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人はなぜ挨拶を交わすのでしょうか? 人はひとりで生きていくことは出来ません。
それなのに人と人が関われば必ず軋轢(あつれき)や反目(はんもく)がおこってしまいます。そこで人は猿であった昔から衝突を避ける方法を育ててきました。それは最初、声を出す、目を合わせるなどの方法でお互いが平和的であることを確認しあうことでした。
やがて言葉を話すようになり、「おはようございます」「ありがとう」など簡単なひとことを交し合うことで「あなたに危害を加えませんよ」「いつも感謝していますよ」と意思を通じ合わせるようになりました。
文明が進み、人は挨拶や言葉を交わすことの大切さを忘れがちになりました。ひとりで生きていると錯覚している人も少なくありません。便利になった反面、殺伐とした暮らしにくい社会になってしまいました。
みなが幸せに暮らせる社会を取り戻すことは簡単ではありませんが、小さな事からでも努力していく必要はあります。
きちんと挨拶をすることもその一つではないでしょうか。
保育園や幼稚園は子供が最初に出会う社会です。私たちは、人々が長い時間をかけて育んできた「仲良く暮らす知恵」を子供たちに手渡したいと思っています。小さな事ですが、未来が少しでも「仲良く暮らす社会」に近づいて欲しいと願っております。

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