■ 秘宝堂 ニコン様を救い出せ! [ピカイチテレ編] Page 1

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h201.jpg (22477 バイト)  あるお店のジャンクコーナーに,「ピカイチテレクォーツデート」様のお姿を発見した。動作チェックをしようとしたが,電池が入っていない。他のジャンクを調べると,F社のカメラに電池が入っていたので,これを移植した。

 まずは,動作チェックである。ジャンク品だから,動作に多少の支障はあると思うが,自分で修復することができそうかどうかを見極めなければならない。

 まずは,電源が入るかどうかである。これは電池を入れて,電源スイッチをオンにすればよい。

 次に,レンズが動くかどうかである。テレ−ワイド切り替えスイッチを動かしてみればよい。ここまではすぐにわかるね。

 次に,AFのチェックである。カメラを近いところや遠いところへ向けてシャッターを切ってみる。そのたびにレンズの繰り出し量が異なれば,一応AF機構は働いている。ピカイチテレは,ファインダー内に測距情報を示す指針があるので,これもあわせてチェックする。このとき同時に,フィルムを巻き上げるモーターが動作していることを確認する。

 最後に,AEのチェックだ。カメラの裏蓋を開けて,明るい方や暗い方へ向けてシャッターを切る。このとき,シャッタースピードや絞りの開き方に差があるようなら,AEはとりあえず動作しているということだ。

 以上のチェックの結果,ピカイチテレはちゃんと動作していることがわかった。では,なぜジャンク送りになったのだろうか・・・・

 800円で身請けして,モノクロネガを装填してテスト撮影である。現像したところ,ちゃんと写っているようだ。これはいいぜ,と思ったら,日付が写っていない(笑)。

h202.jpg (55764 バイト)

 裏蓋を開けて,オートデート基盤を外して調べたところ,本体とオートデート基盤を結ぶ線が切れていた。細かい部分であるが,ハンダ付けしたところ,日付もちゃんと写るようになった。

 あとで気が付いたことであるが,日付が写し込まれるときには,LCDの「PRINT」インジケーターが点滅するようだ。

購入時には,ここも確認した方がいいだろう。 

h203.jpg (22256 バイト)

(MATIA)

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