MSCベリッシマ (イタリア客船:船籍はマルタ)
客室数2,217室 乗客定員5,686名 総トン数約17万トン 長さ315m 9階建て
横浜 大黒ふ頭発着です。
スーツケース2個は事前に発送済みですので、持ち物は小さいスーツケースです。
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2021.12.21(木)
行きは大宮駅まで新幹線。京浜東北線に乗り換えて横浜市石川町に向かいます。
真綿紬に半幅帯、起毛の足袋、時雨草履、ロング防寒コート、ショール、手袋に折りたたみ傘を差して新潟駅に向かいます。
積雪は3㎝くらいですが、夫が曳くスーツケースの車輪にからまります。
大宮駅で京浜東北線に乗り換えて石川町で降りると、時雨草履を履いているのが恥ずかしくなるくらいの好天です。
軽いランチを食べられるお店が見つからないので、コンビニでパンを買いタクシーで大さん橋ふ頭客船ターミナルに向かいます。
そこで荷物を預けてチェックインし、クルーズ船が停泊する大黒ふ頭へのシャトルバスに乗ります。
乗船の時は手荷物検査とボディチェックがあります。
部屋の前には送っておいたスーツケースとチェックインした時に預けた物がおいてありました。

直接大さん橋ふ頭に停船すれば簡単なのに、、、と皆が思ってしまいますが船が大き過ぎて横浜ベ イブリッジの下を通れないそうです。なるほど!
ある程度荷物を片づけた頃に避難訓練です。
テレビのビデオ放送を観た後に室内でダイヤルし、集合場所に行ってチェック終了です。
簡単になりました。
18時出航予定ですが、なかなか動きません。
夕食は15階のバイキングです。
とってもたくさんの種類があります。
21時頃に館内放送で、出航が遅れているため次の日の神戸入港が遅くなり乗船の人が乗るだけの対応になります、、、と。
翌日の夕食を神戸で友人と一緒に牡蠣を♡と計画していたので無理になりました。
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2023.12.22(金)
横浜港の風が強いため、水先案内船が出られないということで結局翌日夜明け頃の出航になり、神戸には14時の予定が23時ころに入港となりました。
朝食はバイキングではない6階レストランでモーニングセットでした。
予め確保されている5階レストランの席は17時です。15分以上遅れるとキャンセルとなってしまいます。
甘い考えで行ってみたらやはりその日は入れませんでしたので15階のバイキングレストランです。


夕食バイキングです
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2023.12.23(土)
この日から室内でのブレックファースト・オーダーで朝食をいただいてます。
一日中クルーズです。
ディナータイムには遅れずに5階レストランの席に着きました。
日本語のメニューから前菜・スープ・メイン・デザートを選んで、パンとパスタ類はパスです。
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2023.12.24(日)
昼過ぎに那覇港に入りました。
徒歩で周辺散策しながら、荷物を発送できる場所を探します。神戸の友人に渡すつもりだった土産物を早く送りたかったのです。
幸い、イオンスーパーでウドンをイートインして、のど飴とかティッシュペーパーを買い、適当な段ボールをもらって戻りました。
ディナーは5階レストランで魚料理をメインにいただきました。
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斬新なアート作品 |
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プロムナードは吹き抜けの天上 |
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2023.12.25(月)
朝はゆっくり部屋で朝食をいただいて、体調があまり良くない夫を残して発送品を持って出ます。
が、下船の時に止められてしまいました。
私のルームカードが別人の物に替わっていたのです。部屋に戻って夫のカードが無事なことを確認してからレセプションカウンターでカードを再発行してもらいました。
おそらく、前夜最後のBarで水のボトルをもらった時に入れ替わってしまったのでしょう。
改めて荷物を持って下船して昨日のスーパーに向かい、沖縄の土産も追加して発送しました。
船に戻ろうか迷いましたが少し街へ向かって歩いてみました。
石塀を背に意識がない若い男性に声を掛けているサラリーマン風の若い男性を見ました。
一瞬迷いましたが、救急車でも呼びましょうか?と声を掛けました。
いや、すぐにパトカーが来ると思います、とまもなく本当にパトカーが来ました。
「酔っぱらっていると思いますが、あとはよろしくお願いします。」とお巡りさんに引き渡しました。
思わず私が「ご苦労様でした。」と声を掛けると、「ありがとうございました」と返って来ました。
皆さん現地の沖縄弁でのやりとりでした。
小走りで信号を渡る後ろ姿を見ながら、沖縄の人は心底優しい人が多いなと思いました。
 
