もう、あなたは眠れない。
こわ〜い話
1.電車の女
これは、夏に体験した話しなんですけど、ちょっと不自然に思うことがありまして。
まあ、その、そうですね、あれは、朝、仕事に行く途中でしたか、K線の、特急ですか、それに乗っていると、
う〜ん、2週間くらい前からですかね、毎朝Y駅あたりから乗ってくる、20代前半くらいの女性がいまして。
あの、何で「Y駅から乗ってくる」って書かずに、「Y駅あたりから乗ってくる」って書くかっていうと。
私一度も、その人が駅から乗ってくるとこ見てないんですよ。
で、気づくと居るんです。
それで、Y駅に付くまではその人見たこと無いんで、それでY駅辺りっていう表現なんです。
で、まあ、女の人が乗ってくるんですけと、身長は160センチくらいで、肩くらいまで、黒い髪が伸びていて、なかなか、きれいな人なんです。
で、その人が私の立っているすぐそばに、近寄ってくるんです。
まあ、顔もきれいだし、こっちとしては、別に悪い気はしない。「ラッキー」とか思ったりもする。
でまあ、そっちのほう、まあ、彼女の方を、「綺麗な人だな」 と気にしながら、私は、電車乗ってたんです。
私ね、最初、その人がきれいだから、それで気になっていると思っていたんです。
でも、数日後、電車降りてから冷静になって考えてみたらね、違うんですよ!!
。なんか、イヤ〜なモノ感じてたんです。それで気になってたんです。
でも、それがなにかはわからないんです。
私、前に、ある体験をしてから、ここはなんかイヤだなっていうのを感じるようになってきたんですけど、
その、幽霊が居る、って言う感じじゃないんですよ。
でもなんかイヤーなモノ感じたんです。
で、それは何かって言いますと、
え〜、電車の中で彼女が近寄って来た時に話は戻るんですけど、
なんかの拍子に彼女と目が合ったんですよ。まあ、電車の中じゃ良くありますよね。
で、私は、目をそらしたんです。普通、向こうも何気なく目をそらして終わりですよね。
違うんです。
彼女は目をそらさず ジーーーーッとこちらを見たままなんです。
まあ、最初は「お、俺に気があるのか?」とか、「なんか変なカッコしているのか?」と、思ったんですけど違うらしんです。
何故かと言うと、別に、カッコ良い訳でもないし、カッコも普通だから(自分はそう思っている)。
身体障害者なのかな?と思ったけどそんな風には全然見えないし。
そのうち、気になってきて、私が再度、目を合わしても、彼女のほうは絶対、目をそらさない
そんなこんなしているうちに降りる駅について、私は降りたんですけど、その人はその間、一度も目をそらしませんでした。
変な奴だなと思ってました。
で、次の日、電車に乗るとまた、彼女が、Y駅辺りから乗ってきて、また私を、ジーーーーッと見ている。
そんなことが毎日続きました。
私は、乗る電車代えてみたり、車両代えてみたり、色々してみたんですが、必ず会うんです。
そして、また、こっちをジーーーーッと見ている。
何だこいつと思いました。
で、ある日、私は、その人と絶対会わないように、いつもK線をつかって出勤しているのを、T線に変えたんです。
そしたらなんと、そこでも乗ってきた、いや、気づくと隣に座っていて、またこっちを、ジーーーーッと見ているんです。
これって、偶然なんですかね?それともストーカーですかね?
私はなんとなく、そのどちらでも無い気がするんです。いや、どちらでもないんですよ!!
だって、その人、(これはこの日になって、やっと気づいたんですけど)
その人の着ている服の、胸の辺りから滴り落ちるような、真っ赤な染みがベットリついているんです。
しかも、それなのに、周りの人は、全然、不審に思っていないんです。
おかしいでしょ?
多分、私にしか見えていないんですよ。それ。
多分、明日も会いますよ、きっと。
私、話しかけてみようと思います。
多分、全てがわかりますよ。そんな気がします。
そして次の日、「今日は話しかけてみよう。」そう思ってK電車に乗りました。
するとやはり今日も、その女性が乗ってきました。
そう、今日はじめてその女の人が、Y駅から乗るところを見たのです。
今まで、こちらが確認しようとしてもどうしても確認できなかったのに。
ただ、その人、今日は、いつもとはまったく違うんです。
私、その女を、見た瞬間に、いや〜なモノを感じました。どうも人間とは思えなかったんです。
それは、その人を見ただけでも確認できます。
真っ赤なしみのついた半袖の白いTシャツにジーパン姿で、顔は真っ青になっていて、目がつり上がっている。
そして、私のほうを、ギッと、睨み付けている。
私は命の危機を感じました。
そして、心の中で「南無阿弥陀仏、ハンニャハラ」とお経を唱え始めました。
その女の人は、相変わらず、睨み付けている。
でも、そんな状況でも周りの人は、何の関心も示さない。
そんなこんなしているうちに次の駅につきました。そしたら、その女の人、その駅でで降りていったんです。
「良かった〜、助かった」と、思った瞬間、
私の目の前に、降りたはずの女が、急に現れて、
「おまえが、やったのか!!」
と聞いてきました。
私は、「いいえ、私ではありません、私は関係ありません、南無阿弥陀仏」と、声にならないような声で、訴えつづけました。
その後、その女の人の目が青白く光って、何かをやったんですが、
その辺で、どうも意識がなくなってしまったみたいなんです。
気がつくと終点でした。
それから、女の人は現れなくなりました。
あれはいったいなんだったんでしょうか?
