F80様にデート機能がついてない!
2000年4月27日に発売になったF80D様とF80S様は人気沸騰のため、予約をしたがなかなか入手出来なかったという人がつい最近までいたようだ。ニコンの新製品は、発売直後は品不足になるという最近の傾向に漏れることなく、このカメラもチョ〜人気機種としての存在感を放ったようである。
私自身もこのご神機にはとても興味があり、発売日にF80S様を購入した某女史を間髪いれずに訪ねて触らせてもらったぐらいであった(断っておくが某女史を触ったわけではない)。バッテリーパックMB-16を装着したお姿などは、私が小さい頃にあこがれていた小型軽量で有名なオリンパスOM-1(1973年発売、改造なしでモータードライブが使えるOM−1MDは1974年発売)を彷彿とさせ「このカメラには大きなレンズを装着してはいけない!コンパクトなレンズを装着しなくては美観を損ねる!」と言い切ってしまったのである。ただ、貧乏人としてはF80D様が88,000円也、F80S様が102,000円也と少々お高く、我が家の大蔵省(女房)との折衝は困難を極めると判断し躊躇していた。
しかし、そこにニコン信者の会ドイツ支部から朗報が入ったのである。
「F80様のデート機能なし、白ボディが発売された!値段はDM1050(約55,000円ぐらい)。」
素晴らしい!貧乏人には喜ばしい情報ではないか!。しかし、これはヨーロッパのみの発売で「日本では発売しないらしい」というオマケ情報もあり、ちょっと肩透かしを食らった感じではあった。ちなみにアメリカでは「N80」という名でF80(デート機能なし)様が販売されている。
しかし、なぜ日本では「デート機能なし」は発売にならないのだろうか?。もちろん、ニコン信者の会内部では「ドイツ人はデートに誘い出すのが上手だからデート機能は必要ないのでしょう。日本人は女性を誘うのが下手くそだからなぁ。」という軽口で処理された。この手のオヤジギャグはニコン信者の会内部のみとして、ここではあえてもっともらしい理屈をつけることにしよう。
20万円クラスのレンズを頻繁に発売しても好調に売上を伸ばすことができるニコンが利益率を追及し、ブランド名をフルに活用した販売方針である!・・・・・?。
事実かどうかはわからないが当たらずとも遠からずといったところではないだろうか?。少なくともF80D様とF80S様の大成功により、今後も集中的に高額商品が発売される傾向が強まっていくのではないかと貧乏人は危惧している。
ところで、F80(デート機能なし)様の情報を得た私は2000年6月下旬にストックホルムへ出張した時に、かなりの数のカメラ屋を巡りこれを探したのではあるが、残念ながら在庫があったのは一軒だけであった。しかも、ズームレンズとのセット販売だったのでここでの購入を断念している。「おおぉ!スウェーデンでもニコン様は大人気だ!」と思いたいところではあるが、全体にニコン様を大量に在庫しているところが少ないだけではなく、まったくニコン様を置いていないというカメラ屋もあったのだ。「某メーカーの方が人気があるのかも・・・」と思わせるには十分な状況であったという悲しい報告をしておこう。
F80D様、F80S様との相違点
F80D様、F80S様とF80(デート機能なし)様との違いは、ドイツ語の取説と日本語の取説をニコン信者の会ドイツ支部会員に比べてもらった結果、ボディーサイズと重量の違いだけであった。これは「データバック」があるかないかの違いであり、ボディーの形状が違うとかいった部類の話ではない。もちろん、ボディーの色はブラックではなく白と黒とのツートンカラーである点も大きな違いではある。ちなみに「白」と言っても真っ白ではなく、F60D様の「メタリック」のような感じである。 |