「リトル ニコン」の愛称でこれからカメラを始める人へとして絞り優先AE機として1980年3月(海外では1979年)に発売。 デザインは当時のフラッグシップF3をデザインしたジョルジェット・ジュージアローが担当、MD−Eを装着するとミニF3のように見える。
開発時には、
- 携帯性、操作性をよくし、ニコンの入門機として、簡単に気軽に撮影が出来るようにする。
- 使用頻度の少ない機能は省き、初心者の失敗を出来るだけ防ぎ、操作を簡略化するための機能を取り入れる。
- 設計の合理化により、部品点数を減少させ低位価格化を目指すがが、ニコンを精度は維持しコストパフォーマンスに優れたカメラとする。
- 外観デザインは、モータドライブやスピードライトと一体となった機能的、かつ美しいデザインとする。
を考慮して設計されたそうです。
EMの標準レンズには最近になって人気のAiニコール50mmF1.8Sが小型・軽量でぴったりですが、EM用としてニコンレンズシリーズEが3本同時に発売されました。
いずれのレンズもプラスチック胴鏡を用いたり、レンズ構成枚数を減らすなどして小型・軽量化に努めている。
国内では、5種類、8本のシリーズEレンズが発売されました。
国内販売ニコンレンズシリーズE一覧
シリーズE100mmF2.8 |
1980/03発売 |
シリーズE35mmF2.5 |
1980/03発売 |
シリーズEズーム75〜150mmF3.5 |
1980/03発売 |
シリーズE100mmF2.8New |
1981/05発売 |
シリーズE35mmF2.5New |
1981/05発売 |
シリーズE75ズーム〜150mmF3.5New |
1981/05発売 |
シリーズEズーム36〜72mmF3.5 |
1981/10発売 |
シリーズEズーム70〜210mmF4 |
1982/03発売 |
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シリーズEズーム75〜150mmF3.5に付いては1980/05発売とする資料もありました。 |
また、海外ではこれと別に3種類のニコンレンズシリーズE販売されました。
なぜ国内では販売されなかったと言うと、焦点距離・開放値が同じレンズが既に販売されていたのでまぎらわしいと言うのが理由のようです。
残念ながら私の手元にはシリーズEレンズが一本もありません、今後御布施をして我が家に来て頂くことになるでしょう。
海外販売シリーズEレンズ一覧
シリーズE50mmF1.8 |
発売時期わかりませんでした |
シリーズE28mmF2.8 |
発売時期わかりませんでした |
シリーズE135mmF2.8 |
発売時期わかりませんでした |
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