あれは、ちょうど私が、ある会社でアルバイトをしていた時に体験した話なんですが、
その、ある会社というのは、TVゲームのゲームソフトなんかを作っている会社でして、RPGなんかを作っているんです。
で、私のやっていたアルバイトっていうのは、その開発中のゲームに、異常とか、おかしな事が無いかをチェックしていく、ていう仕事だったんです。テストプレイヤーですね。
ちょうど、私が、その体験をした時は、ある有名なRPGのチェックをしていた時なんですけど、
そのRPGというのは、以前に出されたゲームのリメイク版という形で作っているものなんです。
まあ、その仕事は、結構大変でして、締め切りも押し迫ってきていた事もあって、徹夜作業になっていたんです。
その日も、仕事が忙しくて深夜まで作業していたんです。
季節は夏の暑い盛りで、深夜になっても気温が30度近くある熱帯夜の日でした。
そうですね、何時くらいだったでしょうか、私が、トイレに行って、個室に入ったんです。
入り口のドアを開けると、その中は、ちょうどドアと横向きになっている洋式の便座があって、ドアの反対側の壁の上部の方には、
外の景色が見える小窓がついているんです。
そして私はそこの便座に腰を下ろしました。
腰を下ろすと、正面は壁になっているんですが、ちょうど私の顔の当たりに、1辺が70センチくらいの鉄の扉があるんです。
まあ、多分、排水管かなんかを覗いたり作業したりする時に開ける扉なんでしょうが、
1分くらい経ってからでしょうか、「ドン、ドン、ドン、ドン」と、鉄の扉を中から叩くような音が聞こえたんです。
最初は、風かな? と思って、気にもとめなかったんです。
しかしまた、「ドン、ドン、ドン、ドン」と、さっきより強い音で聞こえてきました。それが何回も聞こえてくるうちに、ちょっと疑問に思い始めました。
最初は、風だとばかり思っていたんですけど、今日は、ほぼ無風状態の熱帯夜、鉄の扉に音を出すような風が吹いていません。
しかもその鉄の扉は、建物の中なので風が影響するとは考えにくいんです。もし建物の中で風が吹いているのでしたら、
毎日その音が聞こえてもよいはずなのですが、その音を聞いたのは今日が初めてなんです。
「なんだろうなー」と思いました。
そのうち「開けてみようか」と思い始めました。
そして、よし、と、その鉄の扉を開けてみたんです。「ギ〜〜〜〜ィッ」
すると中には、配水管が2本まっすぐ縦に伸びているのがあるだけだったんです。
「なーんだ、なにもないや」と思った瞬間、
私は、大声を出してしまいそうになりました。
配水管の後ろに壁があるんですが、その壁に、赤い字で、魔方陣のような模様が描か
れていて、その魔方陣の中央に”呪”という文字が書かれていました。
私は、鉄の扉を閉め、急いでトイレを出ました。
そして、翌日になって、もう一回確かめてみようと思いトイレに入って、鉄の扉を開けました。すると何も書いていないんです。
最初、見間違いだったのかな?と思いましたが、昨日は確かに書いてあったんです。
あれはいったいなんだったんでしょうか?
これは、後から会社の先輩から聞いた話なんですが。
「知ってるか?俺達のチェックした、あのゲーム、以前、ファミコンで出した時、結構売れたんで、そのゲームの音楽CDもつくろう! て話になってな、音楽CDを作ったんだ。
その時、その音楽CDの制作にかかわった人が、急に会社に来なくなったんだ。どうしたんだろうと、家に電話してもいない。
心配になって、実家や、親戚の人達に連絡しても、皆知らない。とうとう見つからなかったそうだよ」
そう、蒸発しちゃったんですよ、その人。今もまだ見つからないそうです。
「へぇー、そんなこともあるんだな」と思ったんですが、 あることに気がついて「ゾッ」としました。
そう、私、あの、”呪”ていう字見た時、ちょうど、その、ゲームの、
「音 楽 の チ ェ ッ ク 」 をやってたんですよ。
あの、音楽には、何か特別なものがあるのかもしれませんね。
アレは、私が、高校生の時でした.、10月くらいでしたね。当たりはもうすっかり、秋らしくなっていました。
その日も学校が終わって、そして、私達はいつものように部室で、たむろしてたんです。
まあ、部室と言っても体育の道具などを置いておく倉庫の中でして、実に薄暗〜くて、そして寒いんですね
というのも、その日は、朝から、冷めた〜い小雨がシトシト、音も立てずに降っている。
いつもだと、そこでマージャンなんかやりながら盛り上がるんですが、その日は、朝から、マージャンを授業中にやってたこともありまして、飽きちゃったんですね。
で、なんかするでもなく雑談していました。「前の休みは、どこいっただの」、「葡萄狩りに行ったとか」
お前は、どこ行ったんだ?て聞かれて、「私は、アレフガルド」なんていいながら、わいわい話してました。
そんな時でした、いっこしたの後輩(後輩で、付き合いがあるのは彼だけだった)なんですけど、いきなり
「○○さん、幽霊って人殺すんですね」て、話しかけられました。
私は、何だ?と思いましたね。今まで、馬鹿なこと言いながら盛り上がってたのに、
いきなり「幽霊」なんて言うんですよ。
「なにをいってんだい?」
で私が聞いたら、真剣な表情になって、話してくれました。
実はこの前の休みに田舎帰ったんですよ。で、そのとき親戚の女性から聞いた話なんですけど。
1ヶ月くらい前に、夏休みとって、その親戚の友達が旅行でも行こうか?、てな話になりましてね。
で、面子集めてたら、ちょうど、その人の知り合い女の人で
そうですね、結婚してから1年くらいの新婚さんですか、その方が、「面白そうね、じゃあ行きましょう」て、
話に乗ってきたんです。
その、親戚の人は、旦那さんとも交流が会ったんで。「じゃあ、せっかくだから、夫婦そろって3人で行きましょうよ」て誘ったんですね。
「あら、いいの?」て、新婚さんが聞く。すると、親戚の友達は、
「良いのよ、まあ、連れて行けば、心強いし、それに大勢の方が楽しんだから」
