■ 秘宝堂 [Nikon F-601QD] Page 1/2

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仕様
型式 モーター内臓35ミリ一眼レフレックス電子制御式フォーカルプレーンシャッターオートフォーカスカメラ
露出制御 PM(マルチプログラムオート)、P(プログラムオート)、S(シャッタースピード優先オート)、A(絞り優先オート)、M(マニュアル)プログラムオート(PM、P)時はプログラムシフト可能
ピント検出方式 TTL位相検出方式、ニコンアドバンスAM200センサーにより検出
フォーカスモード シングルAFサーボモード(S)、コンティニアスAFサーボモード(CF)およびマニュアル(M)
ファインダー ハイアイポイントアイレベル式(アイポイント約18mm)、
視野率約92%、倍率 約0.75倍(50ミリレンズ使用で∞の時)
ファインダースクリーン 専用B型(クリアマットスクリーンII)(交換不可)
測光方式 TTLマルチパターン開放測光(AFニッコール<F3AF用を除く>またはAi−Pニッコールレンズ使用時)、中央部重点開放測光、スポット測光
シャッター 電子制御上下走行式フォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード PM・P・Aモード:1/2000〜30秒(デジタル制御)、
S・Mモード:1/2000〜30秒(1段毎、デジタル制御)及びBulb
シンクロ接点 X接点のみ、1/125秒以下でスピードライトに同調
セルフタイマー 電子制御式、作動時間2〜30秒設定可能、ダブルセルフタイマー(1回目10秒、2回目5秒)可能
内臓スピードライト
(TTL調光制御)
押しボタン操作による手動ポップアップ方式(GN13、照射角28mmレンズの画角をカバー)
フィルム巻き上げ 内蔵モーターによる自動巻き上げ
S(シングル)・ CL(低速連続:最高1.2コマ/秒)・CH(高速連続:最高2コマ/秒)の切替え可能
フィルム巻き戻し 内臓モーターによる自動巻き戻し
データバック 液晶式クォーツデジタルウォッチ内臓オートデート
電源:3Vリチウム電池(CR2025タイプ)1個
AEロック、AFロック、露出補正(+5EV〜−5EV、1/3EV ステップ)、調光補正(+1EV〜−3EV、1/3EVステップ)
電源 6Vリチウム電池(CR-P2タイプ)1個
大きさ(幅X高さX奥行) 約 154.5 X 100 X 67mm
重量 約 660g(ボディのみ、電池除く)

 

[ F-601QD・・・ニコンAF一眼レフ発達史に残した足跡

 1990年9月発売。希望小売価格:85,000円(ボディのみ)。

 発売から、もう11年目になるとは・・・月日が経つのは早いものですねぇ・・・。

 「キミ(F-601QD)はあの頃と、ちっとも変わらないね。キレイだよ・・・」

 ぬわんちゃってぇ・・・(^^;。

 つまらん戯言はさておき(^^;、ニコンAF一眼レフ初期の「F-3ケタ」シリーズの一機種として誕生したF-601QDは、中級機、という位置付けにもかかわらず、

  • オートブラケティング(自動露出ずらし)機能のカメラ本体への内臓
    (ちなみに当時の上位機種F4、F-801ではマルチコントロールバックにて
    対応)
  • スピードライト制御機能(調光補正、後幕シンクロ)のカメラ本体への内蔵
    (F4、F-801ではスピードライトSB-24、25、26側の設定に依存)
 などの特徴を備えた、大変意欲的なカメラです。

 上記の特徴に、ダブルコマンドダイヤルによるオペレーションを加えると、ほぼ現行のF5、F100、F80 の操作系になる(というのは、ちょっと乱暴な言い方かな?(^^;)

・・・つまり、F-601QDは、現在(2001年4月時点)のニコンAF一眼レフを形作る上で、大変重要な役割を担った機種、と言えると思うのであります。

[ 購入のきっかけ ]

 あれは忘れもしない、1999年5月のこと。

 会社の登山クラブに誘われて、鳥取県の大山(だいせん)へ登った折、私は当時買ったばかりのF4を持参したのですが、その重さに体が負けてしまい、下山途中、あと一息で駐車場というところでついに歩けなくなってしまった(^^;、という、とお〜っても恥ずかしい思い出を作ってしまったのでした(^^ゞ。

 「山登りに持って行ける、小型軽量のカメラを入手せねば!!」

 私は早速、機種の選定を始めたのでした。スピードライト内臓のAF機で、日付写し込み機能があって、そんでもって私がこだわったのが、「単三電池が使えるカメラ」ということだったのです(リチウムはお高いからイヤなのぢゃ(^^;)。

 この条件を満たすのは、F-401シリーズのみ。

 ところが、F-401シリーズには、「CPU内臓レンズ以外では露出計が作動しない」という、私にとっては致命的な問題があったのです(手持ちのレンズは圧倒的に非CPUのものが多いのです>私)。

 「う〜ん、う〜ん、う〜ん・・・どーしたもんかのぅ・・・(-_-;)」

 などと悩むうちに、季節は秋になりました。会社の登山クラブの「秋の登山」が行われる・・・と思ったら、メンバーの日程調整が付かず、お流れに。

 これで安心して(^^ゞ、更に悩む日々を重ねること、約半年(笑)。2000年5月の下旬、私がいつもお世話になっている某カメラ店の中古コーナーで、F-601QD(新品同様・元箱付)を発見!!かなりお手頃なお値段だったのに加えて、店員さんの熱心な薦めを受けて・・・買っちゃいました(^^;。

 使用電池はリチウムでしたが、「どうせメインカメラじゃないし、そう頻繁に電池を交換することもあるまい」と結論づけたのでした・・・(事実、購入して約1年の間に、電池は2回買っただけですぅ(^^;)。現在(2001年4月時点)、私のF-601QDは、当初目論んだ「登山用」としての出番は全くなく(笑)、主に旅行の友として、「そこそこに」(笑)活躍中です。
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