星の王子さま
(サン=テグジュペリ『星の王子さま』のイメージを借りて)

作詞・作曲・編曲:にかとま
編成:男声1 女声1 Piano Strings Drums Triangle
※現在の録音版は人手が足りないので上の通りになってません。

▼ MP3歌入り版(6540KB) 公開停止
2パートとも自分の声で歌ってみました。
2012/2/6 サイトの容量を削減するため、いったん公開を停止します。
なお、現在 歌詞を大幅見直し中です。

▼ MP3歌なし版(5733KB)
メロディはクラリネットの音で鳴らしています。純粋に曲を聴くならこちらのほうがいい?

※このページ下のほうに、MIDI移調版もあります。

2012/8/29に歌詞を3分の1ほど修正しました。

1.
さみしいよるに まどをながめた
 
幾億の星が 光を湛(たた)えてる
こわれかけのぼく 切れかけの線 
 
飛ぶことでしか 救われない気がしてる

いま  いつも見ていた世界を飛び立って
いま  天球少年 孤独を連れていく


傷ついたなんて 思い込みかな
 
信じることは きっと無駄なことじゃない
迷える森の かさでかキノコ

 
星とともに在り 星とともに死んでいく

いま  通り過ぎてた景色がはがれてく
いま(また) 叫びたくなる ここから飛びたくなる


星の王子さまが いつか見たあの星から
 
星の王子さまが いつか見たあの星へと
恐れもせず飛び続ける その手の中に
 
探すものがある 友達がある 何もかも
見つかる


2.
永遠映す 夕焼けの空
 
わかれていつか  大切なことにきづく
砂漠もひとも おなじ仲間
 
探してること そうさ 生きてることだろう

夢  見えてるようで カタチはつかめない
愛  距離も時間も 無邪気に融(と)けていく


大人の人が語ってくれた 「大事なこと」が ほんとうはちがっている
「ぼく」も名前も ただの約束 言い訳なんて なにも聞きたくなかった

いま  いつも見ていた景色がはがれてく
もう(すぐ) ひとつ大きな世界にめぐりあうよ


心震わせてた 子どものころのひとみで
 
愛されてる そう思って見て受け取ったら
まじりあうすべてのものの衣(ころも)を のぞいて
 
もう1人じゃない 前に行ける 進める


星の王子さまが目に見えぬ時の中で
1人歩きしてる! すべての人をこえてる!
星の生命(いのち) 人の心 その手の中に

すべてうけとめて ニコリと笑って見ている

いつでも


解説?

『星の王子さま』は全世界でひろく読まれている児童文学作品ですが、
みなさんは読まれましたでしょうか。
え?読んでない?

私も大学に入るまではちゃんと読んだことがありませんでした。
大学時代、『星の王子さま』の音楽劇をやるとかでおよびがかかりまして、
それで、まあ、原作を読んでないと、というわけで読んだわけです。

ま、この作品はあまり解説をしてはナンダナア、という気がしますので、
別にここでとりたてて内容については申しません。
ちなみに、劇のほうでは私は「おうさま」役をしました。
いやに痩せてるおうさまでした。(^^;)

そういえば、この劇では私は作曲などをしたりもしているわけですね。
『星の王子さま』にはキツネがでてくるわけですが、
キツネのうた」というのをつくりました。
これはなかなかいい歌で、劇団員にも好評でしたので、
ホントならこのホームページでお聞かせしたいところなのですが、
楽譜がどこかに行ってしまったので、1から作るのがめんどくさくてやってません。
劇団
(劇団粒脳。現在「満月工場」)のサントラにキツネ役の人が歌った生録版が入っているので、
歌ったご本人の了解があればそれを公開してもいいのですが・・・
(どうでしょうか、ほりまみさん。(^^;)

ええっと、話が全く違う方向に行っておりますね。
この「星の王子さま」は、その劇で使われた・・・ということは全くありません
劇で「星の王子さま」をやり、原作を読んでみるうちに、
つくりたくなって勝手に作ったものです。
この原作はなかなか深遠かつ不易
(いつの時代も変わらず大切なもの)なテーマを持っていると思うのですが、
それを自分なりに表現しようとして、
なんかちょっとわけわからない詞になっています。

いちおう、男声と女声の2部に分かれて歌うことを想定しています。
2部の絡み合いの細かいところはまだできてません。
(つまり現バージョンは未完成なのです。。。)

いちおう、
歌詞の
青字が男声パートのみ、
歌詞の
ピンク字が女声パートのみ、
(すなわち序盤部分は交互唱)
黒字は両方の合唱、
赤字は両方の斉唱(部分合唱?)
を想定しています。

この曲って異様に長いんですよね。
7分あります。私の曲にしてはホントにめずらしい。

そんなわけで作るのにだいぶ時間がかかってしまって
なかばライフワーク化しておりましたが、
なんとこれを作っていたMacくんが再起不能になってしまい、
あわれこの音楽データも再取り出し不可能になってしまいました。

つまり、原曲版はMIDIにコンバートすることもできず、
テープやMDに録音していたのを音声データとして扱うくらいしか
できなくなったのです。

ところが、こうやってインターネットで公開するうちに、
「演奏したい」と言われる奇特な方がいらっしゃいました。(^^)
そこで、2003年8月〜9月にかけて、
重かった腰をようやくあげて、とにもかくにもメロディー2パートとピアノパートは
MIDIデータとして再打ち込みをしました。
そして、実際の演奏に際して直しておいたほうがいい個所は私なりに修正し、
歌いやすいように音域を上げた移調版を作りました。
移調版のほうがよくなっているのかどうかはよくわかりませんが、
聴かれた感想など、聞かせてもらえればうれしいです!

▼ 『星の王子さま』移調版 MIDIデータ(GS)

音が低く歌いにくかったので 4半音分移調させました。
ピアノ譜を見直して修正しました。
☆ほか、歌詞や歌のメロディーの部分でごくわずかに変更を加えました。

歌ってくれる方、募集中です。(^0^)



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