Garmin eTrex30の押しボタン修理

eTrex305年位使っていますと、ボタン部分が陥没する事例が多数報告されているようです。

修理に出すのは、新品を買い替えるほどの費用が掛かりますので、自力で修理する方法をまとめました。

@障害の状況

eTrex30のボタン、特に電源ボタンなどよく使うスイッチは、5年位で摩耗して陥没してしまうという持病を持っています。

上の矢印が、戻るボタン、下の矢印が電源ボタン&ライト(兼スクリーンショット)。また反対側には地図のズームインとズームアウトボタンおよびメニューボタンがあります。

私の場合は、電源ボタンが陥没してしまいました。

陥没すると、ゴムが破れてしまいますので、防水性が無くなります。

 

A分解開始

分解するには、星型の特殊なドライバーが必要となります。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00GT4WX9W/

送料込みで620円は驚異的です。(中国おそるべし)

まずは、T6のサイズで、6か所のねじを外します。(上部についている、ゴムを留めている2個のプラスねじは外さなくてOKです。)

上記は、すでに外したカバーを裏側からみた写真です。真ん中の空洞は、SDカードを入れる電池側の部分です。

カバーを外すと基盤が見えてきますので、中央より少し上にある、T5ねじを1か所外します。

 

B故障原因

まあ、一種の欠陥と言えるかもしれませんが、下記が基盤についているスイッチです。

カバー側に付いている正常なスイッチは、下記のようにゴムカバーに付いている突起した形状になっています。

これが、基盤についているスイッチを押すのですが、下記のように少し押す部分が偏っています。

長く使うと、ボタンのゴムが摩耗して欠損するためボタンが陥没してしまい、ゴムが破れるという状況が生じます。

 

C修理方法

修理方法は、非常に簡単な、靴修理用の補修材を使います。コーナンなどのホームセンターに430円位で販売しています。(20mlと50mlの2タイプあるので、小さい方を選択しましょう。)

外側の電源ボタンに塗り込みますが、破れている場所にしみこませるように塗ります。

ただしあまり力を入れるとゴムが突起ごと取れるので要注意です。

内側も、欠損している部分だけでなく、側にもつま楊枝などで塗り込みます。

補修材は、紙の上に出して、つま楊枝などで塗ります。硬化するまで12時間〜24時間かかります。作業は焦らずゆっくりできます。

修理のついでに、他のスイッチにも薄く塗って強化しておきました。

どれぐらい耐えてくれるのかは不明ですがご参考にして下さい。

 

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