長さを計り、
位置を決めて
長い方を臍に当てる。
右手で後から拾い、
右腰に掛けて
前に回す。
この布は全幅晒木綿。
下から掛け、左に引いて締める。
みつを作り、
右横褌に、下から巻付ける。
３回以上巻けば、
通常は大丈夫。
何処にも結び目はない。
左からの布を
右腰に掛けた布に下から掛けた後、
左横褌に上から通して、
その端を下から通し、
結び目が出来、
これがみつになる。
後立褌を下に引いて、
横回し全体を確り締める。
やがて前袋に送る。
結び目を確りさせ、
この残りの布を、
横褌が弛まぬようにみつを押さえながら、
右横褌に上から２回以上巻く。
ただ、こうして確り結ぶと、
この褌を解くとき、
なかなか結び目が解けなくて
苦労をする。
前から見ると、このようになる。
洋服の下着には不向きだが、
垂れの裾を前褌の反対側の端に挟んで、
こうしたり、
前褌に挟んでこうしたりすれば、
前垂れの下端も綺麗になるし、
何とかズボンの中に入れることは出来る。
片端を臍の少し左に当て、
そのまま右へ、時計回りに腹に巻いて、全体として一回り半させ、
後で始めの布の上に持って来る。
腰の中央で交差させる。
この時点での腹側は、フリチンで、
横回しが１本あるだけ。
右手に持って上になった端を、
左横褌に上から掛けて
出来る輪の中に、
その端のみつに近い部分を入れ、
片蝶結びのように結ぶ。
下に垂れた、
やがて後立褌になる端を引いて、
横回し全体を確りさせ、
弛まぬように右に引きながら、
右横褌に上から２回巻付ける。
端が余ったら、
左横褌に下から挟んで置く。
股を通して前に回し、
前横褌を通して前袋と垂れにする。
その際、後立褌をよじらない方が、
前袋が安定すると思う。
前はこんな感じになり、
他の締め方と同じになる。
右横褌に絡めた蝶結びの輪を戻し、
反対の端を引けば
簡単に解ける。