とか言って、で結局、新婚の夫婦と、親戚の友達の人と、3人で、旅行に行くことになったんですね。
で、旅行の当日になって、「じゃあ、行こうか」って言って、出かけたそうです。
新潟の上のほうの、海に近いところだったけな、そこにいったんです。
で、夜近くになるまで、色々回って、「じゃあ、そろそろ、日も暮れてきたし旅館に行きましょうか」て言って、旅館の前に来たんです。
そこhが、そうですね、日本の、お屋敷という感じの建物で、瓦屋根で木造建築の、あまり大きくはない、2階建ての旅館でした。旅館と言うより、民宿ですかね。
「うわ〜、すげー古臭いな〜」何て言いながら、玄関までくると
2人の老婆が、「ようこそいいらっしゃいました。お疲れでしたでしょう」
と言って出迎えてくれたそうです。
で、部屋に通されたそうです。
30分位してからでしょうか。
「お風呂が沸くましたので御順にお入りください。後、男湯、女湯はございませんので」
と、老婆の一人が伝えにきました。
「どうしようか、じゃあ、あんた先に入って来なさいよ」
といわれて、その友達の知り合いの夫が、入ったそうです。
それから、30分経っても、1時間経っても、お風呂から、帰ってこない。
「遅いね〜、なにやってんのかしら」と、言っていると、老婆が入ってきて、
「お後の方は、お風呂にはお入りにならないんですか?」と聞いてきたんで
「えっ?、まだあがって来てないみたいなんですけど」というと、老婆が
「あ〜、お先の男の方でしたら、お風呂から上がって、町に買い物に行かれましたよ」と、知らせてくれたんです。
で、「あ〜そうですか」と答えて、
じゃあ、「私達も入ろうか」っていうことになって、風呂に入ったそうです。
で、お風呂に入ると、やけに、お風呂のお湯が、赤っぽかったそうです。
「あ〜、赤いお湯の温泉なんだな、」と思ってました。
やがて、お風呂から上がって、何のかんのやっていると、
「お食事の用意ができましたので、どうぞ、お座敷のほうへ」と言われて、お座敷に向かいました。
「アレ、あの人は?」と言うと、友達が、「どうせ、どっかで、道草しているんだから良いのよ、料理も冷めちゃうし、先に食べちゃいましょうよ」
て言って、お座敷に向かったそうです。
お座敷に入ると。お膳に、山菜のてんぷらと、なんかの肉の焼いたものと、後、何品かの料理があったそうです。
じゃ、いただきましょうて言いながら、食べてたそうです。
で、友達の知り合いが、何の気なしに、その焼いた肉を口にほおばりながら、「この肉、何の肉ですか?」と聞いたそうです。
すると、老婆が、ク〜ッと、こちらを見た。
その老婆の顔は、顔が真っ白で、目だけが、鋭く光っていて
「それはね、あんたの旦那の、腕の肉だよ」
と、言いました。
「うっそ〜、変な冗談は辞めてくださいよ」ていうと
「その肉、よく見てみろ。」
知り合いが見ると、その肉の端っこの方に、その夫がいつも見に付けている、腕時計があったそうです。
「キャ〜」
と悲鳴を上げると、老婆が
「次は、あんたらを、料理する番だね」
と言って、こちらに向かってきた。
その二人は、声にならもならないような悲鳴を上げて、すっ飛んで旅館を逃げ出したそうです。
その後、町に、逃げのびで、そのまま、警察にいったそうです。
「あの〜どこそこの旅館に泊まってたんですけど、そこで老婆の人が・・・・・。」
て、警察の人に事情を説明していると、警察の人が
「おい、あんなところ、旅館なんかあったっけ?」て言うそうです。
「あったけ?て、私達そこに泊まってたんですから」
ていうと「あ、そう。おかしいな。いや、確かに前は、その場所に民宿があったけど、今はもうやってないはずだけどな」
て言いながら、そこに行ったんですね
で、その旅館の前に着くと、さっき来たときとはまったく不陰気が違うそうです。
玄関の前には、雑草が生い茂っていて、玄関のガラスも所々割れている。
とうてい、人間が住んでいるとは思えない場所だったそうです。
「本当にここなんですね」て言いながら警察が中に入っていって調べると、あったそうです。
台所に、その友達の知り合いの夫の死体が・・・・・・・・・・・。
よく見てみると、その死体、右手の肩の辺りから下が無かったそうですよ。
その後、警察が、何日もかけて捜したそうですけど、見つかりませんでした。
結局、その男の人は、ショック死と言うことで、片付けられてしまったそうです。
後でわかったそうですけど、その旅館、昔、姉妹2人で経営していたそうです。
でも40年くらい前に、その旅館に強盗が入って、2人とも、殺されてしまったそうです。
外では、相変わらず、冷たい雨が降っている、
薄暗い部室の中で、その話しを訊いたとき、私は、本当に怖く感じたのを覚えています。
ある、怖い話の収録されたCDを、パソコンで録音していたときなんですが、ちょっと、怖い事がありまして。
で、CD録音してたんですよ。まだ最初の話が始まって、1分位経ってからかな、急に、家が、停電になってしまって、パソコンとか電気とか全部消えてしまいました。
最初は、「ブレーカーが落ちたのかな?」と、思って見てみたんだけど、見てみたら違うみたいなんです。
おかしいなーと思ったんだけど、1分位したらまた、停電が、直ったんで、もう一回、パソコンの電源入れて、録音始めました。
すると、また1分位経つと、停電になっちゃったんだ。
何だこりゃ、今日は電気の調子が悪いんだな・・・。と思ってその日は寝ました。
それで、今日、「今日は大丈夫だろう」と思ってパソコンの電源入れて、もう一回とり始めました。
今回は、1分経っても停電にならなくて、撮れたんですけど、サウンドレコーダー1分しか取れなくて、駄目だったんです。
そんで60秒たってサウンドレコーダーが止まっちゃって、
「あ、そうか、これじゃ駄目なのか、他のソフトで録音しなきゃ」
と思った瞬間、パソコンのスピーカーから、
「もう、とるな!!」
て言う声が聞こえました。
私は、ゾッとして慌てて電源切りました。
あとで、CDから出た声なのかな?と思って、そのCD聴いてみたけど、そんな言葉はどこにも入ってなかったし.
