春別(しゅんべつ)
作詞・作曲・歌:にかとま

は ない
はいない
彼女はまだ立ちつくし

遠いに うすく映る
彼の笑顔も今はない

が過ぎて
が過ぎて
の落ち葉が流れて
が過ぎて
になった
淡い想いを残して

今はこんなに 恋しくて
冬のベッドは冷たくて
心だけ闇を抜けて
昨日までの道を行く

は ない
はいない
彼女はまだ立ちつくし

遠いに うすく映る
彼の笑顔も今はない

2023新録音をYouTubeにて新規公開!
https://youtu.be/VJhRBQZPOVI
※全音1つ分上に移調しました。


▼ MP3歌入り版(1488KB)

↑過去の、Wボーカル録音版。今はなきSD-90を使用。


解説?
(この解説は2004/3/28に書いたものです。)

1996年、大学のときに天啓がふってきて、
なぜか自分のキャラクターとは全く違うこの曲が、
突如として完成形で頭の中にわいて出た。

以来、
「ギターで伴奏つけて歌いたい」
ひそかに思い続けていた曲である。
(しかし私ではどうやっても格好はつかない・・・。)

私の曲はたいていメロディーが先で、後から歌詞をつけようといろいろもがいてみるが
今まですんなりとうまくはまったことはない。
しかし、この曲は詞と曲が一緒にできたという稀有な例である。
もしかして詞が先かと思うほど、メロディーはけっこう単純な繰り返しである
(が、今回データを打ち込んでみてわかったが、1連と2連では似たようでけっこうちがっている。)

歌詞については私の曲では随一であるように思う。
なんだか意味深で、情景が目に浮かぶような気も無きにしも非ず!
というか、これは・・・女性の立場に立った失恋の歌でしょうか。(オイ、作者が何を言ってる)
私はときどき、こういうどこの馬の骨かも分からん像を作り出して勝手にトリップしてしまう。
(まあ、最近はそうでもないが)
なんていうか小説?みたいなものを書くという行為に似ている。
例によって「なんとなく」うかんできたので、深い意図は解説しようがないが、
なんとなく悲しげで悲痛な叫びを込めたくなる。
この曲には、山崎まさよしのような歌い方が似合っていると思う。
ちなみに、「春別」「SMILE&SMILE」「Fall'en Destiny」の3曲が、自分の心の中でのマイ作曲3大ベストソングである。
もう何年も自分の頭の中だけで演奏させてきているが、あとの2曲は未だ日の目を見てない(^^;)
(いずれこのWeb上で公開できるよう、がんばっているところである。)
ともあれ、「春別」を公開できたのは、私にとっては事件でした。
作曲以来、8年ぶりの完成である。
この日(2004年2月4日)は完成後、ずっと頭の中で「春別」の伴奏つきが流れていた。

さて、やっと完成させた伴奏だが、イントロだけが気に食わない。
とにかく歌とギターのイメージしかなかったので、イントロなんて全くノーイメージ!
かといっていきなり歌から入ると、自分の下手な歌ではごまかしがきかないので
適当に鳴らしてみたような感じ。
なんかいいイントロのアイデアがあったら、知らせてくださいませ。


Wボーカル録音により、迫力が増した。まあ、好みだと思うが・・・



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