フォントのモーフィング
プロフェッショナル版でのフォントのモーフィング動画の作成も、基本的には煩雑な処理を必要とするものではありません。手書き文字のモーフィングに準じた容易な操作でその生成を行うことが出来ます。
設定操作 |
Professional版では進行元・進行先の両変換シートに[フォント]ダイアログが追加されます。その上部の[文字]枠内に、モーフィングさせたい文字列をテキストで入力します。
進行元の文字列として、例としてここでは簡単に数字の「2」を文字として一文字入力し、同様に進行先の文字として「4」を入力してみます。 ダイアログ下部の[OK]をクリックすると、新規のフォントに対しては、その軸線の順序と方向の設定を行うために、自動抽出された青色の軸線を伴ってそれが専用のウィンドウに拡大表示されます。 基本的な設定はこれで終了です。右クリックメニューの[確定]で軸線の指定が保存され、以後その文字のモーフィングが可能になります。 手書き文字のモーフィング同様に、[アニメーション]シートの[実行]で動画が作成されます。 ラインの太さとエッジの基本形状を保持し、この種類の変形処理で発生しがちな形状の乱れや鋭角的な凸凹、線質のジャギーを最小限に抑えた、以下のような動画が生成されます。 最初のダイアログ内の設定によって、文字の数や大きさや種類、レイアウトなどは容易に変更が可能です。
この青色の軸線上を、その一般的な書き順の順に、マウスで一回なぞります。
自動抽出される軸線
なぞり書きをしてラインの順序と方向の指定を行います。
進行元と進行先の文字の総ライン数(画数)の違いは自動的に吸収され、該当する個所の自然な接合と分離が行われます。