「おとこもすなる」の「も」の右横に補訂「も」、
「す」の右横に補訂「す」。
この二カ所の補訂は字母は「毛」「数」と同じであるが、古体を傍書したものであるという。(萩谷朴氏『影印本 土左日記』解題)



「それのとしのしはすの」の右横に書き入れ「延長八年任土佐守承平四年□」



「なかひつもの」の「つ」「も」間に補入符「・」
右横に「の」と傍書。



「くふらんよんへ」の「ん」「よ」間に補入符「・」
右横に「かへらや」と傍書。



「つねせぬ」の「ね」「せ」の間に補入符「・」
右横に「に」と傍書。



「ときは」の「き」「は」の間あたりの右横に「に」と傍書。



「ふいつこれ」の「ふ」「い」の間あたりの右横より、「ね字落□」と傍書。



「ふねいたして」の「ね」「い」の間に補入符「o」
右横に「を」と傍書。



「けふゝねのりし」の「ね」「の」の間の右横に「に」と傍書。



「よめるなへし」の「なへ」の続け書きのところに「る」を傍書。



「かはのほり」の「ほ」字を「ほ」に訂正。



「ゝたるうた」の踊り字「ゝ」の横に「に」と傍書。



「とりにやる」の下に挿入記号によって「十五日。けふくるまゐてきたり□)を挿入。
「ふねのむつかしさに」の「ふね」にミセケチ。



「京にはいらん」の「は」字の下に墨点。字消しか?



「いへに」の上、三文字文墨滅(ミセケチ?)「いへ□」