#2079  「流れ星左近」収録、『THE サムライ』発売!
Ver.14. 1. 0 '09/03/03
from Otoshibumi '09年 3月 3日
 『THE サムライ』が2月26日に小池書院から発売された。この単行本の中に、池上先生の短編「流れ星左近」が収録されているので報告です。

 
『THE サムライ』は、『時代劇漫画刃』に掲載された短編をまとめたものだ。小池書院の漫画スーパーワイドシリーズの一冊として発売されている。収録されている作品は、以下の10作品。

   井上紀良×高橋ビンゴ  「月吼-GEKKOU」
   
藤原さとし 「そらごころ」
   かどたひろし×飯嶋和一 「雷電本紀」
   松森 正×辻 真先 「信長烈風紀」
   
高田靖彦 「ゴンパチ捕物帳」
   小暮 峰 「爪結奇譚」
   
笠 太郎 「ひょうひょう飄べえ」
   
あだちのりこ 「筆行士七宝」
   
あだちつよし×宮崎 克 「狂走ナリ晋作」
   
池上遼一 「流れ星左近」

 これらの作品のうち、池上先生の作品を除く9本の作品は、単行本初収録。だから、価値があると思う。私にとっては、松森 正×辻 真先 の「信長烈風紀」がうれしい。小池書院さんとしては、時代劇漫画刃での初掲載、井上紀良×高橋ビンゴ 「月吼-GEKKOU」が一番であり、だから表紙を飾っているのでしょう。

 「読み応え凝縮の512ページ!」と裏表紙にあるが、一読させていただいてその通りだと思う。
 
読んでいて思ったのだが、池上先生の「流れ星左近」が採用されたのがわかるような気がする。古くからの池上ファンならわかると思うのだが、「流れ星左近」は、池上先生の作品の中でも「超」さわやか路線の作品だ。池上先生の作品をファンでない人に紹介するのには、もってこいの作品であるし、この路線の池上先生の作品を好むファンの方も多いと思う。

 
池上ファンお方で、「流れ星左近」を読まれていない方は、是非、コレクションに。今度いつ単行本になるかわかりませんから。