本文へスキップ

リフォーム豆知識 | 洗面リフォームを成功させるコツ

一級建築士事務所 OfficeYuu

新しい暮らしを作る「リライフのためのリフォーム」を提唱

  1. リフォームのホント・裏話
  2. リフォーム豆知識 INDEX
  3. 洗面リフォームを成功させるコツ

リフォーム豆知識INDEX 住宅リフォーム成功のコツやトラブル防止の方法リフォーム豆知識 - 洗面

02 洗面リフォームを成功させるコツ

洗面所は、家族全員が毎日、様々な目的で使う大切な場所であるにもかかわらず、リフォームのプランを立てる時、なぜか後回しにされがちです。洗面所はリフォームのプラン次第で、毎日の暮らし心地や安全性が大きく変わります。


洗面所で何をするかを考えてリフォームする

洗面リフォームで大事なことは、そこで何をするかと言うことです。お風呂に入る時の脱衣スペースというのはもちろん、着替えをしまっておく場所が必要かどうか。洗濯はそこでするのか。お化粧をするのか。それによってリフォームプランが変わってきます。

また、既製品の洗面化粧台の収納だけでは足りない場合が多く、他にも収納スペースが必要になってくるのですが、狭い場合が多いので、プランに工夫が必要になります。 例えば、頭の上に良く吊り戸棚をつけるのですが、これは毎日使用するものをしまうのには少々不便です。木造の壁でしたらそこをくり貫いて壁圧収納を作ると良いでしょう。木造の壁にはある程度厚みがありますので、洗面所の雑多な小物を収納する棚をたくさん作ることができ、鏡付きの扉をつけておくと便利です。


システム洗面化粧台とオーダーの洗面台

設備メーカーよりシステムキッチンのようにシステム洗面化粧台が発売されています。システム洗面化粧台とは、収納や洗面化粧台がセットになったもので、部屋のサイズに合わせてトータルでコーディネートすることができます。

洗面台をオーダーメイドで作ることもできます。造り付け家具のように自由なデザインで気に入った洗面ボウルや水栓金具をセットして、好みの洗面スペースが作れます。洗面ボウルには焼き物やガラス製、柄物の輸入製品など色々な種類がありますが、どのような用途で使うのかを良く考え、ボウルの大きさや深さに注意して下さい。 たまに見かけるのが、洗顔用にもかかわらず小さなボウルで、水がはねやすい洗面台です。

洗面台の高さも大切です。高すぎると顔を洗った時に手からヒジへと水が流れ、床の上が水浸しになります。低すぎるのも使いにくく腰痛の原因になります。 今までの洗面台の高さは72cmが標準でした。しかし現在では、80cm以上が増えています。めやすは身長160cmの人で80cm程度です。また車椅子でも使えるように足元がくり抜かれていたり、カウンターが昇降し高さが調節できるようになったバリアフリー対応のシステム洗面化粧台もあります。


洗面所のコンセントと照明

コンセントの数も大切です。洗面台まわりでは電化製品を使うことが多いので、洗面化粧台についているコンセントでは足りない場合が多いものです。洗面台の側の壁にコンセントを設けるのを忘れないようにしましょう。

お年寄りの居るお宅では、冬場に服を脱いだ時のことを考えて暖房をつけられるようにしておきましょう。電気ストーブが使えるコンセントを付けておくと便利です。また窓の小さな洗面所でお化粧などを行なう場合、照明計画がとても大切になってきます。部屋全体に白熱色、手元には蛍光色の照明を配するといいでしょう。手元の蛍光灯は鏡の上側から鏡を直接照らすような位置に取り付けると顔に陰影ができにくく、お化粧がし易くなります。


洗面所リフォームでの内装選び

洗面所の床は、濡れた身体で出入りしますので水浸しになりがちです。フローリングは痛み易いので、塩ビ性の水に強い床材が良いでしょう。またコルクの床も冬でも足元が暖かく、足触りも良いのでお奨めです。他に竹で編んだタイルなど、自然素材の床材も良いでしょう。

All Aboutのリフォームコラムで、洗面リフォームのノウハウや、アイデアもご紹介していますのでご覧下さい。
▼ All About 洗面リフォームのノウハウ記事 INDEXへ


リフォームのホント・裏話とはリフォームのホント・裏話とは

リフォームをして幸せになりたい人と、リフォームで幸せにしたい人を応援します。

All Aboutリフォーム公式ガイド

All Aboutリフォーム公式ガイド

All Aboutリフォームのオフィシャルガイドとして、リフォームのノウハウに関する記事を執筆しています。ストックは約500本、INDEXよりご覧下さい。

SNS最新情報を発信しています