市民オンブズマン群馬 第46回例会報告
場所 鈴木学習塾下細井教室
時間 11月17日(日)PM2:00〜4:00
参加者 10名
<議題・報告>
1.県・各市の政務調査費について
2.自治体への交付金について
3.県議会の宴会費用返還請求事件について
4.知事・議員へのかかわりとオンブズマン組織について
5.新町の県議会議員の公職選挙法違反疑義
<内容>
1.県・各市の政務調査費について
議員の第2報酬とも言われる政務調査費についての話がありました。県議会議員
は年間360万円、前橋市議は年間120万円、高崎市議も年間100万円などが
支払われています。沼田市では年間18万円ですが、宴会に使われたとして他の市
民団体が調査しています。他の市町村でも、この費用の使われ方について監視して
いく必要があるようです。
2.自治体への交付金について
前橋市の自治委員(いわゆる区長さん)へ年間約30万円支払われていますが、
これ以外にも行政事務連絡交付金(広報紙の配布費用)が年間1億5277万円、
222名の自治委員一人あたり68万円のお金が支払われています。広報配布に
協力した家に500〜2000円程度払うのが普通ですが、予算を余らせて自治
委員の宴会用費用にしている場合もあるようです。違反とまでは指摘できないよう
ですが、金額が大きいので今後監視していく必要があります。
3.県議会の宴会費用返還請求事件について
議員が年2回研修の名目で2〜4件の県内会社等を見学し、温泉宿泊先で宴会を
行いその費用約1万5千円を旅費として計上していた事件。
他県の判例では5千円を超える宴会費用は返還命令がでており、1万5千円の宴会
は明らかに常識の範囲を超過しています。そのうえ本来緊張を持って行政を議論す
べき、行政と立法の立場にある人たちの宴会自体そもそもおかしいと言えます。
現在当会副代表の杉山さんが原告となって費用返還訴訟を行っており、10月25
日に第1回公判がありました。被告の議員はおおむね事実は認めるものの、重箱の
隅をつつくような反論を行っています。来年1月16日に第2回公判が行われます。
4.知事・議員へのかかわりとオンブズマン組織について
会員から、オンブズマン組織として知事や議員の選出に積極的に関与してはどう
かとの意見がありました。(社会の変動に応じて市民感覚をますます取り入れる為
とのこと)
それに対して実際に選挙に出たこともある会員から、最終的には立法する立場から
変えていく必要はあるとの話もありました。しかし、オンブズマンの本質は市民に
よる行政監査であるし、行政に関するいろいろな情報を集めるのに選挙の為という
位置付けにされると必要な情報も得られなくなるとの意見や、現在の参加人数では
議員を選出して支援活動までする事ができないとの意見も出ました。
5.新町の県議会議員の公職選挙法違反疑義
新町の関根県議会議員が、来春選挙があるにもかかわらず選挙地盤の新町の大半
の家庭に卓上電子カレンダーを配布していました。1つ300円程度であり、県の
選挙管理委員に確認したところ公職選挙法違反にあたらないと言われたと言うが、
この次期での配布は明らかに公選法違反。そのうえ県選挙管理委員は相談を受けた
ものの公選法の抵触判断まではしていないと言っています。
この卓上カレンダーの実際の市販価格は約1000円。まさに偽りだらけの証言と
いえます。
その他
当会代表の鈴木さんが県会議員選挙に出ることになりました。市民の立場からの
県政を目指すとのことですので、応援していきましょう。
当会顧問の鎌田さんも執筆している書「日本環境年鑑2002年度版」が発行され
ました。値段は6,930円と高めですが、多くのNPO関係者も執筆しており充実した
内容なのでぜひ御一読下さい。また、近くの図書館などに書籍購入依頼してもら
うと個人で買わずに読むことができます。
・日本環境年鑑2002年度版、発行:創土社、ISBN4-7893-0122-2 C0002、6600円+税