このページの多くが、現地からのレポートです。

更新最終時間 2010年12月27日 9:27:21(完)

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今回の旅行は2週間前に決まりました。
新潟日報の広告欄に、韓国観光公社が後援するモニターツアー(格安料金)が載っていたのです。
アンニョンハセヨ。
皆様は、先日韓国で発生した事件により、韓国旅行に不安を感じられていることと思います。しかし、現在韓国では、国民は普段と変わらない生活を送り、また韓国を旅行される皆様が滞在されるに何の不便もない状況でございます。
万全の受入れ態勢を整え安心して韓国旅行を楽しめますので、
               是非、こころ、きらめく韓国へ起し下さい。

タマタマ、代休を取る予定だった夫の都合と合ってすぐに申し込みました。
久しぶりのソウルを目的地とした旅です。
ツアーは初めてですが、フリータイムが多いですので独自で楽しめます。

*最近の韓国は何かと不穏なニュースになり、観光客が敬遠ぎみなのでしょうか。
早く落ち着いた世の中になると良いです。


この時期のソウルの寒さは、新潟の比ではありません。
24~26日の予報は、最高気温ー7~-2℃/最低気温-12~ー8℃
雪は降りませんが冷えますので、防寒対策が必要です。
24日はソウルでも30年ぶりの冷え込みという、日中でもー13℃だったとのことです。
雪は降らないので、冷凍庫のような感じです。
2010.12.24
ツアーですので、新潟空港集合時間が決められています。
今回は2泊だけの旅行ですので、空港の駐車場に車を置いておきます。
着物は皺になりにくくて着易い、いつもの塩沢紬。帯は結び目がない「かるた結び」で博多紋織りの半幅帯です。
足袋はネル裏の冬用です。


定刻どおり9時半に大韓航空機は、新潟空港を飛び立ちました。
思ったほど揺れることなく
雲の上空で安定飛行に移ると、機内食のビーフカレーです。
バドワイザーをいっしょにいただきました。

空港からのツアーバスに乗って明洞(ミョンドン)で、自由に昼食です。
現在マイナス13℃の中をうろうろして、あるお店でちぢみを食べました。
暖かい店内でほっとしました。

きょうはクリスマスイヴ。
25日は韓国では祝日となっているので、夜からは歩けないくらい混雑するそうです。

次のコースは「大統領官邸の見学」
写真をバックに。 大統領の執務デスク 大統領官邸の前庭

暗くなったら、明洞の街の光のページェント。
肌を切るような冷たい空気の中、めったには見られないソウルのクリスマスです。

宿泊は江南(中心部から川をはさんで南側)にある「ヨンドンホテル」
老舗の三ツ星ホテルとのことですが、2006年にリニューアルして日本人観光客も多く利用しているようです。
豪華ではないけれど、シャワートイレやインターネット接続など設備が充実されました。
東京のビジネスホテルよりも少し広めの部屋・・・のレベルです。

今夜はこのあと、明洞で焼肉です。
希望者だけ、ツアーバスに乗ってもう一度明洞にユーターンです。
反対車線はすごい渋滞で、ホテルへのチェックインが遅くなりましたが、あっという間に焼肉店に到着です。
ブルコギとカルビから選んだ炭火焼カルビは、お店の方がチョッキンチョッキンしてくれます。
少し甘めの味付けは、付け出しのキムチやナムルに合います。

生ビールとマッコリで、あっという間に遅めの夕食は終わりました。
明洞の街中のフリータイム1時間は、特に欲しい物はないし寒いので解散場所の4階にあった
「足もみ・40分20000ウォン(w)」目指して、急な階段を上がりました。
着物で?と思われるかもしれませんが、支障ありません。
下半身に着けるように出された短パンをはき、足袋を脱ぎ着物・長じゅばんなどの裾をまくって帯に裾を預けます。
足湯に浸かり、その後ベッドに横になって足先から腿までマッサージです。
お腹の上に、暖められたジェルのような包みを乗せられながらのマッサージですので、身体の中からほかほかです。

お店の方(男女とも)は着物の裾を巻き上げるのを、興味深そうに見ておられました。

20分だけということで、連れていかれたロッテホテル内の「セブンラックカジノ」は24時間営業ですので、夜を感じさせない明るさです。
かるく見学して、明日に備えます。


