夫の退職を機に、初めてのクルーズの旅です。
「古都と城下町を巡る麗しの日本海と釜山クルーズ5泊6日」
金沢発着 イタリア船 コスタ ネオロマンチカ
乗客定員数1,800人 約57,000トン 長さ227、6m(新幹線8両200m)
|
|
2017.5.13(土)
金沢港に向け車で出発です。
紬の単着物に単長じゅばん半幅帯をかるた結びにして、薄物の二部式雨コートの上だけを道中着として羽織ってます。
単着物 4枚
単長じゅばん 2枚
半幅帯 3本
八寸名古屋帯 1本
紬の作務衣 1着
と、カジュアル用にゴルフウェアを2セット・トレーニングウェアと草履1足・ウォーキングシューズ1足を荷造りしました。
往復は右近下駄を履いてのお出かけです。
乗船時、セキュリティ対策のため手荷物X線検査と金属探知機を通ります。
最上階のバルコニー付の部屋は、早割申込時の特典がたくさんあるのです。
夕方5時に金沢からの乗船客だけに避難訓練がありますが、部屋に備え付けのライフジャケットを着用し足元はつま先が出ない物という指示がありましたので、私は着物でウォーキングシューズを履いて参加しました。
けっこうきちんとした訓練で、首元の紐を結ばなかった私はイケメンのクルーに結ばれてしまいました。
夕食は指示どうりのレストランでフルコースです。
前菜・サラダ・メイン・デザートを選ぶのですが、夫とかぶらないように多くの味を楽しみました。
無料のレストランですので、こんなものでしょう。 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
二人がオーダーした料理 |
 |
 |
 |
 |
 |
疲れたのでシャワーを浴びて就寝です。
ベッドに横になっていると波の小さな振動を感じます。 |
2017.5.14(日)
境港(鳥取県)に到着です。
朝食はルームサービスで済ませて、8時にオプショナルツァーの集合場所に行きます。
「神々が集う 出雲大社参拝」 バスで隣の島根県へ1時間半くらいです。
とてつもなく広い敷地にある出雲大社はやはり雰囲気が違います。
 |
 |
天皇の代行が来られての神事をやっていて、本殿ではお参りはできませんでしたが、その周辺で二礼四拍手一礼で参拝してきました。
自由昼食を入れて3時間ほどでしたが、1日いても回りきれないかもしれないほど広い神社です。
イナバの白ウサギの神話に出てくる大国主大神の像やウサギの像があります。
国旗がはためいていましたが、その面積は75畳分重さ49Kgといいますから、その大きさはとてつもない!
出雲の神様は縁結びの神様ですから、鳥居をくぐる時だけはカップルは嫉妬されないように離れて歩くようにと、ガイドさんに教わりました。 |
 |
 |
 |
 |
 |
正門前にある「出雲そば 田中屋」でランチです。
暑い日ですので、ビールが旨い!
地域がらタレは甘めですが、おいしい蕎麦です。 |
 |
 |
 |
自撮りで。 |
 |
食後のデザートはぜんざい。
出雲はぜんざい発祥の地ということで、あちこちにぜんざい屋さんがありました。 |
その後、近くのワイナリーを見学して帰船しました。
特典の一つ、無料でスパを体験です。
水着でいろんなジャグジーやサウナ、岩盤で汗をかき癒されました。くせになりそうです。
今夜のディナーはフォーマルナイト。せっかくお召しに八寸名古屋なので有料のレストランを予約です。
 |
 |
 |
 |
ビールは甲板で頂いてきたので
白ワインをグラスで頼みました。
リゾットもおいしいです。 |
食後はカジノでスロットルを少しだけ楽しんで就寝です。着物でいっぱい歩きました。
境港で出国手続きをしました。 |
2017,5.15(月)
韓国 釜山港へ到着です。
朝食はビュッフェです。パンの種類が豊富です。
追加で頼んだアプリコットジュースがおいしい。 実は特典の一つ、乗船中の12ドル以下の飲み物はフリーなのです。
部屋の冷蔵庫は有料なのですが、バーカウンターでミネラル水をもらってくればOKです。甲板で飲むビールもクルーズ気分を盛り上げてくれます。
この日は朝からカジュアルウェアを着てます。
釜山へフリーで入国しますので着物ではない方が良いと判断しました。
釜山国際ターミナル港はとっても大きくて、下船してから入国検査まで10分ほど歩きます。
タイミング良く乗船客向けのシャトルバスに乗って、降りたのが国際市場です。
国際市場は碁盤の目のようにお店が広がり、月曜日なのにその人ごみにびっくりです。
冷麺が食べたい夫とあちこち歩き回ったのですが、なかなか見つからずシャトルバスに乗って港に戻りました。
ターミナル港ビルの中のお店でいただいたキムチチャーハンと辛い麺(?冷麺の代わりに勧められた)は私たちには激辛で完食できませんでした。写真も撮り忘れました。
 |
今夜のドレスコードはカジュアル(イタリアンカラー白赤緑のどれかを身につける)です。
食事の前にバーでビールを一杯いただきましたが、お昼が遅かったせいかまだお腹が空きません。
