40-5:愛知県 江南市 布袋大仏  



所在地:愛知県江南市木賀町大門135

取材時期:2007年8月

ジャンルお祈り?系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

今年は長期の夏休みが取れなかったので大規模取材はできません。そこで土日一泊取材で名古屋に行ってきました。金曜の夜に出発。東名大渋滞で当日中の名古屋到着はあきらめ。岡崎の徳川苑に飛び込み宿泊。翌朝、気持ちも新に出発。相変わらずの渋滞のなか春日井から小牧を抜け江南市入り。その大仏さんは布袋駅の近くにある、という情報は仕入れていたが、正確な場所までは調べ切れていなかった。

通常大仏取材では近くまでくれば大仏様にお導きされるのだが、今回はそれがない。駅前から北に数百メートルとのことだったので、線路沿いにMGを進める。すると線路の向こうにいらっしゃいました。うーん、マンガチックな巨大なお顔が民家の上に乗っている。早速名鉄犬山線の特急列車がやってくるのを待って写真を撮る。



その後、線路を渡り大仏足下に向かう。MGを道ばたに放置し、取材開始だ。この布袋大仏さんはいわゆる宗教施設ではない。なんと鍼灸院なのである。別にニカは針治療が必要なわけではないので、外から拝ませていただければ結構。ということで近づくと、さっきのマンガ顔の下に不釣り合いな小さい胴体。

たとえ鍼灸院でも大仏様は大仏様。まずはお参りです。きちんとお賽銭を納め手を合わせる。あとは写真撮りまくり。大仏の背中側にまわるとそこから建物が生えており、それが診療所になっているのだ。残念ながら鍼灸院はお休みで人の気配は無い。文献調査では鍼灸院のご主人である故前田氏が夢の中で「大仏を建立するように」という啓示を受け、その教えに従い大仏を個人で造ってしまったという、考えてみれば非常にとんでもない行動なのである。これと似たような現象は、室蘭のドライブイン大仏亭でも観察されるが、大仏として公開されていないものも多数あるのではないか。興味深い所ではある。



脱力系、珍スポとしても一級の物件であるのは間違いないので、興味ある方はどうぞ。できれば針治療も受けてみたらなお良いだろう。



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