ボールのカバー素材と特性

カバー素材 特 性
 ソリッドパーティクル 
ベースとなるリアクティブに、シリカ、マイカ、カーバイドなどを添加したもの。
オイル上のリアクションを安定させる効果がある。ヘビーオイルに不可欠な素材であるが、
レーンヘッドのオイルが薄いコンディションやショートオイルでは手前で噛みすぎたり、
バックエンドの動きが大人しくなったりする傾向がある。
最近ではミディアムオイル程度まで対応できるローパーティクル(添加剤の配合が少ない)
も開発されている。

 パーティクルパール 
 (ローパーティクル) 

手前での噛みすぎを抑え、しかもオイルへの反応も過剰ではなく、キャリーダウンにも有効。
ソリッドパーティクルでは噛みすぎてオーバーリアクションを起こしてしまい、
ソリッドリアクティブではキャリーダウンに反応しすぎてしまうコンディションに有効。

 ソリッドリアクティブ 
(純リアクティブ)

「走る」イメージがある。レーンヘッドが薄目のコンディションやショートオイルに欠かせない。
オイルへの反応が過剰なことが欠点だが、フレッシュなコンディションではキレのあるバックエ
ンドリアクションが得られる。ラインナップの中心的存在。

 リアクティブパール 
リアクティブに「パール」を配合したもの。最も走りが得やすい。
ドライなコンディションや荒れたコンディションに有効。スピード不足のボウラーにも効果的。

 ポリエステル 
プラスチック素材のボール。


ボウリングマガジン 2004.10 「ボールリアクションガイド:日坂義人著」より




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