体  験  談

土地と家とを購入するまで、また、都会に住んでいてお米を作るまでの経過を参考になればと思って書いてみました。(週末農業)

土地の購入

 近い将来に必ず訪れる定年を控え、有り余る時間を如何に過ごすかを考えて、田圃を買うことを決意しました。田圃を買うためには、市町村若しくは都道府県に設置されている農業委員会の許可が必要です。田圃を買う住所地に住民登録されていなければ、都道府県の農業委員会で審議され、住民登録されていれば市町村で審議されます。

家の購入

 田圃の購入に当たって申請する場所に住民登録の必要性が出てき、また、田圃の所有者にとって現在住まいしてい無い住宅も併せて購入して欲しいとのことだったので、家も購入することにしました。

農機具の購入

 新品を買うことは、不可能に近いと思っていてください。(経済的に許される方はどうぞ。)相当に高いものです。そこで田圃の近くに中古の農機具を扱っている業者を探しました。中々見つかりません。仕方なく暫く近所の方の農機具を借りてお米を作ることにしたのです。1年掛けて何とかトラクターの中古(農機具業者の方ではありません。)を探して購入しました。2年目の収穫に間に合うように、次にコンバインを購入しました。この二つの農機具が高額なので、購入できたことが最大の喜びです。後一つは、田植機の購入です。2001年の田植までには購入を考えています。購入できました。

苗を作る

 1998年に農家の方に苗の作り方を教示していただきましたが、これには毎日の世話が必要かつある程度の土地が必要です。今の住まい(都会)にはこのようなことが出来る土地がありません。田圃の近くの専業農家の方にお願いして、苗を作っていただくことになりました。2001年も作っていただきました。

収穫を迎える喜び

 収穫の秋。農家の方が一番喜ばれる季節だと思います。私も生まれて初めて1999年10月にお米が収穫できて、本当に嬉しく感激したものです。ただ、この年はコンバインが無く近くの方に刈って頂いたので、自分で刈取った2000年より感動が少なかったように思います。

最後に

 この計画を思いついて実行に移したのは、50歳になって直ぐです。まだ体が思うように動きまた力があり、生活力がある時期で無いと非常に不安になって失敗することを恐れたからです。もしも、このように田舎でお米を作り、自然と戯れようとお考えであれば、早い時期の方が良いように思います。

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