32-1:山梨県 清里 安達原玄仏画美術館

所在地:山梨県北杜市高根町村山東割2358-5

取材時期:2006年3月

ジャンル:お祈り系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
2005年大盛況のうちに終了した愛地球博。ニカ家はあんな混雑する所は決して行かないのであるが、各パビリオンを紹介するテレビ番組くらいは観ていたのだ。そこで発見、巨大涅槃像様。中央アジア館だったか?タジキスタンからの出品でした。もちろんレプリカなので、グラスファイバー強化プラスチックか何かで出来ているのでしょうが、結構デカイもののようだった。機会があれば、涅槃様に会いに行くのも良いかな、と思っているうちに地球博終了。正月番組をゴロゴロ観ていると、涅槃様はどうやら清里に引っ越されたようだ、という情報をゲット!しかも安達原玄さんという宗教家?芸術家の運営する美術館に収められたらしい。

韮崎からR121を北上。この日は祝日で天気も良いので、早春とはいえ渋滞するだろうな〜と覚悟してきた割には拍子抜けするくらいツルッと着いてしまった。後で考えてみるとこの日はWorld Baseball Classicの決勝。視聴率50%じゃ、だれも出歩きませんな。

予想していたより早い段階で「美術館→」の看板発見。駐車場にMGを押し込み、取材開始だ!受付で600円を支払うと、まずは曼陀羅作製工房からの見学。受付で対応してくれたオバチャンは恐らく玄師匠のお弟子さん?丁寧な対応で珍スポ度がどんどん低下して行く。作製時のポイントや苦労秘話など聞かせて頂きましたが、どうしても気になるのが工房壁一面にびっしり掛けられたお面達。玄先生も蒐集していたらしいが、どこかの大学の先生のコレクションを譲り受けたものが大半を占めている。中には気が強すぎて、それを封じるため数珠か掛けられている面もある。見れば確かに、これは・・・、というもの。仮面を壁一面にアレンジする珍スポとしては島根の水上勉記念館に通じるモノがあるな〜などと思っていたが、ふと我に返れば涅槃物様がメインの取材対象ではないかと気付き二階へ。

階段を上がるとまずは曼陀羅。その横にいらっしゃいました涅槃様。いや〜やっぱデケ〜(でも日本一を誇る恵山モンテローザにはかなわないけどね)!でもお顔が独特。東アジアの仏陀様とはひと味もふた味も違うテイスト。地球博では写真もお触りもOKだったらしいが、ここ玄美術館では撮影厳禁だしタッチもだめ(ですので画像はありません)。なでなでは手前にある黄金小涅槃像で我慢しましょう。

その他、黒字に金箔で描かれた曼陀羅がニカの一番のお気に入りとなりました。玄画伯も奥のラウンジでお客様と談笑されているようで、のんびりとした時間が流れる良い落ち着く美術館でした。

写真:
 

リンク等:

公式ページ
asahi.comの記事です(涅槃像みれます)

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