ようやくホテルに戻って、長い一日の終了です。
ツァーはラクですが、自由がききませんね。
明日はまったくのフリーです。
2010.12.25
遅めの朝食をホテルのバイキングでいただいたあとに、タクシーで10分ほどの江南にあるCOEX(コエックス)に。
ここは一大アミューズメントエリア。
韓国随一という、アクアリューム水族館がひとつの目的です。
小さな子連れファミリーや恋人たちで賑わってます。
面白そうな生き物がたくさんいました。
ウミウシ タツノオトシゴ 食事中の亀 まったく泳がないピラニア お見合い中の電気ナマズ
ワニ 平家蟹のお腹 仲良しのアナゴ 愛想の良いマナティ
エイのお腹 クラゲ ペンギン エイリアン?サメのお腹
ランチは広大なCOEXのストリートで並んでいなくて、入り易そうなお店に決めました。
夫は冷麺、私は野菜たっぷりのビビンバです。
すぐに運ばれて来て、お店の人がささっと混ぜてくれました。
コチジャンを少なめにしてもらいましたが、辛味はちょうど良くておいしかったです。
冷麺は氷も入っていて、素麺よりも細い麺です。お店の方がスープの中にハサミを突っ込んで、その麺をチョキチョキ切ります。それでも、まだ長い麺です。
切りながら食べるなんて、焼肉と同じですね。

お店の雰囲気は定食屋さんでしょうか。
若いお客さんが多かったです。
クリスマスということもあってか、COEX全体が若者パワーで溢れているようです。

韓国にはこれまでのカジノの他にも、官民で運営する公社ができていました。
昨夜の見学だけのカジノの江南店がこのエリアにあります。
スロットマシンで遊びました。やはり、一攫千金は無理ですね。
お小遣いの範囲で十分遊ばせていただきました。

COEXは地下街になってますので、マイナス気温のクリスマスは人があふれてます。
現代(ヒュンダイ)デパートの地下に繫がってますので、飲み物などを買うのに寒い屋外に出なくて済みました。
きょうもたっぷり歩きました。

2010.12.26
今日は帰る日。
午後2時にロビーに集合です。
ホテルが12時にチェックアウトですので午前中はのんびりと、海外向けNHK日本語放送で「駅伝」を見ていました。
ホテルの周辺を散歩して、映画館のホットドッグを食べてあま~いホットグリーンラテェでホッと一息。
マイナス気温の冷凍庫のようなソウルでは、外に長い時間はいられません。
ホテルにツアーバスが迎えに来て、土産用食料品店へ連れて行かれます。
熱いとうもろこしのお茶をいただいて、キムチを購入。


仁川(インチョン)空港での待ち時間は、4階にあるラウンジで一休み。
乾燥しているので、本当に喉が渇くのです。(いいわけ?)


出発ゲートに向っている時
こんな行列を見ました。
ラッキー!
機内食です。
帰りは1時間35分の飛行です。

マイナス10℃の冷凍庫のようなソウルと比べたら
春先のような気温になるのでしょうが、
新潟の方が寒く感じられるのは雪と風があるからです。
みぞれと雷のお迎えは寒い!

[後日談]
着物を着ていると良く覚えていただけます。
仁川空港の移動歩道で、大韓航空のCAの方から「Niigata?の方?」と声をかけられました。
現代デパートのお酒売り場のイケメン店員さんからは、親切に対応していただけました。
ソウルは観光地としての意識がしっかりとしていて、着物を着ていなくても誰にでも親切です。
同じツアー参加者で、フリータイムに迷子になり警察に行ったらパトカーでホテルまで送ってくれた・・とか。
言葉が通じなくても、楽しめる街です。

現地の添乗員さんから「着物は寒くないですか?足先は?首は?」と訊かれました。
足袋はネル裏の冬物
着物に半幅帯の上には、防寒コート(カシミア製)・ケープ(ウール)を着ています。
ケープを頭からかぶることもできます。(髪がくずれてしまいますが・・。)
冬の必須アイテムは「スパッツ」です。足元からの冷たい空気を遮断できます。
乾燥地ですので、静電気が気になるところですが、正絹の長襦袢なら軽減されます。
ケープで上半身を覆っていれば、着物は暖かいです。

混雑した人ごみの中(足元やケープで隠した襟元は見えにくいです)でも、よく目に留められて振り向かれます。
推察するに・・・髪型かな?
一般の韓国の方は髪をまとめていません。(CAの方や一流ホテル従業員くらいです)
きっと私は一見すると、違和感があるのでしょう。
上から下まで視線を流して「キモノ」だとわかると、微笑んで眺めてますね。(笑)
短いけれど、楽しい旅でした。



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着物でおでかけ備忘録 (私のプライベートです。)

きものでソウル (2010年12月24~26日)

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