「野口みずき選手顕彰記念碑」が除幕
   アテネ五輪女子マラソン金メダリストで、9月のベルリンマラソンでもアジア新記
録で優勝した伊勢市出身の野口みずき選手をたたえる「野口みずき選手顕彰記
念碑」が、三重県伊勢市の倉田山公園のジョギングコース「野口みずき金メダル
ロード」に市民らの手で建立されこのほど、野口選手が笑顔で除幕した=写真

 

   同市の約3万世帯のうち約8割が1口100円の
寄付を寄せた勘定で、総額約570万円で、顕彰
記念碑と、同ロードの距離表示板、案内板などを
建設した。
   記念碑は高さ約2メートル、横約2.2メートル、厚
さ約20センチの聖火台をモチーフにした扇型の
御影石製。ほんのりとしたピンク色の石材を使い、
野口選手の愛らしさとかわいらしさを表現。

   碑には、アテネでゴールした瞬間のイメージイラコストや、ゴール写真、足型、靴
型、記録、アテネのースデータなどを記したプレートがはめ込まれている。
   同ロードは約2.6キロで、野口選手が母校の宇治山田商時代に、「ゼイゼイ言い
ながら走った」(野口選手)コース。昨年12月に同市が命名した。
   除幕式で野口選手は「(昨年のアテネ凱旋パレード以来)約1年ぶりに、ただいま
帰りました。アテネで優勝できたのも、ベルリンで記録が更新できたのも、伊勢市民
のみなさんのおかげです。素晴らしい記念碑ができ、胸がいっぱい。北京五輪を
目指して、さらに強くなるよう努力します」と満面に笑みを浮かべていた。
(2005/10/12)