道路の反対側に面する大きな公園のような所に入りました。
中国風の庭で街の真ん中にこんな広い敷地に
緑と水が豊かな庭があるなんてちょっと驚きです。
お腹がすいて来ましたが、軽いランチを食べられる所が見つからないので、船に戻って何か食べようと戻りかけた時に
「ランチ」ののぼりを見つけました。
ドリンクフリーで定食600円。白米と玄米が選べましたが、玄米は美味しかったです。
キャベツのサラダとスープ、鶏肉の蒸した物をきのこや野菜と炒めた物の下にパスタが隠れてました。
残念ながらご飯は残してしまいましたが、小さなクリスマスケーキはいただきました。
地元の方がよく行くお店のようでした。
夜は夫の希望で和食の店を予約です。
お寿司を少しと茄子の一品で充分満足です。 |
2023.12.26(火)
石垣島に到着です。
バルコニーから見えるタクシー待ちの行列が短くなった頃に下船します。
目的地は車で10分ほどのホテル。
宿泊者以外でも大浴場を利用できるとのことでしたが、16時半からのことでした。
アートホテル石垣島は航空機のクルーも泊まるようなりっぱなホテルです。
レストランの窓からはクルーズ船が遠くに一望です。
2000円の松花堂弁当とオリオンビールは2人で一つです。
あまり食欲がない夫はほとんど食べないので、残念ですが残ってしまいました。
ようやく飲めた沖縄のオリオンビールは柔らかくて飲みやすいです。
炭酸が少ないせいかもしれません。
夜のドレスコードは「エレガント」 白が基本です。
私は先日の教室イベントで着た訪問着です。
いつもの5階レストランの席でオーダーしたのは、サラダから1品とデザートの果物と白ワイン1杯だけです。
それで充分でした。 |
2023.12.27(水)
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基隆港の対岸からの船 |
台湾 基隆に到着です。石垣島からは沖縄本島よりも台湾の方がずうっと近いのです。
オプショナルツアーの出発が落ち着いてから部屋を出ます。
徒歩5分と言われたショッピングモールに向かいますが、20分くらいは歩きました。
近くのユニクロで夫のジャンパーを買って、隣のマックで一休み。
船内のWi-Fi契約は2台のタブレットだけですので、マックでアップロードさせてもらいました。
今夜のドレスコードはカジュアルですので、紬と半幅帯で装います。
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ディナーのチョイスは
コーンスープとラム肉とデザート |
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2023.12.28(木)
終日航海です。
朝はルームサービス、昼は15階のブッフェで軽めに。
夕食は5階のいつもの席に着きます。
隣に座る女性二人はお馴染みさんです。
学生時代からの友人でそれぞれに一人一室で利用しておられ、夕食時には一緒に過ごされ他の時間帯は同じ興味がある時だけ。
10日間も同じ部屋に寝起きするよりもずうっと良い距離感を保てそうです。(金銭的には割高ですが。)
ドレスコードエレガントですので、白地のお召に洒落袋帯を結びます。
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毎日替わるメニューから今回は4品。
シーザーサラダと冷製ビシソワーズが美味しかったです。 |
食事後はカジノでスロットで少しだけ遊びました。一攫千金は夢のまた夢です。 |
2023.12.29(金)
最後の一日も終日航海です。
午前中に下船説明会がありました。
最後のディナーはいつものテーブルで隣のお席の方とも楽しく過ごさせていただきました。
入り口のスタッフ女性の方に「いつも着物☆△〇・・・・」とまでは聞き分けできました。
お隣の席の方々と明日、下船の時にまたお会いできるかな・・・。
寝る前に荷造りが終わったスーツケースを2個ドアの前に出しておきます。
31日午前中に自宅に配達されます。 |
2023.12.30(土)
朝8時に大黒ふ頭に到着しました。
クルーズ最後の朝食を15階のブッフェレストランでいただきました。
配られた番号札は10時に下船ですので、予想していたよりも早く通関を受けてシャトルバスで山下公園に着きました。
タクシーでJR桜木町駅に行き、予約済みの新幹線指定席を早めの列車に変更してもらおうとしましたが満席でした。
京浜東北線で上野駅まで行き、そこでゆっくりとビールとたこ焼き、モツ煮込みをいただきながら時間を過ごします。
新幹線の中は立っているお客さんも多く、新潟駅も迎えの人もいっぱいです。年末なんですね。 |
久しぶりのクルーズ船の旅行でした。
持って行って良かったもの
1.温湿度計 ・・・・最初は湿度19%の室内でした。湯沸かしポットで蒸気を出し続けました。
2.便座カバー ・・・・100均で購入したもの。ヒヤッとしないで済みました。
3.携帯お尻洗浄器 ・・ほとんどの国のトイレ事情は日本ほど洗練されていません。
4.耳栓 ・・・・風でどこかがバタバタとしている音や夜遅くに廊下で騒ぐ人の声など気になりません。
用意した方が良いもの
1.ティッシュペーパー・・今回の船室にはありませんでした。
2.水着 ・・・・・・・今回は持って行きませんでしたが、水着があればジャグジーバスにいつでも入れます。
今回の旅行直前に体調を崩しました。
PCRとインフル検査をしましたが、どちらも陰性でした。
薬で何とか落ち着きましたので予定どおり旅行に行きましたが、ほとんど船室でゆっくり過ごしましたので数日で回復に向かいました。
船の中では車いすに乗っている人を多く見ました。
誰でもが参加できることがクルーズ船の魅力の一つでしょう。
9泊10日のクルーズに持って行った衣類
着物 5枚 訪問着・お召・紬3枚
長襦袢 2枚
帯 袋帯と洒落袋帯・名古屋帯1本・半幅帯3本
紬の作務衣 2セット
履物 普段下駄草履・正装っぽい草履・スニーカー
着て行った物
真綿紬、長襦袢、半幅帯、長コート、時雨草履、ショール
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