〜テニスが強くなる為のトレーニング〜


皆さん、こんにちは。今月のレッスンは私、池上が担当させて頂きます。
今回は「テニスが強くなる為のトレーニング」を紹介します!
日頃、東京チームの練習に取り入れているトレーニングや、私個人で行なっている
トレーニングを盛り沢山でお送りします!!
今まで、コートの上でボールを打つだけがテニスだと思っていたそこのあなた!
少しずつ始めてみて下さい!きっと効果が現れるはずです。


<テニスは足から>

ボールをヒットさせる為には、良いポジションへしっかり動いていって打たなくては
なりません。その為にはやはり、足のバネが必要なのです。
★まずは、足の筋力をしっかりつけて
★その筋力を生かしつつ、キビキビした動きに対応できて
★さらに、その力を持続できれば
恐いものなーしです!!!!!!
では、メニューの紹介をします。


@前後のスクワット
図のように頭の後ろに手を組んで、片足ずつ交互に前に踏み出します。
始めはゆっくり、ジワーっと自分の体重が前足の太股に掛かっているのを 感じながら行なって下さい。始めは反動で戻らずに負荷を感じながら 行ないます。
自分の負荷に慣れてきて、更に素早い動きを意識したい時は、先程の逆で、 足を踏み出して大地を蹴るのと同時に素早く戻すようにテンポよく行います。 最初は蹴りだして戻るまでの時間が長くかかりますが、慣れてくると素早く、 機敏にできるようになります。
. 前後のスクワット
ゆっくり体重を前の太股に


<ワンポイント@>
右の図を見て下さい。丸の部分を拇指球(ボシキュウ)と言います。 歩く時はかかとから地面に着いて拇指球に乗って体重移動していきます。 歩くと分かると思いますが、拇指球以外のところへ体重移動すると とても不安定です。ですからどの種目にも関連することですが、トレーニングの際は 拇指球を意識して下さい。そうすることで、どこにも力が逃げないで 次の動きにしっかり移ることができます。
. 拇指球
拇指球


A左右のスクワット
これは先ほどの前後のスクワットと同じ要領で、踏み出しを横にして行なって 下さい。また、左右のスクワットは特に拇指球を意識して行なって下さい。
. 左右のスクワット
拇指球を意識して


B前後のジャンプスクワット
これは大地を蹴り上げながら、できるだけ高くジャンプすることが大切です。 その時に肘をジャンプと同時に横に上げるとしっかり高く飛べます。 入社当時、「全然、ジャンプできてないー!」とみんなにバカにされましたが 今ではバッチリ?!です。
. ジャンプスクワット
高くジャンプ!

<ワンポイントA>
トレーニングの合間にたくさんストレッチを行なうことをお薦めします。
トレーニングを行なって、筋肉の動きが活発になって血の巡りが良くなった所で
しっかり伸ばしてやると疲労も軽減されます。


Cバービー
直立の状態から、しゃがんで、足を伸ばして、足を戻して、一気に半回転ジャンプ、
これで1回です。このメニューは一つ一つの動作をしっかりやることが大切です。
特にジャンプは高く!これは、しんどいですよ(笑)
しっかり10回やるだけで息があがります。

. バービー1 バービー2 バービー3 バービー4 バービー5 バービー6
直立から
しゃがんで
足を伸ばして
足を戻して
半回転ジャンプ
着地


Dふくらはぎのトレーニング
段差のある所で片足ずつ、かかとを出して上げ下げ。 この時もしっかり拇指球に乗って、ふくらはぎを意識して ゆっくり上げてゆっくり下げます。 また、更に負荷を掛けたい時は、重い物を持って行なうと良いです。 このトレーニングを行なっているうちに、筋肉に乳酸がたまって、ふくらはぎが熱ーく なってきます。終った後はしっかりストレッチをして筋肉を伸ばして下さい。
. ふくらはぎ1 . ふくらはぎ2
ふくらはぎを意識して
ゆっくり上げる


次は少し動きのあるトレーニングをご紹介します。


Eステップダッシュ
ここからはペアで行なうトレーニングです。
一人が合図を出して、もう一人はできるだけ細かいステップ(足踏み)を踏みます。
左右どちらかの合図で、その場で横へターンしてすぐ正面向きに戻ります。
ランダムで上下左右に合図を出し、最後の合図で10m位ダッシュします。
このトレーニングは結構楽しいですよ!私はよくこのトレーニング姿を笑われて
しまいます。テニスと同じで、個々の特徴がよく現れる種目でもありますが、
気にしないで楽しくやりましょう!トレーニングは楽しんでやるのが一番です。


. ステップダッシュ1 ステップダッシュ2 ステップダッシュ3 ステップダッシュ4 ステップダッシュ5
細かいステップから
左右にターン
下に伏せる
上にジャンプ
最後にダッシュ


Fころころ
一人が左右にボールを転がして、もう一人が低い姿勢で細かいサイドステップで
ボールを取って転がして返します。この時に腰が折れないように、しっかりと膝を
曲げて姿勢を良くしてなるべく素早く動くようにします。


ころころ1 . ころころ2 . ころころ3
低い姿勢で
細かいサイドステップ
左右に素早く動く


私からのレッスンは以上です。皆さん参考になりましたか?
でも、がんばり過ぎてはだめですよ。オーバーワークで筋肉を痛めてしまっては
何もなりません。過ぎたるは及ばざるが如しです。くれぐれも自分の体力に合せて
トレーニングしてみて下さいね!!
また、何か感想や他にも良いトレーニング方法があれば教えて下さい。


NTT TOKYO TENNIS TEAM