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2008年1月19日(土)例会報告
市民オンブズマン群馬 2008年1月19日(土)例会報告

場所:鈴木学習塾下細井教室
時間:午後2時から5時
参加者:6名

例会内容:

1) 県警裏金ネコババ裁判
12月28日(金)と1月18日(金)の2回に亘り証人尋問が行われ、傍聴した会員から、
県警側の証人の尋問状況について報告あり。昨年12月28日のネコパバ裁判では、警察
官に内容虚偽の支払精算書を書かせていた会計担当の女性職員が、上司の命令に従っ
て、頑ななまでに偽証し続けた。この裁判で、原告側住民は、捜査費が裏金になって
幹部の銭別資金として使われていたという事実を主張。県警の女性職員は「そもそも
捜査費の担当ではないので、捜査費のことは一切知らない」と嘘をついた。無理な追
及をしても、本当のことなんか言うはずがないので、話を転じて、賤別のことを間い
た。女性職員は「虚礼廃止の指示が毎年3月になると上司からあるので、賤別は一切
ない。私はだれにも餞別を渡したことがないし、見たこともない」と懸命に否定し
た。裁判官が、「虚礼廃止なら、本当に親しい人の問での賤別は禁止されていないの
ではないか」と聞いても、女性職員は一瞬、黙り込んでから「私はすべて禁止と理解
しています」と言い切った。女性職員の表情はずっと硬いままなので、上司の命令で
言わされているはず。定年を間近に控えた年齢になって、法廷で偽証することになる
とは。しかしぼろぼろになっても本当のことを言わない。証人尋問が終わると、女性
職員は硬い表情のままひとりでさっさと法廷を出て行った。1月18日(金)は交通指
導課の次席と課長の尋問が午前と午後それぞれ行った。課長は選別をもらう時間がな
いなどと事実と違うことを証言。また会計書類についても、群馬県の行政文書は平成
8年4月1日にA4に変更になっているから、同年11月にB4書類はありえないなどと証
言。実際には、平成14年までB4書類が警察内で相当使用され続けており、その食い違
いについて追及された県警側はタジタジになる場面が多く、裁判官も身を乗り出し、
鋭い質問を県警側の証人に浴びせていた。しかし、裁判所は外圧に弱いため予断は禁
物。次週も、県警の課長2名を尋問する上に、原告側証人として元警視庁会計職員で
警察裏金実態を知り尽くす大内氏が出廷するので、ぜひ傍聴する価値あり。なお、司
法関係者の間では、事実関係を争う刑事裁判で証人として登場してくる警察官が嘘を
つくのは「常識」だという。次回ネコババ裁判 1月25日(金)証人尋問13:15〜
16:30
県警課長 青木健一警部補
県警課長 高村昭重警部補(当時巡査部長)
元警視庁会計職員 大内顕氏
一人でも多くの傍聴をお願いします。場所は前橋地裁。

2)オンブズマンの広報活動
ネコババ事件のような県民にとって重大事件は、本来もっとマスコミが取材して報道
すべきだが、法廷には新聞社らしき者は来ているがなぜか記事にしない。従って、オ
ンブズマン自身がこの事件をもっと広報するしかないという意見が支援者から寄せら
れた。チラシは費用がかかるため、ホームページやブログを活用して、裁判の経過を
もっと発信する必要がある。当会による公開質問状とその回答内容を当会のホーム
ページに掲載してゆく。

3)大澤知事へのマニフェストに関する公開質問状と回答書の取扱い
1月7日付けで大澤知事あてに、海外視察について、新年度予算に県議の海外視察の費
用を盛り込むのか?凍結か?また、知事として海外視察をする予定はあるのか?昆虫
の森について、選挙中ハコモノ批判をしていたが、ながらく県議だった知事は、ハコ
モノ建設費を含んだ予算案に賛成してきたのか?そうであればその責任をどう考えて
いるのか?八ッ場ダムについて、同じ「ハコモノ行政」の代表だが、9月議会で知事
は「就任したばかりなので、ダムに精通していない。担当に説明させる。これから学
びたい」という発言をおり、知事は県会議長になる直前の一年間はダム担当の県土整
備常任委員だったが、八ッ場ダム問題に精通しないまま、委員会での審議をしていた
のか?と公開質問状を出した。
知事から1月11日付けで海外視察:国内外を問わず、視察・調査を行うことにより、
見聞を広め、見識を高めることは必要であると考えている。昆虫の森:昆虫の森に限
らず既存の施設について、効率的な運営を行うことが重要であると認識している。こ
のような観点から、今後設置する予定の「公共施設のあり方検討委員会」において、
抜本的な検討をしたいと考えている。八ツ場ダム:国交省が長野原町において建設を
進めている八ッ場ダムは、次の3点を目的とする多目的ダムであると承知。・吾妻川
下流及び利根川本川下流の洪水被害の軽減、・ダム下流に位置する名勝吾妻峡の景観
を保全するための流量の確保、・群馬県及び下流都県の新規都市用水の確保。という
内容の回答が来た。
余りにも当会の質問をはぐらかした回答なので、この回答を作った県庁担当者を明ら
かにすべく、情報公開請求をすることになった。

