関西日帰りトレッキング

トレッキング心がけ

 

1.     

運動靴でも悪くありませんが、できればハイカット(足首まで保護)靴をお勧めします。

熟年者が楽そうなペタ靴をはいているのを見かけますが、石などを踏み、足首を捻挫すると痛くて歩けなくなるので、

安くても良いので、ハイカット(もしくはミドルカット)なトレッキングシューズがベストかと思います。

靴にこだわる方は、深い溝のビブラム社のソール(靴底)もしくはモンベルのトレールグリッパー、

ゴアテックス社の素材を使った防水性、透湿性のあるものの選択が良いかと思いますが、

近辺の山々だけであれば、不要なものです。

(ただしアルプスに1年に1度でも予定しているのであれば、年に一度だとしても、

アルプスを意識した靴がお勧めです。が、高価である必要なし。なぜなら、経年劣化と靴底摩耗で、

5年程度で買い替える必要があるからです。)

最近はトレールランニング用の靴も人気のようですが、運動能力や筋力、バランス保持力(体感)骨格などの

条件を備えた人向けと考えます。

 

2.      服装

気候に合わせた重ね着が基本です。(地上と山頂では気候が違います。標高が100mにつき約0.6度低下。)

肌下はTシャツでも良いのですが、できれば速乾性のある、化学繊維のシャツをお勧めします。

ドライTシャツなど安いものでOK。綿のTシャツは、冬は濡れて寒くなり不向きです。)

つばのある帽子(顔+首の裏の日焼け防止)・厚手の靴下は、必須です。

あとは必要に応じて手袋、ウィンドブレーカーなど。

場所によりますが山頂では風も吹きます。地上よりも510C以上低いことを見越してご準備を。

(夏でも薄手の手袋か軍手がお勧めです。転倒時に手がすりむくのを防止してくれます。)

 

3.      食料

おにぎり(手作りかコンビニ等で調達)とお菓子の携帯お勧めします。

冬はカップラーメンもおいしいです。

(お湯は山頂で沸かす必要は、全くありません。高価で、荷物になります。大きめの水筒にお湯を準備するだけが簡単で、快適&便利です。)

夏は、凍らせたペットボトルのお茶がお勧めです。

高山では水分を持っているかどうかは死活問題です。

 

4.      装備品

初めての山は、地図(古い地図はだめ。)とコンパスは、必須と考えてください。

冬季は、アイゼン、使い捨てカイロ。夏は、タオルを忘れずに。

アイゼンは金剛山では4爪の簡易アイゼンでOKですが、大峰山系には10爪以上をお勧めします。

念のため、虫よけ、日焼け止め、インセクトポイズンリムーバー(虫さされ時の毒抜き<注射器のようなもの>)

お手拭(使い捨て等)

ごみ袋(必須)

記録用のデジカメ

雪山はサングラス(特にUVカット必須、青色光線を遮断しやすいブラウン色系)

クマよけ鈴(ただし、人の多い山は、熊も出ませんので、音が他人に大変迷惑なので使用を避けましょう。

バンドエイドや消毒液など最低限度の応急処置できるものがあれば非常に助かる場合があります。

携帯電話(山で電波が届かない可能性が高いので、役に立つか不明ですのでお守り程度。)

注意:電波が届かない山は、携帯電話が電波を探して電池を消費しますので、必ず電源オフしてビニール袋に!)

9月以降富士山に登るもしくは大峰などの山奥は、万が一のピバーク用にシェルト(簡易テント)を忘れずに。

5月の唐松岳や燕岳等はピッケルを忘れずに。

 

5.      計画

出発まえに、ルートの下調べ(難度、距離、時間等)と天候の確認を忘れずに。

登山口に届けが必要なところは忘れずに記入しましょう。

奈良や三重の山々は、できる限り早朝8時位までには、登山を開始しましょう。

季節にもよりますが、遅くとも15時位までには下山していることをお勧めします。

 

6.      お勧めの歩き方

歩幅は、小さくとよく言われます。(アルプスなどの高い山は、「骨で登れ」とも言われます。→省力登り方ですね。)

歩く速度もゆっくりでOKかと思います。

息が上がらない程度の割とゆっくりした速度で、無休憩(ただし、こまめに水分は取りますが、座り込まない)のほうが

結果的には、早く登ることができます。

(ハイスピードで“はあはあ“登り、バテて、頻繁に休憩を取っていると、結局時間が掛かります。)

普段から階段を使うなど体力アップも忘れずに。

 

7.      自然保護

ゴミは、100%持ち帰りましょう。

ストックには、自然保護のため、ゴムのキャップをつけましょう。

貴重な草花は撮っても、採らないようにしましょう。

 

以上