No.7 轍の跡
リフォームの後のクリーニング工事で大きな失敗をしてしまいました。
ハウスクリーニングで一番気を使うのは、傷です。当然われわれが傷つけることがあってはいけないし、傷があった場合は、それがクリーニング前の傷なのか、クリーニング後の傷なのかも良く確認しておかなくてはいけません。
その時はキッチンのフローリング張りをした後の掃除とワックス掛けをしたのですが、もちろん冷蔵庫や食器だなを動かして行います。 慎重に家具を2人がかりで持ち上げて移動して、冷蔵庫は下に合板を敷いてタイヤを滑らせて移動させました。
ワックス掛けが終わって帰ろうとして、もう一回床を見てみると、光の加減でフローリングに何か筋が見えるのです。おかしいなと思ってその筋をたどってみると・・・・・・・冷蔵庫まで続いているじゃありませんか。
冷蔵庫のキャスターの跡でした。原因はフローリングの表面がかなり柔らかい物だったので、いつもの合板では冷蔵庫の重みでフローリングが凹んでしまったんです。
もっと良く確認してもっと厚い合板を使えばよかったのですが・・・・・・。
結局、監督さんもその点について注意をしなかったと言うことと、われわれの不注意との半分づつの責任という事で、費用を折半でそこの部分を張り替えることになりました。 コミュニケーションがちゃんと取れてれば、こんなことでお客様に迷惑を掛ける事もなかったですよね。(匿名様)