普段何気に使っている日本語。日本語を教える立場から、文法や語彙などの勉強はするものの、本当に学習者にわかりやすく話せているのか、伝えたい事は届いているのか、原点に帰って「話す、伝える」を重視して日本語を考えてみようという目的でこの講座を開催しました。
講師は「話す」プロ、劇団「芋の華」の上新さんと青木さんです。 3つのテーマ 1.声の高低 2.テンポ 3.間 からわかりやすく説明していただきました。 高い声・低い声・強い声・やさしい声・やかましい声・よく通る声などなど、声にはたくさんの性質・種類があり、それぞれに感じ方や伝わり方が変わってきます。相手に届いてこその会話。自分の声、話し方が相手にどのように聞こえるかを気にしながら、どう話したら相手に自分の気持ち、伝えたい事が届くのかを考えます。 | ![]() |
![]() 講師の上新さんです。 |
![]() 劇団員の青木さんです。 役者さんは会場の大きさや反射に応じて声の大きさや強さを変えるそうです。 |
![]() 活舌の練習。早口言葉は難しい!! |
みなさん、早口言葉を上手に言えますか?3回続けて言ってみましょう。![]() ![]() ![]() ![]() |
【 講師プロフィール 】 ■ 上新久雄 昭和46年、滋賀県に移住して49年に劇団「芋の華」を旗揚げ、自身は劇団の演出、脚本、ボイストレーニングを担当し、様々な活動をされています。滋賀県、草津市より依頼されて劇団公演を行い、演出、脚本を担当し、県教育委員会及び小学校、ならびに各方面より依頼されて「話し方講座」の講師を務める。今年で演劇歴50年になる。 ■ 青木恭子 12歳で劇団「芋の華」の舞台に立つ。以後「そして芹香のばあい・・・」の芹香、「青いメガネの物語」のスモモ、「父と暮せば」の美津枝などで30作品の舞台に立つ。また昨年、初のひとり芝居「お富さん」を演じる。ナレーション、朗読などで客演多数。激しい語りの舞台を得意とする。 |
2008.11.24 |
Volunteer Group Olive In Kusatsu Shiga |