2010.12.24
ツアーですので、新潟空港集合時間が決められています。
今回は2泊だけの旅行ですので、空港の駐車場に車を置いておきます。
着物は皺になりにくくて着易い、いつもの塩沢紬。帯は結び目がない「かるた結び」で博多紋織りの半幅帯です。
足袋はネル裏の冬用です。

定刻どおり9時半に大韓航空機は、新潟空港を飛び立ちました。
思ったほど揺れることなく
雲の上空で安定飛行に移ると、機内食のビーフカレーです。
バドワイザーをいっしょにいただきました。
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空港からのツアーバスに乗って明洞(ミョンドン)で、自由に昼食です。
現在マイナス13℃の中をうろうろして、あるお店でちぢみを食べました。
暖かい店内でほっとしました。
きょうはクリスマスイヴ。
25日は韓国では祝日となっているので、夜からは歩けないくらい混雑するそうです。
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次のコースは「大統領官邸の見学」
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暗くなったら、明洞の街の光のページェント。
肌を切るような冷たい空気の中、めったには見られないソウルのクリスマスです。
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宿泊は江南(中心部から川をはさんで南側)にある「ヨンドンホテル」
老舗の三ツ星ホテルとのことですが、2006年にリニューアルして日本人観光客も多く利用しているようです。
豪華ではないけれど、シャワートイレやインターネット接続など設備が充実されました。
東京のビジネスホテルよりも少し広めの部屋・・・のレベルです。
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今夜はこのあと、明洞で焼肉です。
希望者だけ、ツアーバスに乗ってもう一度明洞にユーターンです。
反対車線はすごい渋滞で、ホテルへのチェックインが遅くなりましたが、あっという間に焼肉店に到着です。
ブルコギとカルビから選んだ炭火焼カルビは、お店の方がチョッキンチョッキンしてくれます。
少し甘めの味付けは、付け出しのキムチやナムルに合います。
生ビールとマッコリで、あっという間に遅めの夕食は終わりました。 |
明洞の街中のフリータイム1時間は、特に欲しい物はないし寒いので解散場所の4階にあった
「足もみ・40分20000ウォン(w)」目指して、急な階段を上がりました。
着物で?と思われるかもしれませんが、支障ありません。
下半身に着けるように出された短パンをはき、足袋を脱ぎ着物・長じゅばんなどの裾をまくって帯に裾を預けます。
足湯に浸かり、その後ベッドに横になって足先から腿までマッサージです。
お腹の上に、暖められたジェルのような包みを乗せられながらのマッサージですので、身体の中からほかほかです。
お店の方(男女とも)は着物の裾を巻き上げるのを、興味深そうに見ておられました。 |
20分だけということで、連れていかれたロッテホテル内の「セブンラックカジノ」は24時間営業ですので、夜を感じさせない明るさです。
かるく見学して、明日に備えます。
ようやくホテルに戻って、長い一日の終了です。
ツァーはラクですが、自由がききませんね。
明日はまったくのフリーです。 |
2010.12.25
遅めの朝食をホテルのバイキングでいただいたあとに、タクシーで10分ほどの江南にあるCOEX(コエックス)に。
ここは一大アミューズメントエリア。
韓国随一という、アクアリューム水族館がひとつの目的です。
小さな子連れファミリーや恋人たちで賑わってます。
面白そうな生き物がたくさんいました。 |
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ウミウシ |
タツノオトシゴ |
食事中の亀 |
まったく泳がないピラニア |
お見合い中の電気ナマズ |
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ワニ |
平家蟹のお腹 |
仲良しのアナゴ |
愛想の良いマナティ |
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エイのお腹 |
亀 |
クラゲ |
ペンギン |
エイリアン?サメのお腹 |
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ランチは広大なCOEXのストリートで並んでいなくて、入り易そうなお店に決めました。
夫は冷麺、私は野菜たっぷりのビビンバです。
すぐに運ばれて来て、お店の人がささっと混ぜてくれました。
コチジャンを少なめにしてもらいましたが、辛味はちょうど良くておいしかったです。
冷麺は氷も入っていて、素麺よりも細い麺です。お店の方がスープの中にハサミを突っ込んで、その麺をチョキチョキ切ります。それでも、まだ長い麺です。
切りながら食べるなんて、焼肉と同じですね。
お店の雰囲気は定食屋さんでしょうか。
若いお客さんが多かったです。
クリスマスということもあってか、COEX全体が若者パワーで溢れているようです。 |
韓国にはこれまでのカジノの他にも、官民で運営する公社ができていました。
昨夜の見学だけのカジノの江南店がこのエリアにあります。
スロットマシンで遊びました。やはり、一攫千金は無理ですね。
お小遣いの範囲で十分遊ばせていただきました。
COEXは地下街になってますので、マイナス気温のクリスマスは人があふれてます。
現代(ヒュンダイ)デパートの地下に繫がってますので、飲み物などを買うのに寒い屋外に出なくて済みました。
きょうもたっぷり歩きました。
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2010.12.26
今日は帰る日。
午後2時にロビーに集合です。
ホテルが12時にチェックアウトですので午前中はのんびりと、海外向けNHK日本語放送で「駅伝」を見ていました。
ホテルの周辺を散歩して、映画館のホットドッグを食べてあま~いホットグリーンラテェでホッと一息。
マイナス気温の冷凍庫のようなソウルでは、外に長い時間はいられません。
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ホテルにツアーバスが迎えに来て、土産用食料品店へ連れて行かれます。
熱いとうもろこしのお茶をいただいて、キムチを購入。

仁川(インチョン)空港での待ち時間は、4階にあるラウンジで一休み。
乾燥しているので、本当に喉が渇くのです。(いいわけ?)
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出発ゲートに向っている時
こんな行列を見ました。
ラッキー! |
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機内食です。
帰りは1時間35分の飛行です。
マイナス10℃の冷凍庫のようなソウルと比べたら
春先のような気温になるのでしょうが、
新潟の方が寒く感じられるのは雪と風があるからです。
みぞれと雷のお迎えは寒い! |
[後日談]
着物を着ていると良く覚えていただけます。
仁川空港の移動歩道で、大韓航空のCAの方から「Niigata?の方?」と声をかけられました。
現代デパートのお酒売り場のイケメン店員さんからは、親切に対応していただけました。
ソウルは観光地としての意識がしっかりとしていて、着物を着ていなくても誰にでも親切です。
同じツアー参加者で、フリータイムに迷子になり警察に行ったらパトカーでホテルまで送ってくれた・・とか。
言葉が通じなくても、楽しめる街です。
現地の添乗員さんから「着物は寒くないですか?足先は?首は?」と訊かれました。
足袋はネル裏の冬物
着物に半幅帯の上には、防寒コート(カシミア製)・ケープ(ウール)を着ています。
ケープを頭からかぶることもできます。(髪がくずれてしまいますが・・。)
冬の必須アイテムは「スパッツ」です。足元からの冷たい空気を遮断できます。
乾燥地ですので、静電気が気になるところですが、正絹の長襦袢なら軽減されます。
ケープで上半身を覆っていれば、着物は暖かいです。
混雑した人ごみの中(足元やケープで隠した襟元は見えにくいです)でも、よく目に留められて振り向かれます。
推察するに・・・髪型かな?
一般の韓国の方は髪をまとめていません。(CAの方や一流ホテル従業員くらいです)
きっと私は一見すると、違和感があるのでしょう。
上から下まで視線を流して「キモノ」だとわかると、微笑んで眺めてますね。(笑)
短いけれど、楽しい旅でした。
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