「前カバー不良」と書いてある。見ると,レンズカバーが半分開いた状態で止まっていた。不良個所が明記されているということは,他に不良個所はないということだろう。
さっそく500円で身請けした。最悪でもカバーを取り去ってしまえば,撮影に支障はないはずだ。
それに伴ってレンズカバーが開いたり閉じたりするのだが,それが動作しなくなっている。カバーの状態を確認するために,鏡胴左右に1個ずつあるネジをはずした。
これがカバーを動かしているのだろう。このレバーがちゃんと動いているなら,異常が発生している場所は,カバーそのものだと判定できる。
バネを,カバーが開くようにはめてやった。カバーがスムースに動くことを確認して,元どおりに組み立てた。
なお,ニコンミニには「オートパワーオフ」の機能があるので気をつけて欲しい。電源をオンにしてしばらくほっておくと,勝手に電源が切れて鏡胴がひっこむのだ。作業をするときには,電源をオンにして鏡胴が出た状態で,電池を抜いてしまうこと。
(MATIA)