2012.1.11
当日朝は、1時間ほど前から吹雪です。
駅南発のリムジンバスをあきらめて、タクシーで新潟空港へ。
滑走路が除雪のため出発は遅れそうですので、こうして空港内の喫茶室でコーヒータイム。
着物は搭乗する時の定番で、しわになりにくい塩沢紬です。
半幅帯は博多の紋織。長尺ですので三巻きしています。ラクにらくに着つけています。
この上に道中着を着て、ショールをかけますがマカオでは不要かな。
50分遅れで離陸して無事に到着した仁川空港は快晴ですが、気温はマイナス3℃とのことです。
新潟ーソウル便の機内食です。
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仁川ー香港は4時間です。
食べてから数時間しか経っていないけれど、機内食です。
辛くておいしいけれど、まだお腹は空いていません。
チキンは夫が食べてくれました。 |
香港国際空港でマカオ行きのフェリーに乗り換えるのですが、空港内ターボジェットのチェックインカウンターで予約確認書とチケットを交換します。なんと!新潟空港で預けた荷物は香港空港で私共が受け取らずに、ターボジェットの従業員が引き取って船に乗せてくれるとのこと・・・ホントかなぁ?
すっごいサービスです。

空港からフェリーターミナルに向かう地下鉄です。 |
マカオフェリーターミナルで無事にバッグをピックアップして、ホテル専用バスで「ベネチアンホテル」に向かいます。
前情報どうり、チェックインではかなり時間がかかってしまいました。
予約時の料金よりも外税で15%アップすることがわかりました。 |

夜11時に入室です。(現地時間10時)
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2012.1.12
ルームサービスの朝食はボリュームたっぷりです。
2種類を頼みましたが、それぞれがきれいにテーブルセットされてます。
コーヒーポットに冷めないように、カバーがかかっているのがかわいい。 |
マカオの本日の最高気温は17℃、最低は14℃の予報です。
着物は塩沢紬。
長じゅばんは単を着ました。
帯は半幅帯。
今夜はシートに腰かけますのでお太鼓風に結びました。
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通りをはさんだ隣にできた「COD( シティ・オブ・ドリームス)」は3つのホテルとカジノの集合娯楽センターです。
その中に「水舞間(THE HOUSE of DANCING WATER)」というショーがあります。
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「水舞間」はラスベガスのシルクド・ソレイユのショー「O(オウ)」をプロデュースした方が作ったものですので、同じように水を使ったものです。
「O」よりも小さなステージですが、ストーリー性がありアクロバット的な演技はとても感動して楽しめました。
(フラッシュなしなら撮影はOKです。動画はNG。) |
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ショーの後は、ベネチアンホテルに戻って食事とカジノです。

