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モーツァルトイヤーで、とても忙しかった2006年最後のコンサート。本当に今年は、たくさんのコンサートを聴いた。(一生で一番だと思う。)
それでも、最初と最後は、レジデントメンバーとなっている紀尾井シンフォニエッタ東京のコンサート。シフのチェロも、指揮も特別どうということはなかったと思うが、いつものように、いつもの席で、いつもの人たちと音楽を聴くのは、本当にくつろぐ。
初めて聞いたシュレーカーの「室内交響曲」は、とても繊細で、きれいな曲だった。(精妙な映画音楽を聴いていいるような気がした。)
この秋は、たくさんの一流オーケストラを聴いたので、それに比べればKSTは確かに地味だが、弦楽器はとても水準が高いし、管とのバランスも悪くない。指揮者にも的確に反応する良いオーケストラだとあらためて思った。オーケストラは、ホームグラウンドで聴いてこそその真価が分かるのではとも思った。
忙しい一年を締めくくるには、よいコンサートだったと思う。
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