4)八ッ場ダムの水力発電施設
八ッ場ダムに60億円を付け足して水力発電施設を作る話が浮上している。昨年暮に新
聞報道あり。国や県は何が何でもダムに多用途性を理屈付けようとする魂胆。情報操
作で目晦ましをしようとしている県知事に対して、「予定されている八ッ場ダムに水
力発電施設を設置する計画についての全ての文書(構想の発端が誰によってどのよう
に持ち出されたかを示す文書も含む)」という内容の公文書開示請求書を出すことに
した。八ッ場ダムに水をためるため東電の発電用水を回そうとしているのに、なぜい
まさらダムで水力発電なのか、きちんとした理由説明を県に求めたい。

5)役所の専門家による出前口座
元値にガソリン税が25円70銭上乗せされ、暫定税率が25円10銭、その上に消費税が7
円30銭。もう一つは石炭税が2円50銭。税金に更に消費税がかかっている。この道路
特定財源とガソリン税とのしくみの関連がよくわからない。この点について、役所の
専門家に出前口座を依頼して、オンブズマンで勉強会をやってはどうかとの提案あ
り。7、8人集まれば出前口座が可能なはず。以前にも当会の総会に、報償費の件で、
県警に講師派遣を依頼したことがあるが、行政の難しいテーマについて、出前口座の
要請は有意義。他にも刑法等について警察や検察に講義をしてもらうことも検討に値
する。自動車税、重量税などは本来特定財源だったが、今は警察の給料、人件費に充
当されている。4月になると自動車税を納めろというのは、別の意味がある。

6)八ッ場ダム裁判
平成16年(行ウ)第43号公金支出差止等請求住民訴訟事件の次回期日は2月29日
(金)13:30〜(要チェック)、次々回期日は4月25日(金)13:30〜。傍聴歓迎。

7)県庁駐車場の料金
県の情報公開でも2時間を越えると料金を取られる。県の主催会議に呼ばれると無
料。しかし、本来県民サービスの観点からは無料にすべき。情報公開で1時半に来い
といわれて、5時まで閲覧して駐車料金を取られるのではかなわない。一方、県庁や
警察OBに優待券を支給されているケースも多い。この優待券の発行状況について、当
会会員が現在情報公開請求中。また、公開質問状で、県庁に用があってきた人から駐
車料金を取ることについて知事の見解を求める必要あり。出先の県職員が県庁に赴く
場合には駐車券に、その課でハンコを押して無料にしてもらえるという話もある。オ
ンブズマンは情報公開で得意先のはずだが、優待券を出せるのに出したがらないの
は、県は当会を迷惑団体と思っているのかもしれない。

8)行政の不正に関する相談事案の対応
東毛の北関東道建設に関連して、県道拡張に伴う土地買収で、県土木事務所職員から
地上げ業者もどきの仕打ちに逢っている住民からの相談案件あり。議員の土地がかか
るように歩道を広くしたり、いろいろ興味深い事実があるため、近日中に現場視察を
予定。

9)公文書閲覧時のデジカメ使用
代表が1月4日に県庁の関係部署に毎年恒例の挨拶巡りに行った際、選挙管理委員会で
地元安中市選出の議員の政治資金収支報告書を閲覧した際、デジカメで撮影しようと
したら、選管職員に拒否された。県の情報公開条例では閲覧時にデジカメによる撮影
はOKなので、その旨伝えたが、政治資金規正法は別法だとか、最高裁の判例にあるな
どと抵抗。結局、県庁2階の県民センターから「問題ない」との連絡が入り、デジカ
メでの撮影は可能であることを理解させた。このほか、法務局での登記簿の閲覧でも
デジカメの使用は問題ない。手の不自由な人は筆写できないため、バリアフリーの観
点からもデジカメによる閲覧は許可されるべき。なお、県議会の議員の資産公開情報
の閲覧時でもデジカメは問題なく使用可能。

10)県議会政務調査費住民訴訟
1月15日までに求釈明書を提出。次回期日は2月22日(金)10:00弁論準備手続。

11)その他話題
・高崎市役所周辺の年末年始のイルミネーションには22万個の発光体を使用している
が、補助金として1260万円を支出。
・不登校の状況について、教育委員会は情報を出したがらない。不登校の実態把握と
対策には情報公開が必須で有効。学校別の不登校といじめ件数について各地区で情報
開示請求してみるとよい。
・スピード違反の取締りには運用基準がない。普通15キロ以下はOKと言われるが、警
察がノルマ達成のために範囲を低くしたりする。駐車違反で車体のどれくらいがはみ
出ていたら違反になるのかも基準がない。車検場の速度メータ合格基準としてプラス
10%、マイナス5%は認められるので、この点も取り締まりの判断材料として勘案さ
れる。
・週1回の私服通学提案を新聞に投書した人の子供が通う中学校の校長が、職員会議
で、投書者の個人情報を調査するよう指示を下したことが発覚。教育委員会の体質が
良く現れている。

今年もオンブズマン活動への皆様の多大なるご支援、ご協力をよろしくお願いします。

次回例会は2月16日(土)午後2時から下細井教室です。


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