市民オンブズマン群馬 2024年12月21日(土)例会報告
場所:鈴木学習塾下細井教室
時間:午後2時から5時
参加者:11名

<例会内容>
〇館林北部第4工業団地
 館林市で群馬県企業局による北部第4工業団地の土壌検査が完了し、12月末に資料ができるとの情報を得た。
 そのため、当会からその資料の公開を情報公開請求し、当該地域の重金属汚染の実態を明らかにしていく。

〇富士通ゼネラル(代理店・NTT)の消防デジタル無線の談合確定後の賠償について
 桐生市消防局は談合が確定した案件に対し2割の違約金(損害賠償)を請求できる立場にある。
 館林邑楽広域消防組合も1割の違約金を業者に請求できる。
 消防局や消防組合が勝手に示談などで業者と和解しないよう注視し、全額賠償請求できるよう後押しする。

〇渋川市議会議員が交通指導員の報酬を貰っていた問題についての裁判が結審
 渋川市で市議会議員が、条例等に定めなく交通指導員報酬を貰っていた件で当会渋川支部会員が住民訴訟を起こしていた。
 これが12月20日に前橋地裁で結審したが、なんと地方自治法(204条の2)が市議会議員の議員外報酬を禁じているのに、
 出された判決文は、議員の職務と関係の無い交通指導員の報酬を「問題無し」と判示する内容だった。
 明らかに地方自治法の主旨を誤認した判決文のため、問題ありとして控訴そして上告を検討する。

〇その他の話題
 ・詐欺罪など人命が関わらない事件でも、警察の小出しの起訴で長期拘留させられる実態について
 ・再審請求のニュースが出ているが、氷山の一角で、冤罪での超長期拘留が常態化し続けている問題について
 ・民事訴訟法149条で裁判所の「釈明権」が記載されており、当事者に対し事実について質問できる権利を持つが、
  この権利を黙殺して事実を隠して結審させてしまう裁判官が多いという問題について
 ・渋川市が広告塔としてフードロス自販機を宣伝してるのに、いつも売り切れで殆ど商品が買えない実態について


次回例会は総会も兼ねます。来年2025年1月、第3土曜日の1月18日(土)14:00からとなります。