今朝のビュッフェレストランで軽くいただきながら、釜山の山を染める夕焼けと出港で小さくなる景色を見ていました。 |
 |
ロビーではロシア音楽を奏でてました。左利き用のバイオリンを初めてみたかもしれません。
バーでは韓国のグループと思われる3人が日本語で懐かしい曲を歌っていました。
同じ場所でラテンダンスショーが行われ、喝采を浴びてました。
夜はまだまだ続きますが、部屋へ戻ります。 |
 |
 |
|
2017.5.16(火)
この日はルームサービスで朝食を済ませて、福岡観光ツァーです。
博多国際ターミナルで入国手続きをします。
大宰府天満宮で二礼二拍手一礼でお参りしました。
出雲大社は二礼四拍手一礼と教わりました。
幹に苔が生している木が多いことに驚きです。
修学旅行生や韓国や中国からの観光客も多かったです。
|
 |
 |
そこから歩いて九州国立博物館を見学です。
常設展で古来の石器や江戸時代の焼き物を見学です。
特設展のタイ国展示品は見る時間はありませんでした。 |
 |
 |
お昼は天神に戻って「割烹よし田」で名物の鯛茶漬けをいただきました。
サラリーマンが行列を作るほど有名なんですね。
夫が食べたかった鯛茶漬け、おいしかったです。 |
 |
 |
 |
 |
フリータイムには近くにある「水鏡天満宮」へお参りしました。
同じく菅原道真公が祭られているんですね。
ビルの街中にあることにびっくりです。 |
帰船してから、福岡出港パーティです。
テノール歌手がカンツォーネを高らかに歌い上げたあとは、
ラテンダンスのショーが始まり、続いて乗客が参加してのダンスです。
陽気な雰囲気で船は静かに出航しました。
岸壁で見えなくなるまで手を振っていただいていた係員は
長い時間お疲れ様でした。 |
 |
 |
夕食は有料レストランのステーキハウスを予約してあります。
これも特典の一つで、一回だけ追加料金なしで利用できるのです。
今夜のドレスコードはカジュアルホワイトナイト。何か白いものを身につけます。
私はあまり意識していません。
夕食は特典の一つ、有料レストランのステーキハウスです。
前菜からデザートまで選んだのは久しぶりです。
最初は思ったよりも小盛りだったのですが、お肉やサイドメニューは食べきれませんでした。でもデザートはしっかりいただきました。 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
昨夜と同じピアノとバイオリンを聴いて、部屋に戻りました。 |
2017.5.17(水)
午後に舞鶴港へ到着ですが、この日は下船しません。
午前はプールのあるデッキキャビンで、ショーを見てました。
船を動かす部署、飲食を提供する部署、イベントなど楽しませる部署などそれぞれの職場からの代表が歌や踊りを披露してました。
午後はトレーニングウェアを着てジムで軽く汗を流した後は、2回まで無料のスパへ。
ディナーは初日のレストランへ。
前回でわかりましたので、前菜とサラダ・魚料理・デザートだけを選んで、パスタと肉料理はパスしました。これで最後までおいしくいただけました。
隣のテーブルには、80代と思われる男性と50歳前後の女性がおられました。その日の夕方に舞鶴から乗船された親子でした。
2015年ユネスコ世界記憶遺産に登録された「舞鶴引揚記念館」を教えていただきましたが、最後の日は船内で過ごそうと決めていましたのでOPツァーも下調べもしませんでした。またの機会に。
隣の席のお父様は食欲もありお元気で会話も楽しい方です。船内で行われる社交ダンスに、20年やっていたからと興味を示されてました。
乗客は、小さいお子さんを連れた若い夫婦、いろんな世代の友達連れ、男女カップル、年配者と同伴者など多彩です。
釜山からは韓国の方が多く乗下船されてました。
良い意味で驚いたのは、車いすの方や杖をついた方・かなりの高齢者などが多いことです。
船員さんに手伝ってもらって車いすで下船されている姿も見ました。
乗務員はアジア系やイタリア系・ロシア系や日本人がいます。ほとんど日本語が通じます。
荷物を移動しなくて良いので楽ですね。
着物でいると覚えてもらいやすいです。レストランでは同僚に何か訊いて「かわいい!」を連発されているウェイターもいました。「かわいい」は、もはや世界共通語になったのかもしれません。
多くの外国人乗務員から「かわいい」と言われました。(かわいいという年齢ではありませんが・・・。)
22時の出航後に部屋の外にスーツケースを出しておきますので、下船の時は少しの荷物ですみます。
|
2017.5.18(木)
金沢港接岸前にビュッフェで朝食を済ませました。
集合場所で少し待って、港から下船許可が下りてから船とお別れです。
港の近くに無料の駐車場が用意されてますので、受け取った荷物を積んで湯沢町に向けて出発です。
5泊6日のクルーズは、船の中やイベントに慣れた頃に終わりを迎えます。
サウナで延々としゃべられたご婦人は、昨年も乗船したとか。夫を家に置いて友人と楽しんでおられました。
自分のペースで楽しむことができるのが、船旅の良いところでしょうか。
|

|