途中まで録音したWAVEファイルにも入ってませんでした。
また、昨日どこの家でも停電になっていなかったらしいです。
あ、そうそう、60秒のあの取りかけの、WAVEファイル、削除しようとしたら、
「このファイルは実行ファイルです、消すと・・・・・・」って言う、EXEファイルを削除するときに出るメッセージが出ました。
まあ、これも、私がある会社に勤めている時に、体験、というか、聞いた、というか話なんだけど、
私の勤めていた、前の会社というのは、ビルの6階から10階までを借りていて、私はその10階で働いていたんですけど、
ある日、コピーを撮りに行かなくちゃならないて事になって、コピーを、先輩の人と取りに行くことになったんです。
まあ、そのころは、私が色々怖い話なんかをしたあとで、職場の皆からは、
「○○君は色々不思議な体験をしてるんだね」と思われている頃でして、
で、その先輩の人、まあその人は、女の人で、年齢は28歳くらいなんですけど、
その人も結構そっち系の話は好きな人で、よく、「怖い話してよ」 とか言われるんですけど、
その人とコピーを撮りに行ったんです。
コピー機は、6階と、7階にあるんです。
で、私が、「どちらの階に行きますか?」、と訊くと、
「じゃあ、6階に行きましょうか」ていうんで、6階に行ったんです。
私たちが行ったときには、ちょうど、他の人がコピー機使ってましてね、結構時間がかかりそうなんです。
私が、じゃあ、7階に行きましょうか?
て行ったら、その人嫌な顔して、「7階行くの、・・・・・・・・あそこ嫌なんだよね」
ていうんです、私は、誰か嫌な人でもいるのかな?と思って「どうしてですか?」と、訊いてみたんです。
そしたら、「あそこね、出るんだよ」ていうんです。
何が出るんだろ?と思って
「何が出るんです?」て言ったら 「幽霊が出るのよ、」て言って嫌な顔するんです。
で、さらに、「あそこね、入ると、なんか気持ち悪くなるのよ、頭が重くなってね、だから嫌なの」て、いう。
私は、あ〜、また、馬鹿な事言っているよ と思って、
「でもしょうがないじゃないですか、時間もかかりそうですし、幽霊が出るとも限りませんし」て言って、7階に行ったんです。
階段上って、7階のドアを空けて、中に入ったんです。ドアが、「ドン」としまった瞬間、
「おやっ」と思いました。
その階だけ、いやにひんやりしているです。最初、空調の違いかな?と思ったんですけど、
よく考えると、部屋の場所によって、ひんやりしたり、しなかったりしている。エアコンの風のかな?と思ったんですけど、どうも違うみたいで。
でもまあ、この事を、その人に行ったら、また怖がるだろうから、言うのは、やめておこうと思って、黙ってたんです。
で、コピーを撮って、無事撮り終ったんで部屋を退室しようとしたら、そこのフロアの人が、
「○○君どうしたの、具合でも悪いの、顔がなんか真っ青だよ」ていうんです。
そうなんですよ,コピーとっている間、ずーっと寒気がしていて、気分が悪かったんですよ。
その事を言ったら,
「へぇー,君も感じるんだ、」ていうんです。
「えぇ、そうなんですよ,まあ,部屋全体ってわけじゃないんですけど,ある一部分にだけ立つと,寒気がします」
「どのあたりが?」て聴かれたんで。
「そうですね,あそこの窓からちょうど部屋の対角線の上に、あっちのほうまで、一本の道のような感じで・・・」
て言って、部屋の、対角線の方の先、ちょうど窓の反対側の壁のほうを、指差したんです。
すると、そこの壁に何かあるんです。よく見ると、御札なんですね。
その御札見た瞬間「ゾクッー」としましたね。
で、周りを見ると、皆、驚いているんですよ。どうしたんですか?、て聴くと、
「実はね、前ここで、徹夜で仕事しているときなんだけど、深夜の3時くらいかな?、仕事も一段落下から、ちょっと仮眠でもとろうか、
て事になって寝たんだ。まあ皆自分の机の周りで、椅子なんかを並べて、横になったんだ。
10分くらいたってかな、窓の外のほうで、「下に〜、下に〜、」て聞こえてくるんだ。何だろ、と思っていたら、だんだん近づいてきて、
とうとう窓から部屋には行って来たんだ、ハッと見てみると、刀刺した、お侍の行列が、部屋ん中歩いているんだ。
うわ〜なんだろと思っていた、で、次の朝、皆に、実は昨日、て話したら、俺も見た、俺も見た、て、そのフロアで寝ていた人皆が体験しているんだ。そういうことがあったんだよ。」
ていう、
私は、「へェ〜そんな事が会ったんですか」
そのあと、
「○○君が、その寒気がするって言った場所、ちょうど、そのお侍の行列が通った道筋と同じなんだよ」て、いわれました。
そのあと、私は、そのフロアには一歩も足を踏み入れていません。
多分今も、そのフロアでは、仕事してますよ、誰かが、
後になって、7階に、新しく入ってきた新人が言ってました。
「7階って、冷房効きすぎてますよね」
見ると、その人の席ちょうど部屋の、窓と、御札の対角線上にありました。
その人、今でも7階で働いているのかな?
