飛行機内でのハンディーGPSでの遊び方
平成26年9月から飛行機内での電子機器利用のルールが変更となりました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku09_hh_000050.html
http://www.mlit.go.jp/common/001050247.pdf
これまで離発着で禁止されていたデジカメやGPSレシーバが利用可能となりました。飛行機でGPSレシーバを使うとこんなことが楽しめます。
1)飛行機の速度表示
スピードメーターとして使えます。
タキシング(誘導路上) 10〜35km/h
離陸 280km/h (機種や搭載荷物量で異なる。)
巡行速度 650km/h (偏西風や機種、高度により異なる。)
着陸速度 230km/h (風速、機種や重量により異なる。)
上記は画面例です。
高度と速度単位を飛行機らしくフィートとノットに変更してみました。(笑)自作のナビ用ウェイポイントも表示されています。(^^;
右側は高度のグラフです。
もちろんkm/h表示可能です。伊丹空港で9時閉鎖前の混雑のため空中待機(ホールディング)となっています。時速425km、毎分155m降下中。
飛行機の速度ログが取れます。(カシミール3Dでの画面)
2)飛行機の高度測定
いまどれ位の高度かわかります。
(気圧高度計をオフ=「設定」−「高度」の中にある「大気圧モード」を「可変」から「固定」に変更。)(自動校正も「オン」から「オフ」にする必要があります。)この設定をしないと気圧高度計が付いているGARMINの場合は、飛行機内が与圧されているため正確な高度を計算してくれません。
この設定を行わないと左のように高度1000m付近で上昇が止まります。機内の与圧が1000m付近相当ということですね。右が気圧高度計をオフにした状態です。正しく高度が表示されます。ただしこの設定を戻し忘れると山でのログがおかしくなるのでご注意下さい。
カシミール3Dで高度ログを表示してみます。
3)飛行現在地、ルート表示
飛んでいる場所が一目でわかります。福岡空港着陸なのに、熊本に向かっています。
この日は、季節風が強かったためいつもと反対側からの進入となりました。久留米上空でUターンして福岡空港に向かっています。
上記は別の日ですが、サークリングアプロ―チと呼ばれる、空港を周回して反対側から着陸する様子です。普段と反対側からの着陸は、風に向かって着陸するためなのですが、中洲川端や天神が良く見えるので楽しいコースです。
この日は、GPS受信状況も良かったです。
伊丹空港へのアプローチです。
タキシング&ゲートに向かう様子も分かります。
オープンソース(無償)地図は正直視にくいです。
OSS地図は、誘導路は丁寧に描かれています。
4)飛行ルートがログで残せます。
福岡空港への離発着
大阪伊丹空港へのアプローチ
空港が午後9時に閉鎖となるため、福岡からの最終便は、ほぼ毎回空中待機されられます。(1周約7〜8分)
離陸後は結構左右に振れるのですね〜。風の影響でしょうか。
空中待機のログをGoogle Earth上でステレオ画像にしてみました。関西空港が右側に見えています。大阪伊丹空港への着陸待ちのホールディングパターンは
あまり良いアングルではありませんね。(^^;
空中待機は、基本SHINODA(信太山の自衛隊基地にあるVOR/DME)で行われます。
飛行機でGPSを受信するためには窓際に座る必要があります。窓から1m位離れると受信しませんのでご注意です。