アラスカの植物

タイガ
 アラスカには,「タイガ」と呼ばれる針葉樹林帯が存在します。樹林はトウヒ,モミ,カラマツなどの仲間からなります。熱帯林や温帯林と比べて少数の樹種からなる単木林が多いのが特徴です。
 この地域は雨はあまり降りませんが,蒸発量も少ないためむしろ水分は過剰気味です。この水分と,低い気温のため枯れた枝や落ち葉の分解が妨げられ,泥炭として蓄積し,湿原を形成しています。

ツンドラ
 ツンドラの冬は大変厳しく,ヤナギやカバなどの低木などしか見られなくりますが,3〜4カ月ほどの短い夏の間には大地がコケ類や地衣植物に覆われます。夏になると亜寒帯林からトナカイ,グリズリー,オオカミなどの大型哺乳類がやってきたり,繁殖のためにガンやカモの仲間などが大量に渡ってきます。デナリ国立公園は高地ツンドラです。
 
森林限界 タイガ 川(氷河でにごる) アラスカトウヒ ツンドラ
デビルスクラブ ブルーベリー コケモモ チングルマ
ヤナギラン ヤナギラン綿毛 ノコギリソウ サルオガセ