色ではないが見下ろす景色は気分がすっきりする感じがする。
部屋の東側は坪庭になっていて植木があり灯籠などもありで部屋の日本的雰囲気を盛り上げてくれる。 お茶を飲んだりして暫く部屋で休憩をして広い庭の散歩に出かけることにする。点在する離れの間に道が つながり植木や石灯籠で飾って全体的に庭園という雰囲気を持たせているという感じだが、日本庭園と して素晴らしいというほどのものではない。ただこの旅館の一番の離れである「桜岡茶寮」の前にある 小さな日本庭園はそれらしく造られていてなかなかのものであった。
部屋の庭
露天風呂
庭散策の
後風呂に入ることにする。やはり庭の一角に風呂棟があり 入り口に「古狸の湯」という名前とその謂われが書かれたものが立てられてあった。熱海で自家源泉を 持っている旅館は少ない現実を考えれば可成りの贅沢ということができるのであろう。中にはいると男性 の象徴の金精様が迎えてくれるというのも温泉地の雰囲気なのであろうか。休憩室を兼ねた脱衣場は 東北地方の民家を移築したというだけあって日本調の照明と相まって日本情緒豊かな雰囲気を醸し出して いた。ここの旅館は大浴場は持たないで露天風呂だけというだけあって、可成り広い浴槽で2〜30人は
露天風呂休憩室
桜岡茶寮前え日本庭園
入ることが出来るくらいである。全体的には岩造りという感じで風呂を囲むように杉の木が植えてあり、 その外に竹塀で囲ってある庭園風露天風呂である。 泉質は分析表によると含塩石膏泉で少し黄色がかっているということであるが、見たところ無色透明で 舐めてみると塩辛い味がする。
風呂から上がって
暫く部屋で休憩をして時間があるので庭を散歩すること にする。庭といっても所謂池などを中心とした回遊方式の日本庭園といったものではなくて、離れを つなぐ為に造られた植木や道などが造り出す日本庭園風の雰囲気といったものである。ここの旅館の 最高の離れである「桜岡茶寮」の前には流石に池があり日本庭園らしい雰囲気があった。
料 理
散歩から
帰ると夕食の支度が始まっていた。
机の上には円い盆の中に「先付」の「蕨饅頭」と「前菜」の「秋刀魚寿司」などの料理が並んでいた。 「神無月のお品書き」と書かれた献立表がそばに置かれていて高級旅館の雰囲気を感じさせてくれる。
何時ものように乾杯して夕食は始まった。流石高級旅館というところであろうか「吸い物」として 「土瓶蒸し」と「ご飯」に松茸が入っている。 「お造り」は3種盛りであったが鯛のコリコリ度が流石であった。
そのほか焼き物や揚げ物、酢の物など何れも美味しく頂いた。JTBの特別献立という 「ホタテ貝のグラタン風」も前回もでたが大変美味しく頂いた。
朝食は前回同様、魚の干物、焼き海苔、などがあって旅館の定番という感に近いが揚げ出し豆腐など味 は料亭風だし鯵の干物は形は小さいが身が太っていて脂があり逸品という感じで今回も「熱海石庭」雰囲気 を充分に感じさせて呉れた。
満足度:風呂**** 料理***** 部屋*** 接客****
施設の概要
所在地 熱海市和田町6−17 TEL:0557-83-2841
交通 ・JR東海道線熱海駅からタクシー8分
・西湘バイパス→国道135号経由→熱海温泉
施設 浴室 露天風呂 駐車場 あり
泉質 含食塩石膏泉 53度
効能 リウマチ・通風・傷など
日帰り利用 不可