「冷房の効き過ぎている7階で」
よく、昔、不幸の手紙とかあったでしょ。
誰かから、手紙が来てて、その内容見てみると、「3日以内にこの事を知らせないと死ぬ」とか書いてあるやつ。
あったよね〜
あせって、知らせたり,嘘だとわかってても、なんか気になってたり。
私が、こんな話をしながら、楽しく飲んでいたら、突然、私の横で飲んでた彼が言い出した。
「でもね、アレね、嘘じゃないんですよ」
「なんだい、」て聞いたら、
「私が中学生のころ、クラスで、ある人(後、A君とする)に、ある一通の手紙が送られてきたそうなんです。
その手紙の内容は、”10日以内に、恐山に上ってお祈りしないと11日の朝10時に、白骨死体になってしまう”ていう内容だそうで、
当然そんなのは誰かのいたずらだと思って、気にとめなかったそうです。
で、10日過ぎても誰一人、恐山には行かなかったそうです。当たり前ですよね。そんなの真面目に行くほうがおかしいですよね。
で、とうとう11日の朝を迎えたそうです。
いつものように、学校にその人たち(手紙をもらった)が登校してきました。
「まったく、あの手紙には参るぜ、全然這ったりじゃねえか」とか言いながら、で、授業が、始まって、1時間目、2時間目、と進んでいくうちに、
A君が、突然、席を立ち「すみません、トイレに行ってきます」と言って教室を出ていったそうです。
それから、10分過ぎても、20分過ぎても帰ってこない。とうとう、授業が終わっても、帰ってこなかったそうです。
まあ、最初は、「おい、あいつ長いな、さてはバっくれたな」くらいにしか思ってなかった。
お昼休みの終わりころでしたか。
トイレの当たりが大騒ぎになってたんです。行ってみると、トイレの個室に骸骨がぽつんと、置いてある。
何だこれ、おい、誰だよ、こんなおもちゃ置いたの、とかいって笑ってたそうです。
騒ぎを聞きつけて、先生がやってきた、骸骨を持ち上げると手に、やけに、なまあたたかく血のようなものがべっとりとつく、
何だ?と思って匂いをかいで見る、血なんですよ。で、よく見てみるとその骸骨、本物なんです、
中に脳みそが入っている、
「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
それから大騒ぎだったそうです。
警察が来て、身元確認が行われたそうです。
そしたら、身元は、そう、あの手紙をもらった、トイレにいくって行って教室を出ていったA君だったそうです。」
私ね、その話し聞いたとき、反射的に、「嘘だ」って言ったんです。だって、そんな大きな事件だったらテレビや、新聞に出るはず。でもそんな事件聞いたことも無い。
そしたら、その人、言ってました。
「実はね、クラス全員にもうひとつ手紙が送られてきてたんですよ。
”この事を公開したら、次は全員、骸骨になる”
ていう内容の、それで警察が、これは非公開にしましょうって事になったらしい。
いまでも解決して無いそうですよ。
そりゃそうですよね、トイレに出ていって、何時間も経たないうちに骸骨になっているんですから。
普通、骸骨には、ならないよ、そんな短時間じゃ。
それに、骸骨以外の体の部分て、一箇所もみつかっていないそうです。
「でもうそだね。」て言ったら、
帰ってから、その話を親とかに話した人がいるんだけどその人、次の日、交通事故で、亡くなったそうです。
頭ぱっくり割れて、骸骨が剥き出しになっていたそうです。
まあ、私は、今でも嘘だと思っています。
だって、この話を他の人にしても、私は全然元気ですからね。
みなさんは、どう思います?
これはある会社に勤めているときなんだけど、仕事の仲間と、お酒飲んでるとき、話が怪談話になってね。
色々と、話してあげてたんだけど、その仲間の中の一人に、X村にすんでいる人がいてね。まあ、私の先輩にあたる人なんだけど、
実はこの人、このての話(怪談)は、まるっきり苦手なんですよ。
まあ、そういう人見ると、話している私の方としては、逆に楽しくなっちゃいましてね、あること無いこと色々話してたんですよ。
「やめてよー」、とか言われながら、結構盛り上がっちゃいまして、・・・・・・・・・・
で、最後の方かな、こんな話したんですよ。
実はX村のデパートの裏の方の道で、ずーッと前、焼身自殺があってね。
それから、その道を通ると、焦げ臭い匂いがしたり、丸焦げになって、うめいている人の姿見たりする人がいるんですって、
てな事を話したんですよ。
そしたらその怖がりの人
「○○君、やめてよ!!私いつも会社の帰りにそこ通るんだから」とか言う、
私もお酒飲んで気持ち良くなっているし、まあ、ちょっとからかってやれ、と思って、
「アーそうなんだ、今までそんな体験ありませんでした?」とか何とか言って、
「無いよ。」
何て言うもんだから、私はマジな顔して
「でも、今まで、体験していなくても、そういう話し訊くと、幽霊を見た、て人もいますからね」
「今日は、気をつけてください」
何て言って、
まあその日は、「やめてよ」、とか言われながら、盛り上がってました。
で、明日も仕事だし、そろそろ帰ろうって事になって、お開きになったんです。
まあ、その怖がりのも、帰り道が同じなんで、じゃあ、一緒に帰ろうて、話になって、一緒に帰ったんですよ。
で、その人は、X村で降りるんで、私は特急で帰ろうと思ったんだけど、ちょうど、X村まで先行する電車があって、すいてて座れるし、「ま、いいか」
と思ってそれに乗ったんですよ。
と、その電車に乗る瞬間、なんか嫌な予感がしたんですよ、何って言われても困るんですけど、なんか、気持ち悪かった。
で、X台について、「お疲れ様でした」といって、その人と別れたんです。
それから、その人が、階段上っていく姿を、何気なく、見たんですよ。
すると、何か黒い影のようなモノが、後ろについていっているような気がしたんです。
「あれっ!?」と、思ったんだけど、そのときは何も思わなかったんですよ。
で、次の日の朝、電車であったんですよ、その人と、まあその人とは方向も同じせいもあって、朝、乗る電車の時間も同じなんですよ。
で、その日も、いつもと同じように、X村から乗ってきたんです。
そしたら、やけに顔色が悪くて、
「どうしまた?飲み過ぎましたか?」
て訊いたら、
震えるような声で、
「昨日の話、シャレになってないよ」 ていうんですよ、
私も昨日、黒い影を見たのを思い出して、「どうしました」て訊いてみたんです。
そしたら
昨日の帰り、デパートの前歩いてたら、後ろから、「殺してやりたい」 「殺してやりたい」て声が聞こえてきたそうです。
嫌だー、と思って、後ろを振り返ると、
真っ黒な、大きな人の影が、その人に襲いかかってきたそうです。
大声出して逃げ出して、急いで家に帰って、そのまま布団に潜り込んだそうです。
でも寝れなくて、今日体調が悪いって言ってました。
私が、通り魔じゃなかったの?
