滋賀県立長寿社会福祉センターにて行われました、ボランティア2006 
第1分科会 多文化共生 「いろいろな文化の人と生活するって?」 〜体験から活動へつなげよう!〜
パネラーとして参加しました。その模様をレポートします。
 



 私はボランティア2006の中で滋賀県国際協会が運営する「多文化共生」の分科会に参加しました。内容はワークショップを二回し、各団体の活動紹介をお聞きました。この中にはもちろんオリーブもパネラー参加していました。

 ワークショップでは、自分がアパートの大家になったつもりで国籍や個人の事情も違った外国の人たちをどの部屋に割り当てるかというものでした。文化や生活習慣の違いなどから、各グループでいろんなパターンの部屋割りができました。日本語を教えるために自分の隣部屋には日本語があまり話せない人を住ませたり、宗教上により対立するかもしれない人を離す部屋割りや、子供がいる場合は一階に住ませるなどです。

 しかし、これらは日本人による固定観念です。例えば、良好でない国家関係であっても、個人の付き合いでは全く関係なく、仲がいいかもしれません。つまり相手の立場も尊重して決めることが大切であると学びました。また、アパートの住人達を集めて紅葉を見に行ったり、クリスマスパーティをするなど交流を深めていけたらと思います。

 各団体の活動紹介では、NPO法人滋賀コリアン生活サポートセンターや外国籍パパママの会、ワールドアミーゴクラブの方々の取り組みをお聞きした時、オリーブに入って間もない私にとっては、日本語を教える以外にこんなにも多くのサポートがあったんだと驚きました。在日朝鮮人の高齢者との交流や外国人生徒の高校受験サポート、外国人女性の子育て相談などの活動は現在の在日外国人における問題をそのまま映しており、本当に必要なことだと思いました。この様に、私も外国人と関わりの少ない友人や親族に少しでも理解していただけるよう伝えていくことや、ボランティア活動やイベントに参加したいと思う人達に紹介したいと思います。

 私はボランティア2006に参加して、これからもっと多くの国際交流ボランティア活動等に参加していきたいという意欲が湧きました。そして、それ以外でも自分の周りに住む外国人の方々と多文化共生を目指していきたいと思います。
 
 


2006/12/3 レポート 中園 昇