COD側から撮ったベネチアンホテルです。
現地の7時前です。
ビールとピザがおいしいです。
甘いソースがかかったフォアグラもGoodです。 |
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2012.1.13
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着物は後染めの紬
半幅帯は紙布混じりの米沢紬ですので、軽いです。
小雨が降る肌寒い日ですので、道中着を着て外出です。 |
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きょうは、マカオフェリーターミナルまでホテルのシャトルバスで往復です。
昼間の明るい街中を窓外に眺めながら、観光気分です。
戻ってからはほとんどの時間はカジノで過ごします。
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ホテルの部屋です。
全室がスィートで広くて豪華です。 |
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ホテルの中は本当に広いです。
(カジノだけで東京ドームの大きさ)
屋外のように見えますが建物内の作り物の天井で、時間帯に合わせて変化するようです。
フードコートは両側に各国の小さな料理店がたくさん並び、それぞれが好きな物をチョイスしてテーブルまで運んでいただきます。
上海ガニの天ぷらと石焼ビビンバは、けっこうおいしかったです。 |
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2012.1.14
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これまでは行き帰りでしか着なかった塩沢紬です。
帯は一昨日の半幅帯を華やかに結んでみました。
リバーシブルの半幅帯は旅行では便利ですね。
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遅めの朝食はホテルカジノの中にある「レッド・ドラゴン・ヌードル」です。
お粥もチャーハンもとってもおいしいです。
メンバーズカードの提示で、15%引きは嬉しいですね。 |
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COD( シティ・オブ・ドリームス)に行って「天幕(バブル)」を見ます。
買い物したレシートがあれば無料ですが、HKD50(500円くらい)でチケットを買いました。
15分間の光と水のショーは、立ったまま天井を見上げてます。
音楽と映像のパフォーマンスは一見の価値あり。楽しいです。
兎年が終わって、龍がやって来て富をもたらすというものです。 |
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マカオ最後の夜は、一昨日と同じレストランです。
再度、フォアグラのサラダを頼みました。
ラム肉の鉄板炒めは定食になっていて、長粒米とサラダがセットになっています。
ビールもおいしくいただきました。
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2012.1.15
これから帰路につきます。
後染めの小千谷紬の道中着をずうっと来ています。
***ここからは日本に戻ってからの更新です。***
搭乗検査では必ずコートも脱いでカゴに入れるよう指示をされるのですが、道中着は一度も注意をされませんでした。
着物の一部? |
マカオフェリーターミナルに向うホテル専用バスは9時半〜しかないとのこと。タクシーで向います。
濃霧のためか、1時間20分ほど遅れての乗船です。
香港空港でもその影響(?)か、ソウル便の出発が40分ほど遅れていたために私たちは乗ることができました。でもなかなか離陸しないため、もっと遅れます。
仁川空港での乗り換えが心配ですが、お腹が空きました。 |
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ターボジェット |
香港ーソウル便は大きい飛行機で、機内食もちょっと豪華です。
ビビンバをいただいたあとは、ハーゲンダッツが配られます。
邦画を1本観てくつろげました。
30分ほど遅れて仁川空港に到着すると、降口で待っていた女性地上勤務員の一人が「ニイガタ!オオミヤ!」と叫んでました。
その後は私たちを引き連れて急ぎ足で立入禁止エリアを横切り、搭乗検査を済ませ更に小走りでかなり端の方にある新潟便の搭乗口まで誘導してくれました。
ジャスト18:00に搭乗した私たちを待ってドアは閉められ、飛行機は動き始めました。
朝から冷や汗の移動日でした。
新潟便でも食事は出ましたが、まだ食欲はありませんし飛行時間も1時間25分しかありません。
新潟空港到着後は、路面が凍結した状態の中タクシーで帰宅しました。
今回もコリアンエアー(大韓航空)での旅でしたが、帰りは香港空港で預けたスーツケースが短い時間内でソウル便に積まれ、更に新潟便に乗せ換えられ無事に新潟空港で受け取ることができたのは感動です。 |
『着物を着ていると』
・いつも誰かに見られています。(遠慮なくジロジロと見ている人達とは、極力視線を合わせないようにしています。)
・黙って写真を撮られることがあります。
・概ね親切にされることが多いです。
・食事や買い物で入ったお店の方の緊張を感じますが、2回目以降は慣れるようです。
・カジノのお客さんやお店の方、ガードマンなどのホテル従業員は知っている日本語で話しかけて来ます。(こんにちは。ありがとう。お元気ですか?etc)
・国や年齢に関係なく、興味津々の目で見ます。(すれ違って振り返って上から下まで見る。話しているグループ全員で注視する。etc)
・ある中年の日本人男性が「あ〜!着物、かっこいいですねぇ」と、私ではなく隣で歩いている夫にお褒めの言葉を。
・カジノの両替所窓口では従業員の男女数人が集まって、夫に「She is beautiful」と、離れて立っている連れの私をわざわざ褒めます。(もし着物を着ていなかったら、誰も注目しないタダの観光客でしかありません。)
その時の会話
窓口の方「She is beautiful」
夫「Thank you. Kimono is beautiful.But Kimono is high price!」
みんなで大笑いだそうです。
ひやひやドキドキの楽しい5日間でした。
着物を着ていて不便なことはありません。ただ、周りの反応に少し疲れます。(笑・汗)
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