て訊いたら、「そんなんじゃないよ、だって10m位あったのよ、いくら影だって、そんな大きくなる?距離もそんなに離れていなかったし。」
て、真面目に話すんですよ。
そのあと
「やっぱり、あそこで焼身自殺した人の霊なのかな〜」て言ったんで、私、本当の事言ったんです。
「実は、デパートの焼身自殺の話、つくり話なんです、全部うそなんです。」て
すると、その瞬間、
これは、私も、その人にも聞こえたそうですが、
「チッ、オモシロクネエナー」ていう男の声が聞こえたんです。
隣の人かな?と思ったけど、周りは、全員女子高生や、おばさんでした。
良く、怪談話していると周りに霊が寄ってくるって言うじゃない。
その日の怪談話のとき、なんかの霊が寄って来ちゃったんですね、きっと、
そして、私のつくり話きいて、その霊が脅かそうと思ったんですかね、それで一緒についてきちゃった。
そんな気がします。
それとも、ホントにデパートの裏道で何か起きてたんでしょうか?
おっと、なんか変な音がする ( ^_^; )
こんくらいにしとこ、
8.3人の男
これは、私の、親戚から、訊いた話なんですが。
一昨年暗い前でしたか。夏ごろ、友達と何人かで、年に1度行われる、村の夏祭りに行ったんですね。
まあ、夏祭りですからね、会場は、たくさんの人でにぎわっていて、色々で店なんか廻って、花火なんかも上がってて、結構盛り上がったんですよね。
そんな楽しい夏祭りも、終わりになって、観客達も帰り始めて、で、私たちも、帰りましょうかって事になったんですね。
すると、友達の一人が、「ねェ、これから、あそこの神社の裏にある林の所で、肝試しでもやりましょうよ、」って誘ったんですね。
もう一人が「え〜、あそこって、霊が出るって言うよ、辞めた方が良いよ」って言うと、
「大丈夫よ、そんなの出やしないんだから、やりましょうよ」とかしつこく誘う。
みんな、祭りで、ハイテンションになっているせいか、じゃあ、やろうって事になったんですね。
で、神社の裏にある林に、向かって行ったんですね。
そこは、昼間でも、ほとんど、人が来る事のない、街頭一つ付いていないような所で、木々が、うっそうと茂っている。その木々の、間に、ぽつんと、砂利道があったんです。
「うわぁ〜、気味悪いね〜」とか言いながら、
「どうしようか?」
「じゃあ、2人ずつ、ペアになってこの砂利道の終わりまでいって戻ってきましょうよ。」
「良いよ、じゃ、そうしましょう」って事になって、
皆で、ペアを作って、で1組目が、入っていきました。
何分くらい経ちましたか、林の中から、
「きゃ〜、助けて〜、殺される〜」
という、けたたましい声が聞こえてきました。
案の定、今入っていった、友達の声なんで、「どうしたの」って言いながら、林に入っていた。
入ると、全力疾走して、こちらに向かってくる二人が見えて「どうしたの、何があったの?」って訊くと、
その二人は、ただただ、涙を流して、「ここでよ、ここから出よ」と訴えている。
で、林から出て、二人が落ち着いてから、「どうしたの?」訊くと、かすれるような声で、
「砂利道歩いて行ったらさ、奥に、20段くらいの石の階段があったのよ、良く見てみるとさ、そこに3人の男の人が、階段登って行ってるの。で、階段を上がりきると、端にいる二人が、真中の男の首になんか巻きつけてるのよね。何やっているのかな?と思った瞬間、真中の一人が、急に下に落ちっていっちゃったのよ。端の二人は、それを見届けると、私達の方を見て、
「次は、君達だね」
っていって、物凄い勢いで、追ってきたのよ。それで私達、大声上げて、逃げてきたの。」
と話しました。
その場にいた友達は、寒気を感じながら、聞いていたそうです。
次の日になって、あれは一体なんだったんだろうって事になって、じゃあ、恐いけど、もう一回いってみようという事で、いってみたんですね。
その林の中は、昼間でも、薄暗くて、なんか気味の悪いところでした。
で、しばらく行くと、石段が見えてきて、そこを登って行ったんですね。
そして、ちょうど、階段を上りきって、ふと下を見ると、そこには、地面から、3メートルくらいの段差があったんですね。なんだ?と思いますよね。
「どうしてこんな、何にも無いようなところにわざわざ、階段を敷いて、飛び込み台みたいなものを作ったんだろう?下にはなにもないのに」と思いながら、なんとなく、上を見たんですね。
すると、木の枝が、ちょうど横切る形で突き出ていて、そこに、ロープのようなものが巻き付いていたんですね。
「まさか!?」
と思った瞬間、「ドサッ」ッという、何か落ちるような音がしたんで、逃げるように帰ってきたそうです。
あれから、あそこには、1度も行ってないそうです。
あの3人組は、なんだったんでしょうね。
あ、そうそう、その村の辺りにね、昔、江戸時代かな,明治時代だったかな。その頃に、絞首台があったそうです。
9.電車の女(後談)
あの、女の話はアレで終わりではないんです。
そう、まだ終わってなかったんです。
あれは、去年の9月頃でしたか…、私が3人で水道橋に馬券買いに行った時の帰りです。
友人とは船橋で別れて1人になりました。で、私は帰宅するためにK線を使わなくてはいけないんですが、
どうも今日は、そのまま帰る気がしなかったんです。なんかこう寂しい気分になってしまって、とにかくK線に乗りたくなかったんです。
で、私は、別の友人に電話をかけて、一緒に遊ぼうと思ったんです。しかしその友人は都合が悪いらしく断られてしまいました。
仕方なく私は帰宅しようと思いK線に乗ったんですが、確か急行でしたかね。乗客もわりと多く、混んでました。
見た目は、普通の電車の中ですよ。でも私は、「もしかしたら」と、心の中で思いました。
「もしかしたら」なんて、あるわけないんですよ、そんなもの、万が一にも、
