( 議事録一覧へ )
2002.4.21(日) 第39回例会報告
市民オンブズマン群馬 第39回例会報告

場所 鈴木学習塾下細井教室
時間 4月21日(日)PM2:00〜4:00
参加者 8名


<議題・報告>
1.県会議員の県内調査および県外調査に関する問題点
2.倉渕ダムの公文書毀棄と偽造
3.赤城村問題
4.その他


<内容>
1.県会議員の県内調査および県外調査に関する問題点
  前回の例会で全国市民オンブズマンによるランキング発表がありましたが、
  ランキング調査のために情報公開請求した資料のうち、無駄と思われる点が見受けられました。
  (夜中に走る峠族の調査なのに現場には昼間行き、夜は宴会していたなど)
  そこで、詳細を知るために追加調査を行った結果、あきれた実態がわかってきました。

  議会12の委員会による県内調査は概ね年3回行われており、うち2回は宿泊込みです。
  しかしこの内容は、温泉地に県庁職員を引き連れて宴会をしに行っているようなものでした。
  下に例を出すと

  ・「総務企画常任委員会県内調査出席者名簿」(平成13年6月21日)より
   議事堂→館林調査19人→【薮塚温泉宿泊】51人→太田調査21人 … 温泉宿泊のみが30人以上

  ・「産業経済常任委員会県内調査出席者一覧表」(平成13年6月29日)より
   議事堂→伊勢崎、鬼石26人→【伊香保温泉宿泊】41人→高崎25人 … 宿泊地だけ方向違い

  ・「景気対策・科学技術特別委員会県内調査出席者名簿」(平成13年7月6日)より
   議事堂→桐生、太田24人→【伊香保温泉宿泊】74人→昭和村20人 … 調査3時間で夜は大宴会

  これらはほぼ全て10時に前橋の議事堂出発、5時には温泉地に到着しており、
  さらに次の日の8時に宿出発、11時には議事堂前に到着しています。
  また、上の例にみても分かるように、いつのまにか温泉で人数が増えており
  さらに平均1万5千円の料金から推定すると、飲み放題の宿泊プラン。
  調査とは名ばかりの、まさに宴会が目的の温泉パック旅行でした。
  このような議員と県庁の宴会は税金の無駄になるばかりか、談合の温床になるなど2重の無駄です。
  議員と県庁職員は、馴れ合うのではなく、適度な緊張をもって接してもらわねばなりません。

  これら宴会の実態は全国紙にも掲載され、NHKのニュースにもなったので聞いているかと思います。
  あまりにあきれた実態ですが、これが毎年繰り返されている事実なのです。
  議会や県庁には改善を要請しており、来年からの自粛を期待しています。

  (産経新聞が紙上で酒宴と書いた事を、県議会が表現が悪すぎと抗議しましたが、
   どう見ても酒宴でしょうと新聞側が抗議を一蹴したという話題も出ました)


2.倉渕ダムの公文書毀棄と偽造
  新聞紙上で、倉渕ダムに関する公文書毀棄と偽造の件が数日に渡って出ました。
  この文書というのが、倉渕ダムの治水効果をうたっている部分で
  ダム建設と護岸工事ではダムの方が安いという結論を出す部分でした。
  「高崎の水を考える会」が情報公開条例で県建設事務所から最初に受け取ったものには、
  細かい内訳が載っており、護岸工事の為の土地買い上げ坪単価が70万となっていました。
  通常、護岸部分の坪単価は3〜4万、高くても7万程度なのですが
  この計算式では坪70万と10倍以上で算定していることになります。
  つまり護岸工事の為の土地買い上げ額が高く、ダムを建設した方が安いとなります。

  この坪単価改ざんが公にされると、ダム治水効果算定式そのものがおかしい事になるため、
  県建設事務所はその日のうちに出した文書を回収し、
  坪単価を含めた計算内訳書そのものを削った文書を作成、再開示したようです。

  情報公開請求された文書のうち、都合の悪い部分を隠すこのような行為は
  情報公開法や条例をないがしろにするものです。
  また、今回の件は、開示決定から実際に開示するまで1月もかかっており、この点でも違法です。
  さらに回収する方法も、文書を持っている人の家の前に待ち伏せして、
  脅迫まがいの行為で持ち去ったとの情報も入っています。
  幸い、家に帰る直前にコピーを複数部とっていたため、再開示したものと照らし合わせて
  文書を改ざんしたことがわかりました。

  市民オンブズマン群馬では、今後とも高崎の水を考える会を応援し、
  同会とは別の切り口から支援していきます。
  一つの方法として、治水効果算出を業者に70万円で作成依頼していることがわかっており、
  実情に合わない算定式を出したとして、予算の返還請求などを考えています。


3.赤城村問題
  青木さんが追っている赤城村の公図書き換え問題ですが、
  市の職員による公図の書き換え疑惑の他にも、かなり問題を抱えていることがわかってきました。
  61年12月に国土調査として、国から赤城村に数十億円単位で
  公図が実際の地形とあっているかの調査費用が出ているはずなのですが、
  この調査が行われた形跡が無く、お金が何に使われたのか分からないようです。

  公図が違っているため、公共事業で工事を行おうとした場所がすでに工事済みの事もあるとこのと。
  さらに下水道工事などの場合は、どこに誰が工事したかもわからず費用が支払われていたり
  逆に不必要な工事で、割増請求を受けたりしています。

  別の話では、入札条件を外された複数の業者が、これまでの工事で割にあわなかった分の数億円を請求し、
  議会の過半数で、この請求をのむ事を可決してしまったというのです。
  (青木さん等が支払いの停止を求めており、4月時点ではこの数億円は未払い)

  当会副代表の杉山さんが、青木さんを応援して村役場に出向くと、
  情報公開条例など無視する態度で応対され、議会事務局では公開請求に文句さえ出る始末。
  役場としての機能も、議会機能も完全に麻痺しています。
  かなり悪い状態なので、もっと多くの人の応援が必要です。
  そのうちに、赤城村で特別例会を開こうとの提案も出ました。


4.その他
  杉山さんが原告の、沼田の社会福祉法人問題の判決が4月26日に出ます。

  政務調査費が無駄に使われているのではないかとの話がでました。
  県議では月60万円、前橋や高崎市議も年120万円程度出ているようです。

( 議事録一覧へ )