市民オンブズマン群馬 2004年6月20日(日)例会報告
場所:鈴木学習塾下細井教室
時間:午後2時から4時
参加者:13名
議題:
1.県警捜査報償費情報公開請求について
2.公共工事の落札率ランキング
3.公共事業再評価委員会の実態調査報告
4.八ッ場ダム訴訟に向かって
5.議会に関する調査
6.市民オンブズマン群馬のNPO法人化への提案
7.太田市の随意契約問題
8.オンブズマン全国大会への協力
9.その他
議題内容:
1.県警捜査報償費情報公開請求について
全国各地で県警の捜査報償費が裏金になっている事が明るみに出ています。
群馬でも同様の調査をしようと情報公開請求してみると…
6月11日のほとんどの新聞で取りあげられ、知っていると思いますが。
出てきた数十枚近くの書類がほぼ全て黒塗り。書式の枠しか判らない状態。
真っ黒な紙を数十枚出されても何ともしようがありません。
こんな書類を渡すのに、45日間も待たせるのですから。納得できません。
現在不服申し立ての準備をしています。
2.公共工事の落札率ランキング
このメーリングリストですでに杉山さんが発表していますが・・・。
各市において5千万円以上の公共工事の落札率を並べたところ、
集まった8市の落札率が全て98%以上!
県発注の69件も平均96%!
相変わらずの談合状態だという事がわかりました。
指名入札をやめ、一般競争入札が絶対必要のようです。
全国オンブズマン組織へデータを送りますが、
9月末に予定している当会の総会での議題にも取り上げたいと思います。
3.公共事業再評価委員会の実態調査報告
県の内部で、無駄な公共事業が無いかを調べるための組織があります。
それが公共事業再評価委員会なのです。が、その議事を見てみると
わずか1日の審議で、審査した全ての工事は必要であると結論付けてます。
審査内容の報告書を見ても表面的な事しか議論しておらず、
無駄な公共事業を探そうという気概が全くありませんでした。
4.八ッ場ダム訴訟に向かって
全国オンブズマン連絡会議にて、今年から問題の多い八ッ場ダムを
取り上げていくことが決まっています。
近県では住民監査請求をしていくための組織作りが進行していますが、
ここ群馬県では市民団体の調整等があり遅れ気味になってます。
他県との足並みを揃えるためには百人規模の請求団体にする必要が
ありますが、事務局等の体力を考えて人数や予算を決めていかねば
なりません。また、八ッ場ダム建設凍結までの活動は非常に長い年月
が掛かることが予想されます。それまで根気良く続けられる人を
集めなければなりません。
現在、市民オンブズマン群馬が主体となって活動していけるのか、
その場合どのくらいの規模とするのか、などを検討中です。
5.議会に関する調査
県議会議員と前橋市議会議員の政務調査費に関する資料を公開請求し、
出てきた資料を全国オンブズマン組織に送付しました。
政務調査費は、領収書などの添付が義務付けられていない為、かなり
ずさんな使われ方をされており、議員の小遣いとも呼ばれています。
(議員一人あたり月30万円なので小遣いじゃなく大遣いか)
全国ランキングなどを使い、もっと透明性を高めさせねばなりません。
6.市民オンブズマン群馬のNPO法人化への提案
八ッ場ダムの活動を本格化させると、かなりの金額の活動費を集めたり
事務連絡の為の諸費用計算などが必要となります。また、監査請求や
訴訟などが多くなるため、いままでのように弁護士の善意(つまりタダ)
に頼っては立ち行かなくなります。そこで市民オンブズマン群馬を
NPO法人にしたいとの案が出てきました。NPO法人になると、
県などに活動報告をしていかねばなりませんが、予算が法人扱いとなる
ためお金の流れをはっきりさせることができます。
(今まで予算も少なく、県へ報告する義務を嫌って法人化しなかった)
今後、事務局などでNPO法人化への資料等を作っていきます。
ところで名称なのですが、NPOが付き名前が長くなるので一部省略し
“NPO法人・市民オンブズ群馬”にするのはどうでしょうか?
NPO法人化の是非も含め、ご意見募集中です。
7.太田市の随意契約問題
太田市から今までの談合防止に向けた取り組みを全て無駄にさせる巨額不正契約が
発覚しました。隠れ蓑に使われたのは随意契約。
なんと一億を越える額の工事物件が次々と入札もせずに業者が決まっているのです。
通常の建築工事などは幾つかの業者が価格を競う入札契約をするのが普通ですが、
工事費用が極端に安いものや特定の会社が持つ特殊な技能が無いと工事できないもの
などは、入札を行わずに行政が業者を決める随意契約ができるとしています。
随意契約する場合には、契約理由が万人に納得できるものでなければなりません。
ところが今回公開された資料を見ると、その理由が「以前の工事で良いものができた
のでその御褒美として」なのです。
“御褒美”が契約理由とは・・・。
さらにその契約業者を調べてみると、通常の入札契約では最低制限価格ぎりぎりで
工事を受注する優良企業ではありませんか。
これで、オンブズマンが発表する入札率は下がり、市のランキングはUPします。
ところが裏では同じ業者が、御褒美と称して利益率の高い工事を随意契約している。
市民は2重にだまされていたのです。
まだ調べ始めたばかりで全貌は見えていませんが非常に大きな問題であると言えます。
また、他市においても同様のやり方で、癒着業者に便宜を図っていることも十分に
考えられます。
太田ではさらに情報公開を行い、不正を追求していくとしています。
また、他の市町村でも太田の実績を参考にして情報公開のやり方を考えていきます。
8.オンブズマン全国大会への協力
すでにこのメーリングリストでも紹介されていますが、
今年の市民オンブズマン全国大会は、8月28日、29日に函館にて開催されます。
全国オンブズマンへの資料は鈴木さんや杉山さんの苦労により無事送付されました。
ところで、全国大会資料の中に各オンブズマン組織の紹介があるのですが、群馬は
毎年1ページだけでした。5〜6ページ使用できるとのことなので、何か記事がある
という方は鈴木さんに連絡してください。
9.その他
杉山さんが6年以上掛かって取り組んできた、県と沼田市公共工事談合訴訟がついに
終了の時を迎えそうです。業者等は談合を認め、五億五千万円が返還されることに
なるという報告がありました。
杉山さん、樋口さん、田見さん、大変々々ご苦労様でした。
例会終了後にした話から
松井田町で農民の為の農地改良事業になるように努力している佐藤さんが、
この問題を市民に知ってもらおうと新聞折り込みを作り配布してもらおうとしました。
しかし関東新聞販売の販売所で、折り込みは配布できないと断られました。
前回の例会で小川さんから、上毛新聞の倫理委員会に行ってOKならば配布できると
アドバイスされ、見てもらい大丈夫と言われたようです。
ところがそれでも販売所で折り込みを配布できないと言われたそうです。
前橋地方法務局の高崎支局の人権擁護課では、配布の可否は販売所で決められると
いうのです。そのため佐藤さんはあきらめ、自分で町をまわり配布しています。
でもこれはおかしいのでは?
誰かご意見お願いします。