私は車内を見渡し、何も怪しいものがいないのを確認して、「あ〜やっぱり気のせいだ」と思って、
ウォークマンのボリュウム上げて音楽聴きながら、ドアの付近に立ってました。
走り出してから、どの辺だったでしょうか、電車がT駅に着いた時、私は息を呑みました。
また、赤い染みの入った服を着たあの女が乗ってきたんです。
そして、私の横に立ったんですよ。「うわ〜、どうしよう」と思いました。
電車はT駅から走り出す。
するとその女が、「やっぱり、お前だろ」「やっぱり、お前だろ」と話しかけてくる。
私、ウォークマン聴いてるんですよ、ボリュームがんがんに上げて、聞こえるはず無いんですよ、人の声なんて、
なのに明らかに、そして鮮明に聞こえてくるんですよ。でも周りの人は、だれも気付かない、
関心を示してこちらをうかがうこともしない。
ウォークマンのボリュームをあげててもはっきり聞こえてくるくらいの声ですよ。
周りの人に聞こえないわけがない。なのにだれーもこちらを振り向かないんです。どうしようと思いましたね。
「私では有りません、やってません」て心の中で言いながら、乗ってました。
そして、電車がO駅に着きました。私が電車から降りると、その女も電車から降りてくる。私は大急ぎで改札を抜けて逃げ、タクシーで帰りました。
その日は、それで終わりました…。
で、また何日か経った後
朝出勤の為に、T線に乗ったんです。、
そしたら、またその女が乗ってきたんです。そう、またどこからともなくいつものY駅付近で、
で、また、
「おまえだろ?」と言って来ます。
いつもなら、怖くて、声も出ないんですけど、今日は、妙に腹が立ってしまいました。
そして、私、言ったんです。
「うるさいな、お前しつこいよ、違うって言ってんだろ、大体、お前誰だよ!!」
一瞬辺りがしーんとしました。
そしてその言葉を発してしまった事を後悔しました。
するとその女は。、
「すみませんでした、人違いでした。」と言って、目の前から消えていきました。
消えた後、私は恐怖が沸いてきましたよ。
「やっぱり、人間じゃなかったんだ」
と思いましてね。
それ以後、あの女は私の目の前には姿をあらわしていません。
あの女は、一体、誰を探していたんでしょうか?
あの女の身に何が起こったというのでしょうか?
そして、今も探しているんでしょうか? K線で、
私、ある話を書いていたんです。HPに載せる為のある怖い体験談なんですけどね。
その話の内容は、まああんまり怖くはないんですけど、一応は私の最近体験した話しなんです。
で、その話を書いていたんです。
と、しばらくして、「スゥー」っと、私の部屋の襖を開ける音がしたんです。
「あー、弟でも入ってきたのかな」と思いましたね。
まあ、面倒なんでほっておきましたよ。
いつもなら、なんか一言二言話し掛けてくるはずなんです。まあ、話し掛けるっていったって、ろくな事じゃありませんけど。
しかし、いっこうに話し掛けてくる様子はないんです。
「あれ?なんの用なんだろうな?」と思いましたが、面倒なんで知らない振りをしてましたよ。
すると、「トントン!」と、私の肩を叩く、
面倒くさがりながらも「何?」と答える。
と、何も返事かない。
「面倒だな。」と思って振り返るとそこには誰もいなかった。
そして、開いているはずの襖も閉まっていました。
「何だろう?まったく下らない事するなー。」と思ったんですが、
ふと気づいたんです。
違うんです。
家族が入ってくるわけが無いんです。
今、家には私一人しか居ないんですよ。
背筋がゾクッと しましたね。
普通、そんなことがあったら、体験談書くの止めますよね。
でも何故か止めなかったんですよ、イヤーな予感がしながらも・・・
そして、その話が書き終わったんですね。
で、私はこの話をちょっと友人に見てもらおうと思い、この話をメールに書いて送ったんです。
すると、メールサーバーが混雑していたせいかなかなかエラーが出ておくれない、
何度やってもだめなんですよ。
「あー、メールサーバーが混んでいるんだな。」と思いましたね。
と、思ったんですが、
どうもそうでは無いみたいなんです。サーバーは混んでいないんです。
他の、その怖い話を書いたメール以外の内容のメールはちゃんと送れるんですよ。
「あれ?おかしいな?、向こうのメールサーバーが重くてメールが受け取れないのかな?」
とおもい、試しにその人(怖い話を送ろうとした人)にちょっとTESTメールを送ったんですよ。
まあなんてことはない簡単なメールです。
すると、それは問題無く送れるんですよ。
「あれ?送れるじゃん!!」
と思って、またその怖い話の書いたメールを送る 。するとそれは、なかなか送れないんです。
「なんなんだ」
私って結構、意地になるタイプでね、「こうなったら絶対送る!!」とか思いながら何度もチャレンジしてました。
で、何とかやっとの思いで、送れたんですね。
しかし、送れたんですが最後にエラーメッセージが出たので、再度、保険の意味でメールを出しました。
これも結構送るのが大変でしてね。あれこれ苦労したんですが、まあ何とか送れました。
でその日はそれで終わりました。
で次の日、新着メールの確認をしていると、何やら見なれないメールが一通紛れ込んでいました。
そのメールはというといかにも怪しいメールです。
差出人も、アドレスも目茶苦茶の内容です。
「あー、これはひょっとすると、何かのいたずらか、ウィルスか何かかな?」
と思いながら、ちょっと文面を見る。
私、ギョッとしましたね。
このメールの内容は、私と、その友人(昨日怖い話を送った)位しか知らないような内容が書かれてました。
それは、
昨日その友人に送ったメール内容のレスが書かれていたんですよ。
えっ?そのメールの内容ですか?
それは、勘弁して下さい。
私の身の安全のために、伏せさせていただきます。
ただ一言いえるのは、かなり恐ろしい内容のメールです。
えっ!?いたずら??
じゃあ、なんで、私の名前を”脱強”ではなく本名で呼ぶのでしょうか ?
それに、なぜ、あの事を知っているのでしょうか?
もちろんその友人は、こんなメールは送っていないそうです。
友人のいたずらというのもちょっと考えましたがそれも違いますね。私しか知らない事が幾つも書かれてましたし。
そのメールの内容、気になりますか?
それでは、最後に書かれていた文だけ、お書きいたします。
”もし、○×だったら一緒に、ツレテクヨ。”
幽霊も、メールアドレスとかHPとか持っているんですかね?
あなたも、幽霊とメール交換してみますか?
これね、読んでいる皆さんはあまり怖くないかもしれませんが、
私にとっては怖い体験でした。
あ、そうそう、私が苦労して出したはずのあのメールね
友人の所には”TESTで出したメール以外は何も届いていなかったそうです。”
あ、そうそう、このお話は、読まれない方が良いですよ。
何があっても責任は取りませんよ。
あれは、私が自分の部屋で寝ていた時のことです。
季節は、今年のちょうど梅雨に入る前あたりだったでしょうか、ただこの時期にしては、結構寒くて
しまいかけた掛け布団を出してそれをかけて寝ていました。
深夜1時ごろでしたか。
私が、うつらー、うつらーと浅い眠りに入っていた時です。
突然闇の静寂を切り裂くかの如く、私の部屋の窓を「ドンドン」と叩く音がしてきました。
「うん?何だ?」
と思いながら私は、目が覚めました。
「こんな夜更けに誰だ?家族の誰かが叩いているのかな?」そう思いうながら窓の方に目をやりますが、何も無い。
気持ち良く寝ていた所を起こされてしまった私はちょっと不機嫌になりました。
で、「なんなんだ、まったく」と、心の中でつぶやきながら起き上がって
先ほど「ドンドン」と叩かれた窓を「ガラガラッ」と開けてあたりを見渡す。
誰も居ませんでしたよ。
私の部屋の窓なんですが、開けると、もう一つ外に窓をガードするような形で鉄柵がありましてね。
で、されにそこには簾を掛けて紐で結んであるんですよね。
だから、外から、窓を叩くのは、不可能とまではいいませんが、かなり困難なんですよ。
しかもこんな夜更けにです。いたずらにしてタチが悪いですよね。
でもまあしょうがない。何もいないんですから。
で、私は、窓を閉めて、気持ち悪いので鍵をしっかり掛けて、そしてまた眠りに就きました。
30分くらい経ったでしょうか。
また
「ドンドン」と、窓を叩く音が聞こえる。
何だろう?
と思って目を覚まし、窓の方に行こうと起き上がろうとしたんですが、なんか嫌だったんですね。
何故かはわかりませんが何か体を動かしたくなかった。
金縛りではなかったんですけどね。
で、そのまま目をつぶっていました。
と、「ガラガラ・・」っと、窓を開ける音がする。
「あれ?」っと思いましたね。
確か、さっき、鍵をしっかり掛けたはずなんですよね、確認したので掛け忘れという事は絶対に無いはずです。
「おかしいな?誰かが開けに来たのかな?」
で、窓の方に目をやったんです。
目をやると、ちょうど、20センチくらいですか?窓が開いてるんです。
「あー何だ、誰か開けに来たのか。」と思ったその時、
開いた窓のその隙間から、男の顔があるんです。
「えーっ」っと思って見直す、
生首ですよ。
中年位の男の、生首が私の方をジーッと見てるんです。
「うわー」っと思いましたよ。
何にも出来なかったですよ。
しばらくその男と目線を合わせてました。
窓からは、冷たーい、そして重苦しい空気が、シャーッと流れてきて私の頬を伝う。
どのくらい時間が経ったでしょうか。
私には異様に長く感じられましたよ。
と次の瞬間
その生首が「ニッ」と笑う。
その瞬間、体か凍りつきましたね。
気づくと布団の中でした。
「あー夢だったのか。それにしても気持ちの悪い夢だったな。」
そう思っておもむろに窓を見たんです。
驚きましたね。
窓、開いてるんですよ。
さっき、絶対に閉めたのに、、、
怖くなってそのまま寝ました。
実は、このお話、
前話で書いた、友人にメールで出そうとした、あの怖い話なんですよ。
ん?
あなたの受信トレイに、変なメール、届いていませんか?